【創業3年目の融資】自己資金100万円で500万円の融資に成功した事例  

【創業3年目の融資】自己資金100万円で500万円の融資に成功した事例   起業後の資金調達 – 不動産(販売・仲介・内外装・リフォーム)
日本政策金融公庫 建築 融資

日本政策金融公庫から500万円の資金調達!

今回、500万円の融資を受けることができたSさんですが、カードローンの利用が300万円以上あり、通帳で確認できる自己資金は100万円程度しかありませんでした。
創業3年目で売上は順調に伸び、更なる業績拡大に向けて運転資金を調達したかったため、Sさんは専門家に相談することにしました。

  今回の融資のポイントは、次の3つです。
・順調に伸びていた売上推移
・現金で持っていた250万円を定期預金に
・その後の売上見通しを示したこと

1.創業以降順調に伸びていた売上

 

Sさんは、とび職人として20年以上の経験を経て独立開業しました。

それまでの仕事で築いた取引先との関係性を活かして独立し、その後はあまり手を広げることなく、地道な努力で実績を積み上げながら売上を伸ばしていました。

売上は前期比10%増加で着地する見込みも立っていました。

 向こう半年間まで受注している仕事や提案している見積書を提出することで、売上見通しの裏付けとしました。

月別の業績見通しを作成して、見積書類と共に提出したことは、融資では評価されました。

 

2.現金で持っていた自己資金を定期預金に

 

今回、Sさんが一番悔やんでいたのは、自己資金を現金で保有していたことです。

通帳の残価で100万円以上はありましたが、手元で保有していた現金(いわゆるタンス預金)が250万円あったのです。

そこで、考えたのは追加融資も同時に狙うことにしました。

日本政策金融公庫は借入金の受け取りと返済用として、銀行や信用金庫の預金口座を指定する必要があります。

その指定口座を、その地域で融資に積極的に取り組む信用金庫で作ることにしました。

口座開設と同時に、持っていた現金を定期預金にしました。

そうすることで、日本政策金融公庫の融資が終わった後に、信用金庫からも追加で融資を引き出すことを狙いました。

 

また、作った定期預金は日本政策金融公庫の融資申込書類に添付しました。

今後の経営で、いざというときの備えとして手を付けないように定期預金にした旨を、日本政策金融公庫の面談で説明しました。

このことが、どこまで評価されたかは定かではありませんが、何もしないよりかはよい印象を与えることができたのではないでしょうか。

 

3.月別の業績見通しを示した事業計画

 

これまでの実績と、今後の業績見通しを基に、月別の現金収支と共に示しました。

向こう半年間は受注案件と引き合い中の案件の見積もりを添付しました。

また、今後も受注が伸びる理由も考えて、事業計画書に記載しました。

融資を受けることで、人を雇ったり、サイトの長い仕事の受注により受注量や受注単価が伸び、売上が増加するといった融資による業績の効果をしっかりと記載しました。

 業績見通しの裏付けとして、受注した見積書などを添付して提出した事業計画書は、融資でも評価されました。

 

まとめ

 

業績の見通しや現金での自己資金(タンス預金)など、せっかく持っていても、融資で上手にアピールできなければ、融資の可能性や金額に影響が出てきます。

 強みの部分はより強くアピールして、弱い部分もなんとかよい表現や武器にできないかを考えることも必要です。書類や面談での伝え方次第で、融資の審査結果は変わります。

 以前の状況や、現状について専門家によるヒアリングを受けて、融資申込資料などを揃えて作成することで、融資に通る可能性は高まります。

 借入の返済で過去に問題がある場合は、慎重に準備をして申し込む必要があります。少しでも不安を感じている方は、一度専門家に相談してみてはいかがでしょうか。

株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
資格の学校TACで財務諸表論の講師を5年行う。税理士事務所勤務を経て、平成23年より個人で融資サポート業務をスタート。
平成27年12月、株式会社SoLabo立ち上げ。
融資支援業務に力を注ぎ、現在では400件以上の融資支援を行っている。