民間の金融機関に比べ金利が低い日本政策金融公庫で借り換えを考えている方もいるのでは?
日本政策金融公庫は、他の金融機関に比べて金利が安い場合が多いです。そのため、すでに金融機関で融資を受けていたけれど、日本政策金融公庫で借り換えをしたいと考える方もいるようです。
そもそも日本政策金融公庫では、借り換えをすることは可能なのでしょうか?
1.借り換えはできません!
結論から言うと、すでに民間の金融機関でお金を借り入れしている方が、「民間の銀行に比べて金利が低いから」と日本政策金融公庫で借り換えを考えていたとしても、日本政策金融公庫は借り換えに応じません。
2.借り換えできないのはなぜか?
日本政策金融公庫は、政府が100%出資で運営しており、また民間の金融機関である銀行等は民間が運営しております。
もし日本政策金融公庫が、民間の金融機関の融資額を奪い取ってしまったら、金融機関の利息による収入が減ってしまいます。これを民業圧迫と言いますが、民間の銀行の経営を圧迫する事態にならないためにも、民間の金融機関から公庫へ借り換えすることは禁止されています。
3.必要な資金を追加での融資は受けられる?
民間の金融機関で融資を受けていても、追加で資金が必要になった場合には日本政策金融公庫から融資を受けることも可能です。
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4.最初から日本政策金融公庫で融資を受けた方が良い?
日本政策金融公庫での融資は、担保不要、かつ、保証人なしで受けられるのが大きなメリットです。
また融資を受けるまでの期間も短く、金利も安いことから、初めての融資を考えているのであれば、日本政策金融公庫での借り入れが最良の選択と言えるでしょう。
無担保、無保証で融資を受けられる制度は、下記のとおりです。
● 新創業融資制度
● 中小企業経営力強化資金制度
詳細は、メリットが多い日本政策金融公庫の融資制度!中小企業経営力強化資金とは?
● マル経融資制度
詳細は、マル融資で融資を受ける!商工会議所を経由する融資制度のマル系融資とは?
5.まとめ
日本政策金融公庫では、借り換えができません。会社の資金繰りは非常に重要になりますので、もしこれから融資を受けようと検討しているのであれば、最初から日本政策金融公庫の融資制度を活用するのが良いでしょう。
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平成22年04月 資格の学校TAC入社、財務諸表論講座講師を5年間務める
平成24年04月 税理士事務所で勤務
平成24年08月 個人で融資サポート業務をスタート
平成27年12月 株式会社SoLabo設立
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『独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方35の秘訣』(幻冬舎)
【運営サイト】
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