友達にお金を借りるのはリスク?借りる際の最低限のマナーとは?
ことわざに「親しき仲にも礼儀あり」とあるように、いくら親しい間柄でも最低限のマナーは必要です。また些細なことで関係が壊れてしまうリスクもあります。今回は、友人からお金借りるときに考えられる3つのリスクと、そのリスクを抑えるための守るべき4つのマナーについてまとめました。
1.リスク1:信頼関係が崩れる
相手との人間関係が浅かったり、あまりに多額のお金を借りようとしたり、あるいはお金の返済が遅れたり忘れてしまった場合は、相手の警戒心を増幅させ信頼を失う可能性があります。
あなたは友達を信頼して「お金を貸して」と頼んでいるのかもしれません。しかし、頼まれた側からしてみれば、「どうして自分に頼むんだろう?大事に扱われていないのかな?」と感じてしまう可能性もあります。
銀行などの金融機関で融資を受ける場合やキャッシングやカードローンを利用する場合には、厳しい審査があります。それだけお金の貸し借りには、信頼が必要というです。
今後も友達として長く付き合っていきたいのであれば、気軽にお金を借りるのはやめておいたほうが良いでしょう。
2.リスク2:関係を失う
親や兄弟であってもお金の貸し借りを理由に疎遠になるケースは少なくないでしょう。
血縁関係のない友達であればなおさらです。
お金を貸した時点で、「この人とはもう付き合うのはやめよう」と思っている友人もいるかもしれません。
また、あなたを信頼してお金を貸してくれた友達でも返済日を守らなかったり、万が一お金を返さなかったりしたら、一瞬で信用を失う可能性があります。そうなってしまったら、今までの関係は破たんするでしょう。
3.リスク3:トラブルが起こりやすい
金融機関でお金を借りるときとは違い、身近な友達だから借りやすそうと安易な気持ちで友人からお金を借りようと考えている人もいるかもしれません。
ただ親しい間柄だと契約書などを交わさず口約束で済まされることも多く、金額面や期日管理、利息や利子などの件でトラブルになる可能性があります。
こうしたトラブルを避けるためにも借用書をきちんと作成しておくことを検討してください。
借用書について、詳しくは
「借用書や契約書を作成するススメ!親族や知人からお金を借りる際必須!」
をご参照ください。
4.マナー1:理由をきちんと説明する
友達からお金を借りる場合でも、銀行などの金融機関からお金を借りるのと同様に資金の使い道を明確に伝えます。
「起業を考えていてお金が必要だ」ということを正直に話し、
どんな会社を立ち上げようとしていて、何をどのように売り上げて利益を出していくのか、熱意をもって実現性を説明しましょう。
また、借りたい理由ばかり説明するのではなく、借りたお金をいつどのように返すのか明確に伝える必要があります。
今は電話やSNSで手軽にやり取りができますが、お金を借りたいのであれば直接会って相談したほうが、あなたの本気度もより伝わります。
5.マナー2:すぐに返す
当たり前のことですが、借りたらすぐに返済しましょう。
民間の金融機関で融資を受けたら、利息が気になってすぐに返済しますよね。友達なら少しくらい返済を待ってくれるかもしれません。だからといって甘えはNGです。
貸した側は、なかなかお金を返してもらえなくて不安に感じていても、いつになったら返してくれるのかとは言いづらいものです。
返済が遅れるたびに自分の信頼度が減っているんだと肝に銘じて、なるべく早く返すように心がけましょう。
6.マナー3:お礼をする
銀行からお金を借りれば利息が発生します。
友達間の貸し借りで利息は発生しませんが、一定期間お金を借りていたのですから利息を支払うのは当然です。
「貸した分だけ返してくれればいい」という友人もいるかもしれません。その場合は、利息に相当するお礼をするのが良いでしょう。
食事に誘ってご馳走したり、お菓子など何かプレゼントを渡したり、相手の負担にならないように感謝の気持ちを伝えてください。
7.マナー4:繰り返さない
たとえ借りたお金をすぐに返済していたとしても、同じ友達に何度もお金を貸してほしいとお願いするのはやめるべきです。
友人にも友人の生活があります。
あなたの都合ばかりでお金を借りていたら、相手にも迷惑がかかりますし、頻繁にお願いされたら負担に感じる人もいるでしょう。
この間も貸してくれたから、今回も大丈夫だろうと考えるのはやめた方がいいでしょう。
8.まとめ
親しい友人だとしてもお金を借りるにはリスクを伴います。また、最低限のマナーを守らなければ、今まで築いてきた関係はすぐに壊れてしまうかもしれません。
友達からお金を借りるのであれば、無用なトラブルを避けるためにも返済に関しての約束を取り決め、書面で残しておくことが得策かもしれません。
資金調達マニュアルについてもっと見る(一覧ページへ)>平成24年8月以降 副業で税理士事務所勤務や広告代理事業、保険代理事業、融資支援事業を経験。
平成27年12月、株式会社SoLabo(ソラボ)を設立し、代表取締役に就任。
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