600万円の融資希望が否決になってしまった建設業社長と対談

【600万円の融資希望が否決になってしまった方の事例】対談建設業社長編 更新日:2018.05.02 公開日:2018.05.02起業後の資金調達 – 不動産(販売・仲介・内外装・リフォーム)
日本政策金融公庫 融資 失敗

融資に失敗した経営者が語る!!!

今回は成功事例ではなく、融資が失敗に終わってしまった方との会談をしました。成功事例だけでなく、失敗事例をお話いただける機会はそう多くないと思いますので、参考にしてください。

Kさん、建設業9年目の経営者です。

創業ではありませんが、融資のご相談を受けて、面談しましたが、取消になってしまった事例として、インタビューさせていただきました。 

 

日本政策金融公庫の融資を申込んだキッカケとは・・・ 

融資アドバイザー

今日は、貴重なお話しの時間いただきありがとうございます!

よろしくお願いいたします。

 

Kさん

よろしくお願いいたします。

貴重な話なんて(笑)

こんな失敗例みなさん、興味あります?

 

融資アドバイザー

もちろんです。

今回、こうやって対談形式で、お時間いただけて、次の創業者、経営者の参考になる体験ですので、読んでいただけるおと思います。

 

Kさん

なら、包み隠さず話すので、ぶっちゃけて話しますね。

ちなみに名前は出さないでください(笑)

 

融資アドバイザー

ありがとうございます。

では簡単に自己紹介をお願いします。

 

Kさん

埼玉で建設業をしています。

今期8期目で、年商は6000万くらい。

足場組立をメインでやっています。

結婚してます!

そんなところでいいですか?(笑)

 

融資アドバイザー

ありがとうございます。

今回融資を受けようと思ったきっかけはありますか?

 

Kさん

うーん。

きっかけは知り合いの社長に「融資は簡単だからうけとけよー」って言われたことですね。

売上規模も大きくなってきたので、たまに運転資金を不安に思う事もあったので、簡単なら行っておこうって思いました。

でも、日本政策金融公庫にいったら、いっぱい書類書けって言われちゃって・・・めんどくさいなって思いました。

ネットで検索したら融資アドバイザーが出てきたので、即依頼してしまいました。

希望金額とかも全く決まってなかったんで、最初は2000万円借りたい!って言ったんですが、無茶なお願いだったみたいで、融資アドバイザーさんに話を聞いてから挑戦してみてよかったと感じてます。

ありがとうございました。

 

日本政策金融公庫の担当者からの厳しい言葉・・・

融資アドバイザー

こちらこそありがとうございます。

でも今回は残念ながら、日本政策金融公庫からの回答は、取消という判断だったようですが、僕らとしては書類上、そこまで他の方との違いはなかったのですが、日本政策金融公庫の担当者から言われたことは何かありますか?

 

Kさん

あります。あります。

何だろ。久しぶりに怒られたー!って感じでした。(笑)

一つは、税金の支払いについてでした。

前の年の消費税がまだ入金出来てなかった。

お金に余力出来たら払おうと思ってたんですが、やはり指摘受けてしまいました。

これは融資アドバザーさんにも黙っててすみませんでした。

 

融資アドバイザー

そうなんですよね・・・、私自身も確認しておけばよかったので、反省しています。

申し訳なかったです。

 

反省点を改善してもう一度融資に挑戦

Kさん

いえいえ。

これは僕のせいなので。でも、あんな怒られるとは思わなかったです。(笑)

でもそれだけじゃなかったようで、過去の申告の時期が遅れていたり、プライベートの公共料金の支払いが遅れていた点を総じてみて、信頼してもらえなかったのかなと思ってます。

ただ、半年、ないし1年ほど再度しっかりと納税やら支払すれば、再度、見てもらえるってことだったので、その時はまた、お願いします。(笑)

 

融資アドバイザー

こちらこそよろしくお願いいたします。

事業の売上自体は伸びているので、今後、そういった経理関連をしっかりと管理して、借りられる体制が出来たことを感じてもらって、融資を計画的に行っていただきたいです。

本日はお時間いただきありがとうございました!

 

Kさん

こちらこそありがとうございます。

1年後また、よろしくお願いいたします。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

Kさんのように失敗事例をここまで教えてくれることもそこまで多くはありませんが、周りのみなさんも実は失敗しているけど言っていないのが融資の失敗経験ではないでしょうか。

余裕だよ、簡単だよという周りの経験者のお話しを鵜呑みせず、しっかり準備して融資の面談に臨みましょう。

ぜひみなさんもお気を付けください。

 

株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
平成22年8月、資格の学校TACに入社し、以降5年間、税理士講座財務諸表論講師を務める。
平成24年8月以降 副業で税理士事務所勤務や広告代理事業、保険代理事業、融資支援事業を経験。
平成27年12月、株式会社SoLabo(ソラボ)を設立し、代表取締役に就任。
お客様の融資支援実績は、累計6,000件以上(2023年2月末現在)。
自身も株式会社SoLaboで創業6年目までに3億円以上の融資を受けることに成功。

【書籍】
2021年10月発売 『独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方38の秘訣』(幻冬舎)

【運営サイト】
資金調達ノート » https://start-note.com/
創業融資ガイド » https://jfc-guide.com/
経営支援ガイド » https://support.so-labo.co.jp/

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