銀行から融資を受ける!審査を通すポイントとは?

銀行からの融資で審査に通るためのポイントをご紹介!! 起業のための資金調達 – 銀行/信用金庫からの融資
銀行から融資を受ける際に読んでおきたい審査を通すポイントとは

銀行融資を受ける為のコツを知っておきましょう。

経営者であれば、融資による資金調達を一度は経験したことがあるはずです。 融資と言っても色々な融資方法があり、中でも審査が厳しいとされているのが、銀行からの融資です。 今回は、審査が厳しい銀行からの融資で資金調達をするためのポイントについてご紹介します!!

 

 1.銀行の融資とは?

資金調達を行うにあたり、銀行からの融資では、主に4形態があります。

銀行融資 審査 図1

どの形態にも、それなりにメリットとデメリットが存在します。

どの方法が自身の状況に合っているのか、見極めながら融資を受けることを考えましょう。

 

融資を受けるにあたり、銀行融資に限らずどこにでも融資を受けるための審査があります。

融資の審査の中でも、銀行融資は厳しいとも言われています。

そんな厳しい審査でも、通るためのポイント、押さえておくべきポイントを知っておくことで、融資に一歩近づくことができるかもしれません。

会社の将来の為、自身の夢の為にも、ポイントを押さえて、審査に備えましょう!

2.審査通過の為のポイント

Ⅰ.融資を受けたい金額を明確にする

まずは、融資を申し込む際に、受けたい金額を明確にすることが大切です。

誰でも、融資を受けたい理由があるはずですので、その理由を考えた時に、自分が持っている資金以外にあとどれだけの資金があれば足りるのか、考えたらすぐに分かるはずです。

もしも、「借りられるだけ借りたい」というようなことを言ってしまうと、銀行側からは、「自分がやりたいものにいくらかかるのか分かっていない」「やりたいことがはっきりしていない」などと見られてしまい、融資を受けられる確率は大幅に下がります。

