【平均2か月かかる信用保証協会付き融資を3週間で終わらせてみた!】

【平均2か月かかる信用保証協会付き融資を3週間で終わらせてみた!】 起業後の資金調達 – 起業後に実施しておくべき準備
信用保証協会 融資

信用保証協会付きの融資とは?

 個人事業主の方、法人として事業の経営をされている方の中には融資を検討されている方も少なくないのではないでしょうか。

  今回は、以前に記載した信用保証協会付きの融資を先日、弊社でも行いました。
書類の作成・用意に時間のかかるといわれている融資手続きを行いましたので、実際どのくらいかかるのか、どこに手間がかかるのか要点も抑えて記載させて頂きます。
量は多いですが、資料の作成や面談時の注意点など参考にしていただければと思います。

1.信用保証協会付き融資とは?

 

まずは信用保証協会についてご説明いたします。

信用保証協会とは、中小企業と金融機関と信用保証協会の三者で成立し、万が一中小企業が返済困難になってしまった場合、信用保証協会が代位弁済(中小企業に代わって金融機関に返済する)となり、

公的保証人として融資を受けやすくしますよという制度です。

起業して間もない企業や、資金力の弱い企業も対象となりますので、下記をご覧頂き、利用を検討して頂ければと思います。

 

 2.信用保証協会付きのメリット・デメリット

 

<メリット>

  • 融資が受けやすくなる
  • 無担保の枠もある
  • 金利を抑えた資金調達が可能

 

<デメリット>

  • 審査期間が長い(平均2か月程度)
  • 手間がかかる

大きなデメリットとしては、時間と手間がかかるという点のみです。

 

時間がかかる理由は、通常の融資を受ける際には、融資を受ける金融機関からの確認作業のみですが、

信用保証協会付きの場合には、信用保証協会と金融機関の審査があるため時間と手間がかかるということです。

 

以上を把握した上で、着金までの流れをご紹介いたします。

詳細は後述いたします。

 

3.信用保証協会付きの融資の流れ

 

  1. 信用金庫等の信用保証協会付き融資を行っている金融機関への融資の打診
  2. 金融機関から必要書類を頂く
  3. 市区町村等の指定された融資窓口にて面談設定
  4. 中小企業診断士との面談
  5. 必要書類の準備
  6. 再度、中小企業診断士との面談
  7. 金融機関へのあっせん書類の受理
  8. 金融機関へのあっせん書類の提出
  9. 金融機関の調整のもと信用保証協会との面談を実施
  10. 審査終了(追加資料を求められる場合があります)
  11. 着金

 

以上が大まかな流れです。

次に詳細について記載していきます。

 

4.信用保証協会付きの融資で資金調達をしよう

 

◎信用金庫等の信用保証協会付き融資を行っている金融機関への融資の打診

まずは、都道府県、市区町村で信用保証協会付きの融資を行っている金融機関かどうかの確認後、融資の打診をしましょう。

 

信用保証協会は各地域に協会がありますので、下記でお調べいただくといいと思います。

http://www.zenshinhoren.or.jp/others/nearest.html

 

その際に、信用保証協会付きの融資(制度融資)を希望している旨を伝えましょう。

信用保証協会付きの融資には、都道府県、市区町村が契約している金融機関へのあっせん書が必要になります。

可能であれば、あっせん書を取得するため必要書類をいただけます。

まずは、こちらの取得を目指しましょう。

 

◎あっせん書の取得

利用予定の都道府県、市区町村に連絡を取り、面談の日程を調整しましょう。

千代田区の場合になってしまいますが、週に一度面談用にいらっしゃる中小企業診断士との面談が2回以上必要となります。

※初回2時間、2回目以降1時間は必要

 

初回面談の内容としては創業の背景や今までの経験(職務経歴)を聞かれるので、準備しておきましょう。

次に、融資の制度の決定(起業資金や営業資金など様々な種類があります。)を行い、

あっせん書の作成に必要な書類を頂き、書き方を説明して頂きます。決算書、試算表のご用意があれば、お話がスムーズかと思います。

ここまでが初回面談となります。

             

2回目の面談までに、必要書類を記載し、面談に臨みましょう。

必要書類には、必要資金の項目があります。

その際、運転資金・設備資金の使途を明確に記載する必要があります。

運転資金の場合には、目安として直近3ヶ月の運転資金を記載しましょう。

【記載例】 人件費 2700 給与(30万円×3名×3ヶ月)(千円)

※弊社の都合、家賃、光熱水費は割愛しておりますが、通常は記載が必須です。

信用保証協会

 

設備資金の場合には、金額の他に見積りが必要となりますので、用意しておきましょう。

この際に書類に不備があると、訪問する回数、時間もかかってしまうので注意しましょう。

 

書類の作成、必要書類の提出が完了しましたら、数日後にあっせん書が取得できます。

面談の際に今後の流れを確認しておきましょう。

 

◎信用保証協会との面談

あっせん書類を金融機関へ提出し、信用保証協会との面談を設定してもらいましょう。

信用保証協会との面談を行います。弊社の場合、弊社にお越し頂いて面談を行いました。

面談内容は区の初回面談と同じく、

創業の背景や今までの経験(職務経歴)を聞かれるので、準備しておきましょう。

必要書類を追加で提出し、回答待ちとなります。

ここまでで審査が終了し、信用保証協会付き融資が終了となります。

 

◎弊社の場合

弊社では、千代田区の制度を利用しました。

そのため、千代田区役所にて面談を行いました。地域にもよるかと思いますが、今回は区で選任されている中小企業診断士の方との面談を行いました。通常、一週間に一度の面談日程となっており、平均して3度(面談のみで3週間)の面談日程が組まれるとのことでした。

弊社の場合、初回面談の際に、どのような書類が必要なのか、作成する書類の書き方を伺い、準備をしておりましたので、書類の不備なく、あっせん書の受理が行えました。

また、あっせん書の受理後、すぐに金融機関への提出を行い、保証協会との面談の設定を行ったのも平均よりも早く終わらせることのできた要因だと思います。(信用保証協会との面談まで3週間で終了)

【弊社の保証協会付き融資スケジュール】

 信用保証協会2

5.まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

時間と手間がかかってしまう融資ではありますが、必要書類の不備をなくし、用意をすることで時間の削減は可能です。

無担保で融資の可能な枠があり、金利の優遇がきくメリットの大きい資金調達となります。

資金調達の手段として、信用保証協会も活用しながら、事業の安定、拡大をしていきましょう。

 

株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
資格の学校TACで財務諸表論の講師を5年行う。税理士事務所勤務を経て、平成23年より個人で融資サポート業務をスタート。
平成27年12月、株式会社SoLabo立ち上げ。
融資支援業務に力を注ぎ、現在では400件以上の融資支援を行っている。