接骨院開業資金を日本政策金融公庫から調達したOさん
整骨院を開業する場合、どれくらい融資が受けられるかご存知ですか? 今回は、世田谷区で整骨院を開業したOさんの事例をご紹介していきます。
1,200万円の融資を日本政策金融公庫から受けることに成功したOさんの事例
代表者様が貯めたお金は、120万円 ご両親からの支援が100万円 でした。 一般的には、この条件ですと、500万円~800万円しか受けることができないのですが、Oさんの経験値と、事業計画が評価され、1,200万円の借入に成功しました。
※Oさんは当初、1,000万円を希望しておりましたが、日本政策金融公庫との面談当日に、1,200万円までいけそうだったので、借入希望額を上昇させ融資を受けました。
Oさんが日本政策金融公庫からの融資に成功した理由
Oさんが日本政策金融公庫から高額の融資に成功した理由は、過去の経験が素晴らしかった点と、事業計画書の作成を資金調達の専門家に依頼し、完成度の高いものを提出したためでしょう。 評価された過去の経験とは、整骨院での勤務経験と、クリニックの勤務経験です。 創業する業務内容と同様の業務を過去に行っていると経験が高く評価されます。 Oさんは約10年の勤務経験が評価されました。 過去の経験があまりないと、評価が低くなってしまうため融資に受かる可能性が低くなることを覚えておきましょう。
整骨院を開業するために一般的に必要になる金額の例
≪設備資金≫ ・内外装工事費用 ※1坪30万円程度 ・治療器 ※何を購入するかで大きな差がでます。 ・店舗の保証金 ※場所によって、3か月~12か月と変動します。 ≪運転資金≫ 月商の3か月分程度 ※毎月の売上が100万円と考えている方は、300万円程度が運転資金として必要となります。
融資に成功した理由①
Oさんのご経歴 この融資でもっとも評価が高かったのが経験値です。 柔整の専門学校を卒業後、整骨院に6年勤務し、クリニックで4年勤務しておりました。 勤務しているクリニックからの紹介でお客様も見込まれるということから、安定した売り上げが計上できるというという評価で融資を受けることに成功しました。
融資に成功した理由②
セールスポイント ・整形外科で培った知識と経験を活かした外傷への処置と医療機関との連携が可能 ・運動スペースを設けて運動を通じて子供から高齢者に向けての積極的な治療を目指す ・アスリートに向けては確実な治療計画を提示して運動を続けながら治療を進めることが可能 ・その場の治療効果だけでなく、根本的な問題解決した治療を提供する
融資に成功した理由③
創業計画書の完成度を上げる! 創業計画書を作成する上で、大切なポイントは、数字をしっかり作成することです。
大体売上はこれくらい! と主張しても何も根拠がないため、1人あたりの平均単価は〇〇円で、1日の来院数は〇人と考えながら作成することが大切です。 ざっくり作って、何も回答することができなければ、日本政策金融公庫の担当は、理解することができませんので、日本政策金融公庫の担当を納得させる説明をすることが大切です。 数字に弱い方は、なかなか日本政策金融公庫の担当者を納得させる資料を作成するのが難しいかもしれません。
そんな方は、悩み苦しみ無駄な時間を多く使うより、このOさんのように資金調達の専門家(認定支援機関)に依頼した方が良いでしょう。
創業者の融資の支店決裁権を覚えておくことが大事!
日本政策金融公庫で創業時に融資を受ける場合、状況によって支店の決裁権が変わります。 資金調達の専門家(認定支援機関)を経由して融資を受けた場合の支店決裁権 2,000万円 資金調達の専門家(認定支援機関)を経由せずに、ご自身で融資を受けた場合の支店決裁権 1,000万円 自分で申し込みをして融資を受けた場合、1,000万円を超えることになると、本社での決裁が必要になります。
本社での決裁が必要になれば、チェックする人が増えるので、融資を受けにくくなります。
1,000万円を超える融資を受ける場合には、資金調達の専門家(認定支援機関)を経由した方が有利と言えるでしょう。
Oさんも、資金調達の専門家(認定支援機関)を経由して融資を受けたことで、1,000万円以上の融資に成功しました。
専門家からのアドバイス!
整骨院は融資を受けやすい? 整骨院を開業する方の多くは、整骨院やクリニックで数年勤務し、その後開業されると思います。
経験値が評価されるため、いろいろな業種がある中でも整骨院は融資が受けやすい業種と言えます。
まとめ
自己資金が少なく開業を諦めかけていたAさんでしたが、本人がビックリするような額で日本政策金融公庫からの融資も決まり、無事接骨院を開業されました。これには、ご本人の開業したいという強い意思と開業を考えた早い段階から資金調達の専門家に相談した点がポイントだったのかもしれません。
開業するにはやらなければいけないことがたくさんあります。
全部一人で抱え込まず、本人が得意とすることに集中し、不得意なことは専門家に相談してみることも重要な経営者になるためのノウハウかと思います。
平成24年8月以降 副業で税理士事務所勤務や広告代理事業、保険代理事業、融資支援事業を経験。
平成27年12月、株式会社SoLabo(ソラボ)を設立し、代表取締役に就任。
お客様の融資支援実績は、累計6,000件以上(2023年2月末現在)。
自身も株式会社SoLaboで創業6年目までに3億円以上の融資を受けることに成功。
【書籍】
2021年10月発売 『独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方38の秘訣』(幻冬舎)
【運営サイト】
資金調達ノート » https://start-note.com/
創業融資ガイド » https://jfc-guide.com/
経営支援ガイド » https://support.so-labo.co.jp/
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