内装工事事業安定のため日本政策金融公庫から200万円の融資に成功した体験事例

【事業安定のための融資】作業場効率改善のために200万円の融資に成功した事例 更新日:2018.02.28 公開日:2018.02.28起業後の資金調達 – 不動産(販売・仲介・内外装・リフォーム)
日本政策金融公庫 事業安定 融資

日本政策金融公庫から200万円の融資!

店舗の創業から1年、内装工事事業の安定と、新規事業の立ち上げで、日本政策金融公庫からの融資を200万円成功したTさんの事例をご紹介します。

200万円の融資を日本政策金融公庫から受けることに成功したTさんの事例

内装のクロスの貼り換え等を行うようになり、9年、安定して取引先からの売上が見込める中で、新たな事業をしたいと考えるようになりました。

それが、内装のクロスの印刷機の導入と、車のラッピングの事業です。

クロス印刷機の導入自体は、もともとの本業の拡大が狙えるということで、すでに見込みもありました。

ですが、車のラッピングに関しては、未知で、融資担当を説得するための材料が必要でした。

そこで、車のラッピングに関しての説明資料はもちろん、すでに売上見込みがあることをプレゼンするための資料も作るということで、融資アドバイザーと面談後、しっかりと予定通りの書類もそろい、融資成功にいたりました。

 今回、どういった資料をまとめて、説明したのか、ご説明いたします。

 

「よくわからなかったけど、相談したらやることはそこまで多くなかったです。」

 Tさんとの面談後、そういった言葉をいただきました。

実際、Tさんの場合、本業としていままでしてきた内装業が順調で、その点に関しては申し分がありませんでした。

ですので、既存事業の運転資金と、新規事業の設備費購入のための資金をお借りするために、新規事業の実現可能性をアピールする必要があるという方向でスケジュールが決まりました。

 

実際にどんな業務なのか説明する

 車のラッピングと聞くと、いまいちイメージが付きづらいと思い、今回は“痛車”と言われる車をあくまでイメージでいくつか資料として写真を付けました。

その上で今回依頼が来ているのは痛車だけでなくサーキット用の車のデザイン等も出来ることを伝え、公庫の担当者にTさんがどういった事業をしようとしているのか、説明しました。

また、クロスの貼り換えでも活用が可能な機材の為、それによって今までかかっていた経費の外注費の削減につながることも説明しました。

 

本当に売上が上がるのか説明する

 新規事業の場合、いかに売り上げが上がるのか、説明材料がある事は非常に重要です。

 今回のケースですと、内装のクロスから、車のラッピングだと関連もなさそうに思えますが、Tさんの趣味がサーキットで長年されており、ご友人からすでに、やってほしいと声をかけてもらっている状態でした。

そこで友人に声がけいただきました。

その結果、3件、Tさんがその事業をやるならお願いしたいという依頼を受けました。

あとはその資料として、その契約書もしくは申込書を添付し、新規事業開業したタイミングで、売り上げが上がる状態を伝えることが出来ました。

 

日本政策金融公庫からの融資に成功した理由

 Tさんが日本政策金融公庫の融資を実行いただけた理由の2点として、 

・事業の安定性

・事業の拡大可能性を伝える

 

この2点は非常に日本政策金融公庫の信頼を得られやすい状態で、面談に臨むことが出来ます。

 資金調達の専門家(認定支援機関)からの依頼にもしっかりと答えてくれたTさんはお仕事と同様、事前準備を徹底して協力してくれました。

 

起業後融資の新事業で融資を受ける場合の注意点

日本政策金融公庫の担当者も上司に伝える際にどう伝えればいいのかを考えてくれています。

そこで、不安要素を少しでもなくし、可能性を感じてもらえる資料を添える事をしましょう。

また、新規事業で売上の見込みがあればそれを添える事もすると、可能性を高められますので、環境が整っていないからといって諦めるのではなく、協力者を探す事も非常にポイントになります。

 

資金調達の専門家(認定支援機関)を活用する

 過去の融資書類作成経験や、面談経験がある認定支援機関のひとたちの話を聞いて、可能性をあげてみるのはいかがでしょうか。

面談時どういった会話になるか、想定できることもありますし、経験者が横にいてくれる安心感もあります。

※面談同席可能かどうかはご自身で認定支援機関へご確認ください。

 

まとめ

個人で面談に行くと6割近くが審査で否決もしくは取り消しになっているとも聞く、日本政策金融公庫の面談。

新規事業で未知の売上だから様子をみてからにしようと言われてしまうともったいないです。ぜひ準備をしっかりして、望みましょう。

 

株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
平成22年8月、資格の学校TACに入社し、以降5年間、税理士講座財務諸表論講師を務める。
平成24年8月以降 副業で税理士事務所勤務や広告代理事業、保険代理事業、融資支援事業を経験。
平成27年12月、株式会社SoLabo(ソラボ)を設立し、代表取締役に就任。
お客様の融資支援実績は、累計6,000件以上(2023年2月末現在)。
自身も株式会社SoLaboで創業6年目までに3億円以上の融資を受けることに成功。

【書籍】
2021年10月発売 『独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方38の秘訣』(幻冬舎)

【運営サイト】
資金調達ノート » https://start-note.com/
創業融資ガイド » https://jfc-guide.com/
経営支援ガイド » https://support.so-labo.co.jp/

融資支援実績 6,000件超独立・開業・事業用資金の資金調達を
ソラボがサポートします。

  • 独立するための資金調達をしたい
  • 金融機関から開業資金の融資を受けたい
  • 手元資金が足りず資金繰りに困っている

中小企業庁の認定を受けた認定支援機関である株式会社SoLabo(ソラボ)が、
あなたの資金調達をサポートします。

ソラボのできること

新規創業・開業の相談受付・融資支援業務、既存事業者の融資支援業務(金融機関のご提案・提出書類作成支援・面談に向けたアドバイス・スケジュール調整等)

今すぐ融資の無料診断