美容院の創業融資成功ー日本政策金融公庫から1000万円の融資に成功した事例

【新創業融資】美容院の開業資金で1000万円の融資に成功した事例 更新日:2018.06.13 公開日:2018.06.13起業のための資金調達 – 美容(美容院・ネイル・エステ・フィットネス)
日本政策金融公庫 美容室

日本政策金融公庫から1,000万円の融資に成功した事例

飲食、美容、アパレルと生活に密着した業種での創業を予定されている方から多くのご相談を頂きます。今回は、その中でも美容院の開業のため日本政策金融公庫から1000万円の融資を受けたMさんの事例をご紹介させて頂きます。

Mさんはこんな人
・業界経験20年近く
・複数店舗の立ち上げを経験
・自己資金として300万円 

初回の日本政策金融公庫で1000万円の成功した、Mさんですが、弊社で日本政策金融公庫を選択して融資を受けて頂いたのには理由があります。

日本政策金融公庫が融資を受ける際に、重要視している3点を満たしていたためです。

その3点とは、

◆経験
日本政策金融公庫の基準としては6年を目安に経験があるとみなされます。

◆自己資金の準備
創業にあたって計画性があるとみられる大きな要素となるものが自己資金となります。
目安としては自己資金の2倍~3倍が融資可能金額とされます。
※総合的な判断がされるため、信用情報に傷がある場合には、減額になることもありますし、前職、または今までの経歴の中で実績がある場合には増額しての融資となることもあります。<br><br>

◆売り上げ見込みの提示
日本政策金融公庫から融資を受ける場合にも、借入となりますので、当然返済があります。

創業当初は売り上げが立たないケースもありますので据え置きという利息だけの支払でいいですよという期間もありますが、基本的には元金の返済がありますので、返済可能性が見られます。

そのため、開業後の売り上げ見込みの作成提出が可能であれば、創業当初からの売りの見込みがあり、返済可能性が高いと判断されます。

今回、Mさんのケースでは業界経験が20年近くあり、自己資金も300万円以上有していらっしゃいました。

目安となる、融資金額よりも多くの資金調達が可能になったのは、今までのご経歴の中で複数店舗の新規立ち上げ、軌道に乗せるまでの店長経験、既存のお客様の来店見込みリストを100名以上ご用意頂いた結果1000万円の資金調達が可能になりました。

 

日本政策金融公庫で融資を受けたあとの資金調達

今回は、Mさんに日本政策金融公庫からの資金調達をご紹介しましたが、この後の運転資金、設備資金を追加で受ける方法もあるのでMさんに紹介していくつもりです。
一部を紹介させて頂きます。

 

保証協会からの追加融資 

メジャーなところからご説明させていただきますと保証協会付きの融資をご説明いたします。
都道府県、または市区町村で取扱っている融資制度となります。
保証協会を通すことで金利が低く融資が受けられます。こちらがメリットです。
デメリットとしては、審査期間が中長期化しがちであるということです。
原因としては、日本政策金融公庫からの審査の場合、日本政策金融公庫単体の審査で済むところを、保証協会付きの融資の場合、金融機関での審査、保証協会での審査が必要になるため時間がかかります。 

日本政策金融公庫からの融資後に受けやすい制度となっています。

 

金融機関からのプロパー融資 

某金融機関の商品となりますが、日本政策金融公庫から融資を受けた方限定のプロパー融資が存在します。
金利は日本政策金融公庫からの融資、保証協会付きの融資と比べて高いですが、キャッシュとして運転資金、設備資金として持っておけるので、創業当初の経営者様には嬉しい商品です。
上限金額が500万円、また日本政策金融公庫から融資を受けた金額までと上限、成約はありますが、ご希望によってはご案内が可能です。

 

車担保融資 

車担保融資は動産である、車を担保に融資が可能という制度です。
金額は日本政策金融公庫からの融資を含む、前述した3つのものより少額になってしまいますが、急ぎの場合や少額での金額補填の場合には有効な手段です。

 

まとめ

日本政策金融公庫から融資を受ける際には、3点をプレゼン出来るようにしましょう。
・経験
・自己資金
・売り上げ見込みの提示 

資金調達の手段は様々です。
お付き合いのある金融機関がある場合には打診して頂くのも有効ですし、資金が潤沢なタイミングであれば新規のお取引先として信金さん(中小企業へ注力している場所も多くおすすめです)との定期積金から開始してみるのもいいでしょう。

何かが起きる前に金融機関との関係性を構築し、安定した事業展開、事業拡大をしていきましょう。資金調達にお困りの際には、ご検討下さい。

 

株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
平成22年8月、資格の学校TACに入社し、以降5年間、税理士講座財務諸表論講師を務める。
平成24年8月以降 副業で税理士事務所勤務や広告代理事業、保険代理事業、融資支援事業を経験。
平成27年12月、株式会社SoLabo(ソラボ)を設立し、代表取締役に就任。
お客様の融資支援実績は、累計6,000件以上(2023年2月末現在)。
自身も株式会社SoLaboで創業6年目までに3億円以上の融資を受けることに成功。

【書籍】
2021年10月発売 『独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方38の秘訣』(幻冬舎)

【運営サイト】
資金調達ノート » https://start-note.com/
創業融資ガイド » https://jfc-guide.com/
経営支援ガイド » https://support.so-labo.co.jp/

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