Ⅱ.審査に必要な資料を前もって集める

法人で融資を受ける際には、書類も審査の対象となってきます。

主に必要な書類というのが以下の通りです。

銀行融資 審査 図2

これだけの資料が必要となる事を覚えておきましょう。

この中で最も重要視されるのが、事業計画書です。

現在の経営状況があまり良くなかったとしても、提出する事業計画書には、前向きに、今後成長の見込みがあるという事が分かるような事業計画書の作成を心がけてください。

銀行融資 審査 図3

資料が多く注意点もあり、面倒くさい、と思う方もいるかもしれませんが、全ての注意点が、自身の印象を良くすることにも繋がります。

また、提出された資料が、審査対象の大半を占めることにもなります。

その為、適当な書類では、当然審査にも通りにくくなってしまいます。

融資を受けると決めた際には、審査で必要となるであろう書類等はあらかじめ調べておき、早めの準備・提出ができることが最も望ましいと言えます。

Ⅲ.決算書(損益計算書)の作成のポイントをおさえる

決算書とは、上記の提出書類の中の損益計算書の事を指します。

これは、会社の経営成績を表すものでもあり、どのくらいの売上があり、どのくらいの費用を使っていて、利益としていくら残っているのか、という事が分かる書類になります。

過去3期分という事なので、過去の決算書を変えることはできませんが、将来的に融資を受けることも考えて、決算書の作成は慎重に行う必要があります。

作成する時のポイントとして、以下のようなことに気を付けて、作成していきましょう。

銀行融資 審査 図4

Ⅳ.融資を受けたい理由をハッキリと伝える

銀行側が一番聞きたいことというのが、なぜ融資を受けたいのか、という事です。

この理由をハッキリと伝えることができなければ、融資からは遠ざかってしまいます。

よく言えば、自社をアピールすることでもあります。

銀行側は、確実に返済してくれる相手なのかどうかを見極めているため、融資を受けたい理由が明確で、融資後のメリットも感じ取れるという事が分かれば、尚いいでしょう。

審査と聞くと、どうも緊張してしまいがちですが、銀行側が聞きたいことを読み取り、聞かれる前に自身から話すこと、聞かれてもすぐに答えられる状態にしておきましょう。

Ⅴ.資金の使用用途と返済の財源を提示する

近年では、返済だけではなく、融資を受けた後の資金の使用用途も重視されるようになってきました。

だからと言って、返済がどうでもいいわけではありません。

この2つに関しては、言葉だけではなく、実際に数字で表されていることが重要です。

資金繰り表を使って、どこにどれだけの資金を掛け、どこでどのくらいの儲けがあって返済にあてるのか、という事が見て分かるようにしておけると良いでしょう。

­自身と審査担当者だけではなく、実際に話を聞いていない、第3者が見ても理解できるくらいの資金繰り表が理想です。

銀行融資 審査 図5

文章で表されている事業計画書は、会社の今後の活動内容を表している書類でもあります。

資金繰り表は、融資後の会社の活動内容を数字で表したもの、つまり、事業計画書と資金繰り表の方向性が合っていることが大切です。

この2つの書類に統一性が無ければ、目指したいものの考えがあやふやだと判断されてしまいます。

Ⅵ.税金の支払いに滞納がないこと

税金の滞納があることは、銀行側から「返済について期日を守らない」という判断をされてしまうため、マイナスイメージを与えてしまうことになります。

税金の支払いは、経営者にとってダメージとなりますが、納税の義務がある限りは、支払わなければなりません。

また銀行は、お金を預かるという立場であるため、国からは社会性を求められます。

税金を支払っていない会社には、「社会性がない」という印象を受けるため、融資を受けることが困難となります。

Ⅶ.審査に通りやすい時期に申込む

銀行融資を申し込むのは、いつでも可能ですが、1年の中でも審査に通りやすい時期というのが決まっているのです。

銀行融資 審査 図6

上記の図を見て、まず3月の「年度末決算月」ですが、この時期は銀行側も「業績を上げたい」「ノルマ達成を目指したい」と思うため、融資に対して積極的になると言われています。

次に9月ですが、9月は中間決算月となるため、3月と同じように、融資に対して積極的に行っています。

最後に12月ですが、­この時期は銀行側ではなく、ボーナスの支払いや仕入等により資金を必要とする会社が多く、融資を受けたい会社も増えます。

その為、この時期に合わせて業績を上げるために、銀行側も積極的になります。

このように、月ごとに特徴があるため、これらを知っておくことで、融資に繋がりやすくなります。

銀行融資 審査 図7

ここで気を付けてほしいことが、事前準備の期間があることを忘れないようにして下さい。

審査に通りやすい月に入ってから準備をするのでは遅いです。

準備には時間がかかることを前もって頭に入れておき、審査が通りやすい月の数カ月前から準備をしておくようにしましょう。

Ⅷ.銀行との信頼関係を高めておく

提出する書類のみが、審査の対象となるわけではなく、人柄であったり融資を受ける姿勢等も、審査の結果に2割は影響すると言われています。

誰でも、全く知らない人から「お金を貸してほしい」と言われても、怪しいと思うだけです。

ですが、長年の付き合いでその人の事を良く知っていたらどうでしょうか?

銀行の融資もこれと同じで、銀行とのコミュニケーションを普段からとり、会社の事を良く知ってもらう事が大切です。

銀行側の担当者は100社以上を一人が担当しているため、印象を強く残すためにも経営者の努力が必要です。

信頼関係が強ければ強いほど融資には有利となります。

まとめ

今回は、銀行融資の審査を通過するためのポイントをまとめました。

厳しいと言われている審査ですが、この審査のポイントをおさえておくことで、融資に前進し、将来の事業拡大にも繋げることができるかもしれません。

株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
資格の学校TACで財務諸表論の講師を5年行う。税理士事務所勤務を経て、平成23年より個人で融資サポート業務をスタート。
平成27年12月、株式会社SoLabo立ち上げ。
融資支援業務に力を注ぎ、現在では400件以上の融資支援を行っている。