エステサロン開業で一度審査否決されたが半年以内に融資成功した体験事例

【エステサロンの創業融資】一度審査否決されたが半年以内に融資成功した事例 起業のための資金調達 – 美容(美容院・ネイル・エステ・フィットネス)

融資審査に落ちても資金調達はできる!?

日本政策金融公庫の融資に失敗すると「半年以上は融資受けられなくなる」と聞いたことがある方もいらっしゃるかと思います。

今回は一度ご自身で日本政策金融公庫に申し込んで否決されてしまったが、認定支援機関に相談して半年以内に再度挑戦し、見事融資に成功したYさんの事例をご紹介します。

 

「半年以上は融資受けられなくなる」は本当か? 

一般的には一度審査落ちたら最低半年間は受けられないと言われています。

(申し込み自体はできますが、結果は同じになってしまいます)

 

しかし実際にはどうかというと、 “審査落ちした原因が改善されていれば受けられます”

 

半年間というラインは状況が改善されるにはだいたい半年間はかかりますよね、というところから生まれてきています。

審査落ちした理由が「自己資金が少ない」であれば自己資金貯めるためには最低でも半年間はかかります。

「事業経験が足りない」という理由であれば、どこかで経験値積むには最低でも半年間(実際には1年以上かかる場合もあります)はかかります。

 

したがって審査落ちた理由が「事業規模が大きすぎる」や「事業の見通しがなさすぎる」ということであれば状況が改善されれば半年以内でも成功する可能性があります。

  • 希望していた物件を変更して家賃・保証金の安い場所にして事業規模を縮小してスタートする
  • 売上の見通しについても取引先と業務委託契約が結べて安定した収入が確保できることが明らかとなった

など、当初と比較して改善されていれば受けられます。

 

半年以上経っていてもまた審査落ちするケース

審査落ちした理由が

  • 過去に自己破産をしている
  • 現在クレジットブラックになっている
  • クレジットカードや公共料金の返済遅延多い 

 

上記のような場合は半年どころか3年5年以上経っていないと落ちる可能性が高いです。

一度審査落ちした方は、日本政策金融公庫の担当者に落ちた理由を確認しておくことが、次に融資を申し込む際に重要になってきます。

 

Yさんが日本政策金融公庫の融資審査否決された理由

前提条件

業種:エステサロン

業界経験:8年

自己資金:100万円

 

以下、Yさんが融資の審査に落ちた理由になります。

 

①事業規模が大きすぎる

当初検討していた物件がスケルトンタイプだったため、内装費用が非常に高く借入希望額が950万円でトータルの事業規模が1,050万円と高額でした。

融資希望額に対して自己資金が少なかったため、事業規模が大きすぎると評価されました。

 

②事業計画が甘い

売上の計画値も創業当初からフル稼働の状態で計算して提出しており、

この計画では実現可能性が低い、また、この計画が達成できない場合は借入金の返済も難しいと判断されました。

 

③自己資金の出処が不透明

自己資金100万円ありましたが給料が現金手渡しであったため、預金口座に入れておらずどのように100万円貯めたかが不透明でした。

自己資金を現金で持っている、というのはそれを証明するのが難しいので自己資金とは認めてくれません。

 

以上の3点でした。

 

Yさんが2度目の審査で融資に成功した理由

前述の審査落ちの結果が来た直後、ご自身で再度申し込むのはリスクが高いと判断し、認定支援機関に相談しました。そして下記の改善を行います。

 

①事業規模の縮小

まず事業規模を縮小するために、スケルトン物件ではなく居抜き物件を探して内装費用を抑えました。

家賃が当初よりも安い物件だったため、事業規模が1,050万円から600万円まで縮小することができました。

自己資金に対しても適正な規模であると判断されて融資に成功しました。

 

②事業計画の策定

売上の計画について、現状Yさんが勤務先でかかえている常連客の方々のリストを作成していただき、

この中から7割の方が来店していただけてプラスで新規で何名という計算で計画値を策定しました。

前勤務先から新物件が近い場所にあったためこの計画値は実現可能性が高いと判断されました。

創業の場合、売上高はすべて見込みになりますが、見込みの根拠資料をいかに揃えられるかが鍵となります。

認定支援機関と一緒に作成した事業計画が評価されて無事に融資に成功しました。

 

③自己資金の証明

現金で所持していたため、本当に持っているかが確認できませんでした。

まず一度すべてを預金口座に預け入れを行い、本当に100万円があることを通帳で示します。

しかしこれだけでは誰かから借りてきた「見せ金」と判断されてしまいます。

Yさんは給与明細を過去勤務していた時のものを提示し、家賃や公共料金支払い金額も提示することで、

100万円は貯められたであろうことを根拠資料で示すことができたので、この100万円を自己資金と認められました。

 

この自己資金を証明することが一番難航した点です。

Yさんは根拠資料を多く提出できたので認められましたが、基本的に現金で持っているお金は自己資金としては認められません。

必ず預金口座を使用してお金を貯蓄管理するようにしましょう。

 

まとめ 

いかがだったでしょうか。

審査落ちた後、半年間は融資受けられないというのは状況改善するために一般的にかかる期間ですので、状況が改善されていれば半年以内でも融資を受けることが可能です。

(ちなみにYさんは落ちた2か月後に融資成功しました)

審査落ちを経験した方は必ずその理由を担当者に確認するようにしましょう。

また、融資に通る可能性が低い状況でご自身で融資申し込むと審査落ちになる可能性が高いです。

そうなる前に一度認定支援機関に相談して進め方を決めてはいかがでしょうか。

株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
【プロフィール】
平成22年04月 資格の学校TAC入社、財務諸表論講座講師を5年間務める
平成24年04月 税理士事務所で勤務
平成24年08月 個人で融資サポート業務をスタート
平成27年12月 株式会社SoLabo設立
現在までの融資実績は1600件以上

【書籍】
『独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方35の秘訣』(幻冬舎)

【運営サイト】
資金調達ノート » https://start-note.com/
創業融資ガイド » https://jfc-guide.com/
inQup     » https://inqup.com/

【 動画で確認! 】株式会社SoLabo代表 田原がチバテレビに出演しました。