建設業の事業拡大で600万円の融資に成功した体験事例

【建設業事業拡大融資】兵庫県姫路市の建設業(足場組立等)を行う会社で自社サービスの拡大のための融資を600万円借りた事例 更新日:2018.01.17 公開日:2018.01.17起業後の資金調達 – 不動産(販売・仲介・内外装・リフォーム)
建設業で日本政策金融公庫から起業後融資を受けた事例

建設業の融資事例!日本政策金融公庫から600万円の資金調達で事業拡大!

会社設立後、2年半ほど、業務依頼を下請けで受けながら、お客様との人脈や経験を積み上げていました。 今回、溶接機の導入により、売上拡大が見込めると踏んで日本政策金融公庫からの融資を検討したようです。 自己資金は50万円と心細い状況でしたが、売上も年々伸びているので、その点をしっかり説明し、日本政策金融公庫から600万円の融資に成功ました。創業後の融資事例としてご紹介させていただきます。

600万円の融資を日本政策金融公庫から受けることに成功したAさんの事例 

ご相談いただいたタイミングは、すでに、2期事業が終わっており3期目の途中でした。

確定申告上売り上げは右肩上がりでしたが、外注費がかさみ、自己資金がなかなか作れていない状況でした。

しかし、今までの実績のおかげでお客様からの依頼数も増え、安定して売上を上げる事が出来ていました。

依頼の中で、足場の組み立てだけではなく、鉄板などの溶接の依頼を受ける機会が多くなり、自社で対応できるようにしたいと計画を立てました。

 溶接用の設備を導入することで、日中の活動時間以外でも収益を上げられるように取り組む計画としました。

他行でも借入が500万以上あり日本政策金融公庫からの融資が可能かわからないということで、資金調達の専門家(認定支援機関)に相談した結果、今後の事業展開を拡大する意図を伝えることができ、600万円の融資に成功しました。

 

日本政策金融公庫からの融資に成功した理由①売上推移

Aさんはすでに売上が2年半の間あり、右肩上がりに成長している点が評価されました。

 ここで重要なのが、売り上げ拡大に伴い経費が大きくなるのではなく、削減できる余剰があったことです。

外注費が大きく膨らんできていたので、新規事業を導入することで自社社員の教育にも注力できるうえに、外注費が削減出来ることが説明できました。

自己資金を計画的に貯めているかどうかで、融資を受けた後の返済計画に対して、しっかりと対策してくれるのかを判断されることが多いです。

 当たり前ですが、日本政策金融公庫の融資担当者から事業の成長性を感じてもらえた事も融資に成功した理由のひとつです。

 

日本政策金融公庫からの融資に成功した理由②新規事業に対してお声がけいただいた実績

 今までの事業とは別に、まだ事業として開始していない溶接の件で、現クライアント先からお声がけを受ける機会が多くありました。

よって営業活動をすることなく、獲得できる売り上げがどれくらいか見込むことが可能でした。

売上を見込むことができているため、設備導入費の融資をしても回収可能であると判断された可能性があります。

 

日本政策金融公庫からの融資に成功した理由③他行からの借り入れ実績

借入実績が他行にあると、状況によっては厳しい判断をされますが、他行が貸している理由を考えてプラスアルファで貸してくれることもあります

しかしあくまで、事業の将来性や、現状の売り上げ数字に伴った審査がされますので、他でも借りているから公庫でも借りやすくなるというわけではありません。

 

まとめ

融資を受ける場合、やはり大事になるのが事業の成長性を日本政策金融公庫の担当に感じてもらうことが重要です。

サービス説明や、今後の販路の候補、顧客のリスト化、翌月以降の売り上げが分かる物や業績推移などを細かく作成し、融資を受けましょう。

いかに拡大計画がうまくいくのかという点をしっかり説明する事が出来ていれば、日本政策金融公庫の担当に納得してもらうことが出来ます。

 

お金があれば出来るのに。

千載一遇のチャンスなのに資金がない。

 

 と諦めるのではなく、資金調達を上手に活用し事業拡大に利用しましょう。

また、雇用維持や、雇用拡大計画について資料を添えて提出することで、より信憑性をもって説明することが出来るはずです。

手間と思わず、拡大計画を的確に伝え、個人事業主の方でも、早めに準備・対策をしておくことをオススメします。

 

株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
平成22年8月、資格の学校TACに入社し、以降5年間、税理士講座財務諸表論講師を務める。
平成24年8月以降 副業で税理士事務所勤務や広告代理事業、保険代理事業、融資支援事業を経験。
平成27年12月、株式会社SoLabo(ソラボ)を設立し、代表取締役に就任。
お客様の融資支援実績は、累計6,000件以上(2023年2月末現在)。
自身も株式会社SoLaboで創業6年目までに3億円以上の融資を受けることに成功。

【書籍】
2021年10月発売 『独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方38の秘訣』(幻冬舎)

【運営サイト】
資金調達ノート » https://start-note.com/
創業融資ガイド » https://jfc-guide.com/
経営支援ガイド » https://support.so-labo.co.jp/

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