信用情報開示(CIC)の手数料はクレジットカードがない場合でも支払える?
金融機関から融資を受けたい場合などに一度確認しておきたい情報のひとつが信用情報です。 CICのサイトを利用することで自分の信用情報を簡単に開示することができます。 インターネットで信用情報を開示する場合、利用手数料の支払いはクレジットカードで行います。しかし、なかにはクレジットカードを持っていない方もいらっしゃるでしょう。 では、クレジットカードがない場合でもCICを利用して信用情報を開示することはできるのでしょうか?
1.CICで開示する信用情報とは?
信用情報とは、
- クレジットカードやローンなどの申し込みに関する情報
- クレジット会社などが顧客の信用を判断するための資料
です。
金融機関等からの借入を申込んだ場合、申込先の金融機関のほとんどがクレジット履歴等のデータを管理する情報機関「CIC(指定信用情報機関)」の信用情報を確認してお金を貸すかどうかを判断しています。
信用情報に傷がある、つまり信用情報がブラックの場合は、クレジット会社などから信用してもらえず、お金を借りることはなかなか難しいでしょう。
自分の信用情報は、本人がCICに申し込みを行うことで開示し確認することができるので、金融機関から融資を受けることを考えているなら、一度開示をおすすめします。
もし信用情報に関して不安や疑問がありましたら、当社株式会社SoLaboにぜひご相談ください。当社は事業資金の融資サポートをこれまでに4,500件以上実施しており、豊富なノウハウでご支援できます。相談は無料です。
2.信用情報をインターネットで開示する方法
信用情報は、パソコンやスマートフォンを利用して申し込みを行うことで開示することができます。
自宅や外出先でもインターネットが利用できる環境であればどこでも信用情報を開示することができるため非常に便利です。
信用情報の開示には手数料が1,000円かかりますが、インターネットでの開示の場合、手数料はクレジットカード払いのみしか利用できないので注意しましょう。
また、信用情報は個人情報なので、手数料の支払いには自分名義のクレジットカードしか利用できません。
【インターネットを利用した開示手順】
①確認
利用する前に下記CICのWebサイトに載っている確認事項を見ておきましょう。
②受付番号を取得
クレジット会社に登録している電話番号からCICに電話をして【受付番号】を取得しましょう。
③インターネット入力
電話で取得した「受付番号」とお客様情報をインターネットの申し込みフォームに入力します。
受付番号を取得してから入力まで1時間以内で行いましょう。
④信用情報開示
PDFファイルによって信用情報が開示されます。
インターネットによって信用情報を開示できる時間帯は8:00~21:45です。
3.クレジットカードがない場合は郵便か窓口で直接開示が可能
CICの信用情報はクレジットカードがなくても、郵便や窓口を利用することで開示して確認することができます。
(1)郵便による開示方法
信用情報は定額小為替証書を利用して申し込むことで、郵便によって開示することが可能です。
手順を確認していきましょう。
①必要書類の準備
CICのホームページに記載されている必要書類を準備します。
本人が開示する場合や任意代理人、法定代理人、法定相続人などの場合で必要書類が異なるのでCICのホームページで確認しておきましょう。
②定額小為替証書を準備
信用情報を郵便で開示する場合、手数料が1,000円必要です。
ゆうちょ銀行で発行されている「定額小為替証書」を1,000円分準備しましょう。
③CICに郵送
①で準備した必要書類と定額小為替証書をCICに郵送します。
④信用情報開示
必要書類や定額小為替証書をCICに郵送してから10日ほどで信用情報の報告書が「簡易書留・親展」で送られてきます。
(2)窓口での開示方法
CICの窓口に行って直接申し込むことで、クレジットカードがなくても信用情報を開示することができます。
インターネットや郵便で信用情報を開示する場合の手数料は1,000円ですが、窓口で開示する場合の手数料は500円です。
①必要書類の準備
申込書や本人確認書類などの必要書類を準備します。
開示する際の手数料500円も用意しておきましょう。
②窓口に行く
CICの窓口に直接申し込みをしにいきましょう。
窓口での受付時間は月曜日から金曜日の10:00~12:00、13:00~16:00です。
予約していくことはできません。
③本人確認
CICの窓口にはセルフ開示端末が設置してあるので、タッチパネルを操作して必要事項を入力した後、受付カウンターで本人確認をします。
④信用情報開示
受付カウンターで本人確認をした後に信用情報が記載された報告書を受けとります。
4.開示した信用情報の記載内容
インターネットや郵便・窓口で開示した信用情報には何が記載されているのでしょうか?確認していきましょう。
信用情報の報告書には
- クレジット情報
- 申込情報
- 利用記録
の3つの項目が記載されています。
①クレジット情報
クレジット情報の項目には、本人の氏名や生年月日、電話番号などの情報と、クレジットに関する契約内容や支払いの状況が記載されています。
毎月の請求に対してきちんと支払いが行われたかどうかを、いくつかの記号を利用して表示しています。
②申込情報
クレジットカードの申し込み等を行った時に記載され、申込者の氏名や電話番号、申し込んだ商品、金額が書かれています。
申込情報は、過去6ヶ月間の情報が記載されるので、借入を申込むまでの6ヶ月間でいくつもの申込を行うと記載される量が多くなりあまり印象が良くなりません。
③利用記録
信用情報を、本人が利用しているクレジット会社などが確認した履歴が記載されています。
消費者金融やクレジットカード会社は、利用者の信用情報を定期的に閲覧して、他社からの借入が増えていないかなどの確認をしています。
5.信用情報に傷がついていた場合、融資審査に落ちる?
CICによって開示した信用情報に傷がついていた場合、融資の審査を通過するのは非常に困難です。
金融機関が融資を行う場合、借入の申し込みをした人の返済能力がどれくらいあるのか、申込者の信用力を見て判断しており、返済遅延などの記載が多くある場合、金融機関から信用してもらうことは難しいためです。
しかし、信用情報は約5~7年で更新されます。どうしても借入が必要な場合は信用情報が更新されるまで待ちましょう。
信用情報に傷がある人でも国の補助は受けられる
信用情報に傷ある状態では、金融機関から融資を受けるのは難しいです。しかし、個人事業主や中小企業の方は、経営改善のための費用のうち最大20万円までを国から補助してもらえる可能性があります。
上記の補助を受けるには、早期経営改善計画という中小企業庁の補助制度を利用する必要があります。早期経営改善計画を利用するには税理士や認定支援機関などの専門家を通さなければなりません。
当サイトを運営するSoLaboは、早期経営改善計画の対応可能な認定支援機関です。現状の信用情報で融資を受けられそうかの無料相談も可能なので、融資と経営改善の双方からのご提案が可能です。
まとめ
CICで信用情報を開示する場合、郵便や窓口を利用することでクレジットカードがなくても手数料を支払うことが可能です。
クレジットカードを持っている場合は、もっとも簡単に信用情報を開示することができるインターネットを利用するのがおすすめです。
また、これから事業資金等の融資をお考えの場合は、申込前に一度自分の信用情報を開示して確認しておきましょう。
平成24年8月以降 副業で税理士事務所勤務や広告代理事業、保険代理事業、融資支援事業を経験。
平成27年12月、株式会社SoLabo(ソラボ)を設立し、代表取締役に就任。
お客様の融資支援実績は、累計6,000件以上(2023年2月末現在)。
自身も株式会社SoLaboで創業6年目までに3億円以上の融資を受けることに成功。
【書籍】
2021年10月発売 『独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方38の秘訣』(幻冬舎)
【運営サイト】
資金調達ノート » https://start-note.com/
創業融資ガイド » https://jfc-guide.com/
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