どうやったら自分のCIC情報を開示できる?
CICとは、個人のクレジット履歴やローン利用に関する信用情報の管理や開示を行っている信用情報機関のことです。
自分の信用情報が気になる方は多いのではないでしょうか?
「CIC開示したいけど、どうやったらいいの?」
「開示したらどんな情報を確認できるの?」
「本人以外でも開示できるの?」 といった様々なご質問にお答えしていきます!
1.CIC開示で確認できる情報とは?
CICを開示すると、「信用情報開示報告書」というものを見ることが出来ます。
この信用情報開示報告書は大きく3つに分かれており、
これを見て、自身の信用情報を確認することが出来るのです。
ではその3つとはどんな情報なのでしょうか?
①クレジット情報
CICに加盟するクレジット会社と契約した、クレジットやローンなどの契約内容や支払状況、残高などといった情報を確認することが出来ます。
「契約した会社名・氏名・生年月日・電話番号・契約内容・契約年月日・契約金額・請求額・入金額・残高・返済状況・入金状況」などです。
②申込情報
新しくクレジットやローンなどの申込をした際に、クレジット会社があなたの支払能力を調査するために確認した情報のことです。
具体的には「申し込んだ会社名・氏名・生年月日・電話番号・確認した日・契約予定額・申込をした商品の内容」を確認することが出来ます。
③利用記録
CICに加盟するクレジット会社が、クレジットやローンなどの利用状況や返済状況を調べるために信用情報を確認した記録です。
「利用した会社名/氏名/生年月日/電話番号/確認した日/確認した目的」などを確認出来ます。
こちらの記事では、さらに詳しく信用情報開示報告書の見方を紹介しています。
2.本人以外がCICを開示することは出来る?
基本的に、本人以外が開示することは出来ません。
ただし、本人から委任を受けた任意代理人や法定代理人、法定相続人であれば、信用情報の開示は可能です。
3.CIC開示方法①パソコンやスマートフォンでのインターネット開示
全国どこからでもパソコンやスマートフォンで信用情報を即時に確認できる方法です。
インターネット開示を行う前に、
- 本人名義のクレジットカード
- 運転免許証(なくても可)
- 筆記用具と紙
を用意しておきましょう。
①受付番号を取得
クレジット契約をした時に登録した電話番号から「0570-021-717」に電話をかけ、受付番号を取得します。受付番号はメモを取っておきましょう。
受付番号の有効期限は発行から1時間なので注意が必要です。
②CIC公式サイトの「パソコンで開示」または「スマートフォンで開示」にアクセス
③利用規約・承諾内容の確認
④必要事項を入力
「受付番号・氏名・生年月日・現住所と郵便番号・電話番号・運転免許証番号・クレジットカード番号とセキュリティコード」
⑤パスワードを発行
「受付番号+クレジットカードの有効期限」(再開示の場合は受付番号+0000)
⑥パスワードを入力
⑦信用情報開示報告書を表示
受付番号を発行してから1時間を超えると、再開示手続き(受付番号再発行、一部本人確認情報等の再入力)が必要になってしまいます。
信用情報開示書の表示は受付番号が有効な1時間以内に行いましょう。
インターネット開示の受付可能時間は8:00~21:45です。
また、手数料の1,000円はクレジットカード決済で一括払いのみです。CIC指定のクレジットカード以外は使えないのでご注意ください。
利用可能なCRカードはこちらで確認することが出来ます。
当該クレジットカードを持っていない場合は、郵送または窓口で開示請求を行う必要があります。
受付番号を取得してから1時間を超えてしまっても、96時間以内なら再開示が可能です。それを超えてしまうと、再度手数料1,000円がかかってしまうのでご注意ください。
4.CIC開示方法②郵送開示
①必要書類を用意
必要書類は、お申込み者ごとに異なります。
◯本人(本人が情報を開示する場合)
- 信用情報開示申込書
- 本人確認書類
◯任意代理人(本人から依頼を受けた代理人が申し込む場合)
- 信用情報開示申込書(代理人用)
- 本人確認書類(任意代理人自身の)
