【創業前の融資】日本政策金融公庫から700万円の融資を成功させた事例【アクアリウムショップ】

アクアリウムショップの創業で日本政策金融公庫から700万円の融資を成功させた事例 更新日:2018.08.16 公開日:2018.08.16起業のための資金調達 – 小売業
日本政策金融公庫から700万円の融資を受けて資金調達をした事例

日本政策金融公庫から700万円の資金調達に成功した事例

近年、アクアリウムには、注目が集まっていますよね。アクアリウムって何だろうという方は、町の熱帯魚屋さんや毎年日本橋などで開催し、人気を博しているアートアクアリウムは良い例かもしれません。

今回、ご相談頂いたYさん。そんなアクアリウムを支えるアクアリウムショップの創業でご連絡を頂きました。

お話を頂き、スピード感を持って、希望額であった700万円の満額着金(融資成功)まで進めることが出来ました。

何が要因だったのか、融資の成功の参考にして頂ければと思います。  

 

Yさんのご状況

・アクアリウムショップの店長として10年以上の勤務経験

・従業員から店長への昇進し際、現在の店舗の立ち上げを経験

・毎月入金から決まった額を積み立てていた

 

今回は、難しい中で、融資を受ける場合、どのように融資実行まで導くか、ではなく、

融資を受けるにあたって理想となる方でしたので、項目として参考になるものがあれば、

ご準備ください。

 

◎金融機関が重要視する項目

◎経験

◎金融機関が重要視する項目

 

金融機関での融資を成功させるには、重要事項が何点かあります。

 

・経験

・自己資金

・売上の見込み

 

大まかではありますが、この項目が整っている場合には融資が進めやすいです。

各項目については、後述します。

 

どうして、この要素を見てくるかというと、金融機関としても融資するにあたって、返済が可能かどうかという点を審査するためです。

 

経験

経験は、目安として同業種での勤務経験が6年以上あることが望ましいと言われます。

これは、創業後の集客、取引先の構築が可能であるということと、売上を継続して生み出せるかどうかという基準になります。

 

自己資金

金融機関で融資を受ける際、通帳の原本の確認がされる場合が非常に多いです。

例えば、やりたい事業があった場合(今回の場合アクアリウムショップ)では、自己資金の用意がされておらず、融資で事業のほぼ全てを賄うということは難しいです。

どうしてかというと理由としては簡単です。

 

自己資金は、起業にあたっての『計画性』を見られるためです。

 

自己資金は、基本的には通帳の残額で判断されます。

※そのほか、解約返戻金のある保険や有価証券、お子さんのための学資や資産としてみなされるもの

給与などで徐々に貯まっていく様子が通帳からみて取れる場合には、事業に関しての本気度合い、いつ頃から独立や創業について動いてきたのかが分かるためです。

 

概要としては、当然ですが、

日本政策金融公庫(融資)→創業者(経営者)→返済

という上記の流れがあります。

 

また、融資といっても、借入となります。

創業時の資料作成時には、売上、経費、最終的な手残りを記載します。

ですが、記載している数字はこうなればいいなという『理想値』となります。

そのため創業にあたって、内外装に時間がかかり、オープン時期が遅れてしまうケースや想定していたよりも新規の獲得がスローペースだった場合、売上も減少しますので、手残りも当然減ります。

この場合、借入の返済を行う原資(支払われる基となる資金源)はどこを見られるのかというと自己資金となります。

 

売上見込み

前述しておりますが、金融機関は返済が可能かどうかを軸に融資を検討します。

そのため、早期に売上を立てることが可能かどうかを提示出来る場合には、資料にて提示することで融資成功率を上げることが可能です。

例えば、既存のお客様がいる場合には、顧客リスト(お名前、あだ名などを羅列したもので問題ありません)や受発注などの請求書が提示出来る場合には、用意しておきましょう。

 

可能な限り、融資でお話する内容は、何かしらの資料がある状況で臨みましょう。

口頭では、金融機関の担当者から決裁者(融資の決定を下す人)に上申した際、裏付けが取れないため机上の空論とみられてしまう可能性があります。

 

Yさんの場合

ここまで記載した内容から、Yさんと照らし合わせて考えてみます。

・経験 

店長として、10年近くの経験があり、立ち上げも経験

・自己資金

毎月、給与から決まった額を残して生活し、通帳によって徐々に貯まっているという『計画性』が見られた。

・売上見込み

既存のお客様の名前をリスト化し提示、早期の売上が見て取れた。

 

上記から、融資面談の実施から着金までスムーズに行うことが出来ました。

 

まとめ

融資の条件として、大きな要素となる経験、自己資金の構築、売上見込みの可視化を行うことで金融機関の信頼を手に入れ、資金調達を行いましょう。

融資を受け、理想的な起業を行うために時間がかかっても着実に準備を進めていきましょう!

株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
平成22年8月、資格の学校TACに入社し、以降5年間、税理士講座財務諸表論講師を務める。
平成24年8月以降 副業で税理士事務所勤務や広告代理事業、保険代理事業、融資支援事業を経験。
平成27年12月、株式会社SoLabo(ソラボ)を設立し、代表取締役に就任。
お客様の融資支援実績は、累計6,000件以上(2023年2月末現在)。
自身も株式会社SoLaboで創業6年目までに3億円以上の融資を受けることに成功。

【書籍】
2021年10月発売 『独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方38の秘訣』(幻冬舎)

【運営サイト】
資金調達ノート » https://start-note.com/
創業融資ガイド » https://jfc-guide.com/
経営支援ガイド » https://support.so-labo.co.jp/

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