新規事業をはじめたい方にオススメのクラウドファンディングとは

新しい事業を始めたい!クラウドファンディングを活用するには? 更新日:2018.07.10 公開日:2018.07.10起業後の資金調達 – クラウドファンディング
クラウドファンディングのイメージ画像

新規事業をはじめたい方にオススメのクラウドファンディングとは?

新規事業を自分で始めたいという方にとって、一番の問題となるのは資金をどのように集めるのかという事です。しかし、クラウドファンディングという手法を活用すれば、資金の問題を解決することが可能となります。クラウドファンディングは比較的新しい資金調達方法ですが、近年個人事業家の間で徐々に広まりつつあります。 今回は、そのようなクラウドファンディングとはどのような手法で、どのように行えばよいのか説明していきます。

1.クラウドファンディングとは

クラウドファンディングとは、何か新規事業や社会貢献についてアイデアを持つ起案者が、そのアイデアを実行するために専用のメディアを通じて不特定多数の支援者から資金を集める方法です。

インターネット決済の普及で、世界中でクラウドファンディングサイトが誕生しております。日本では2011年に発生した東日本大震災の際に、被災地の復興支援のための資金調達方法として国内に広まりました。

それを境として、新規事業を始めたい個人のための資金調達方法として多くの人に一般化しました。

 

2.クラウドファンディングの種類

一口にクラウドファンディングといっても5種類に分かれます。すなわち、支援に対するリターンによって寄付型、購入型、融資型、ファンド型、株式型に分かれます。

なお、お金でのリターンがあるかどうかによって、寄付型・購入型は非投資型融資型・ファンド型・株式型は投資型となっております。

新規事業 クラウドファンディング 図1

(1)寄付型

寄付型は主に社会問題やボランティアといった活動に対して資金を提供するタイプです。基本的には寄付ですので、お金でのリターンは発生しません。

メディアを通じて幅広く募集しており、社会貢献の一環として寄付を通じて参加していきます。

災害時の復興支援などは多くがこの形です

(2)購入型

新規事業やプロジェクトに対して背金を提供します。お金でのリターンはありませんので投資型ではありませんが、その事業から生まれた製品やサービスを受け取ることができます。

例えば、地方創生を目的に地域の産物を作り、その産物を支援者に還元するというものがこの形です。

(3)融資型

新規事業の為に資金が必要な人に資金を融資し、支援者は貸したお金の利子を受け取ることができます。

事業が成功すれば利子を受け取ることができ、貸したお金も戻ってきますが、もし失敗するとリターンがなく貸したお金も戻ってきませんので注意が必要です。

(4)ファンド型

新規事業に対して資金を提供する代わりに、リターンとしてお金を受け取ります。また、お金以外にも製品やサービスのリターンを受け取ることが出来るものもあります。

しかし、その事業の収支がマイナスの場合は残っている資金と製品やサービスの一部としてのリターンになります。

(5)株式型

株式市場に未上場の企業の株へ投資をする方法です。株を購入することで、その企業へ資金が渡ります。

支援者はリターンとして、その株を売る事による株価の変動差益(キャピタルゲイン)と配当金を得ることができます。

 

3.クラウドファンディングを成功させるために

(1)クラウドファンディングで支援者を集めるには「共感」の創造が重要!

クラウドファンディングで支援者を集めるためには、出来るだけ多くの人から自分の新規事業への興味を集める事が重要です。

クラウドファンディングは新規事業に対する支援ですので、支援者から「この新規事業を支援したい!」と思わせることが必要です。

そのため、クラウドファンディングで資金を集める時には、共感を集める事を意識して新規事業の内容を社会貢献や問題解決との関連も考えながらPRしていきましょう。

新規事業 クラウドファンディング 図2

(2)リターンの内容を工夫しよう

購入型クラウドファンディングのリターンは起案者が決めることができます。

このリターンの内容は支援者を集めるうえで非常に重要ですので、支援者の心を惹くことが出来るようなリターンを考えましょう。

例えば、「製品の発売前に優先して購入できる」、「支援者の名前が建物に刻まれる」、「支援者の為だけにサービスをしてもらえる」など特別感のあるリターンは支援者から人気があります。

新規事業 クラウドファンディング 図3

 

まとめ

何か自分で新規事業を始めるにあたって、クラウドファンディングは非常に有効な手段だといえます。クラウドファンディングにはさまざまな種類がありますが、いずれの場合もいかに不特定多数の人から興味と共感を持ってもらうかが必要です。

新規事業を始めることを考えていて、クラウドファンディングを活用して資金を集めようと考えている方は、自分の新規事業の魅力は何かをしっかりと把握して世間にアピールすることを意識してみましょう。

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株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
平成22年8月、資格の学校TACに入社し、以降5年間、税理士講座財務諸表論講師を務める。
平成24年8月以降 副業で税理士事務所勤務や広告代理事業、保険代理事業、融資支援事業を経験。
平成27年12月、株式会社SoLabo(ソラボ)を設立し、代表取締役に就任。
お客様の融資支援実績は、累計6,000件以上(2023年2月末現在)。
自身も株式会社SoLaboで創業6年目までに3億円以上の融資を受けることに成功。

【書籍】
2021年10月発売 『独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方38の秘訣』(幻冬舎)

【運営サイト】
資金調達ノート » https://start-note.com/
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