- 委任状(委任者の実印の捺印が必要)
- 委任者の実印の印鑑登録証明書(発行日より3ヶ月以内の原本)
- 委任者の本人確認書類
◯法定代理人(親権者又は後見人が申し込む場合)
- 信用情報開示申込書(代理人用)
- 本人確認書類(申込み者である親権者もしくは後見人の方の)
- 親権者:ご本人との関係がわかる戸籍謄本
- 後見人:ご本人との関係がわかる公的書類
◯法定相続人(本人が亡くなっている場合)
- 信用情報開示申込書(法定相続人用)
- 本人確認書類(法定相続人の方の)
- 申込者が法定相続人であることが確認できる証明書類
- 開示対象者が亡くなったことがわかる証明書類
より詳しい内容はこちらで確認することが出来ます。
②1,000 円分の定額小為替証書の用意
情報開示の手数料として、1,000 円分の定額小為替証書を用意しましょう。
定額小為替証書はゆうちょ銀行で発行しています。
こちらをご確認ください。
③必要書類一式と手数料の定額小為替証書をCICへ郵送
送付先は以下の通りです。
〒160-8375 東京都新宿区西新宿1-23-7 新宿ファーストウエスト15階 (株)シー・アイ・シー 郵送開示センター 宛 |
④信用情報開示報告書が到着
報告書は「簡易書留・親展」で郵送されるため、必要書類を送付してから報告書の到着までは10日程かかります。
法定相続人の開示は確認事項が多いため、10日以上かかってしまう可能性があります。
報告書の送付先は以下の通りです。
◯本人
本人に郵送
◯任意代理人
委任者本人に郵送
◯法定代理人
法定代理人に郵送
◯法定相続人(本人死亡の場合)
法定相続人に郵送
5.CIC開示方法③窓口開示
①必要書類を用意
必要書類は、お申込み者によって異なります。
◯本人(本人が情報を開示する場合)
- 本人確認書類
- 手数料500円
◯任意代理人(本人から依頼を受けた代理人が申し込む場合)
- 本人確認書類(任意代理人自身の)
- 手数料1000円
- 委任状(委任者の実印の捺印が必要)
- 委任者の実印の印鑑登録証明書(発行日より3ヶ月以内の原本)
- 委任者の本人確認書類
◯法定代理人(親権者又は後見人が申し込む場合)
- 本人確認書類(申込み者である親権者もしくは後見人の方の)
- 手数料500円
- 親権者:ご本人との関係がわかる戸籍謄本
- 後見人:ご本人との関係がわかる公的書類
◯法定相続人(本人が亡くなっている場合)
- 本人確認書類
- 法定相続人(配偶者または子)と開示対象者(亡くなられた方)との続柄が記載されている戸籍謄本
- 開示対象者が亡くなったことがわかる証明書類
- 手数料500円
②CICの窓口へ行く
窓口は全国に7か所あります。
首都圏開示相談室(新宿)、北海道開示相談室(札幌)、東北開示相談室(仙台)、中部開示相談室(名古屋)、近畿開示相談室(大阪梅田)、中四国開示相談室(岡山)、九州開示相談室(福岡天神)
受付時間は、月~金(土・日・祝日・年末年始は受付不可)
10:00 ~12:00 / 13:00~16:00です。
予約制ではないので、受付順に案内されます。
③申込みと本人確認
窓口に設置されているセルフ開示端末「C-touch」を操作し、手続きに必要な項目を入力します。
その後、受付カウンターで用意した必要書類を提示してください。
④信用情報開示報告書を受け取る
◯本人
本人に手渡し
◯任意代理人
委任者本人に郵送
◯法定代理人
法定代理人に手渡し
◯法定相続人(本人死亡の場合)
申込者に手渡し
まとめ
CICは融資審査や各種ローン審査に使われる非常に重要な情報を管理しています。
自分の信用情報を確認するには、インターネットでの開示や郵送開示、窓口開示など3つの方法があります。中でもインターネット開示は、思い立った時にどこでも情報を閲覧できるのでおすすめです。
また、クレジットカードを利用せずにCICで信用情報を開示する方法については下記をご確認ください。
参考:クレジットカードを利用せずにCICで信用情報を開示する方法とは?
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