自社サイト構築のため600万円の融資に成功した体験事例

【事業拡大のための融資】自社サイト作成で事業拡大 600万円の融資に成功した事例 起業後の資金調達 – コンサル・士業
コンサルティング業務の事業拡大のため日本政策金融公庫からの融資に成功

日本政策金融公庫から女性起業家向けのコンサルティング事業の拡大で600万円の融資を受ける!

女性起業家向けのコンサルティングを個人事業主として4年経験後、平成28年10月に法人成り。法人の決算を1期終えたタイミングで日本政策金融公庫からの融資を検討し、600万円の融資に成功した女性のSさんの事例をご紹介します。

600万円の融資を日本政策金融公庫から受けることに成功したSさんの事例

ご自身でサロンを経営していた経験を活かし、サロン・エステ経営やパーソナルトレーナー等、個人の女性起業家の経営方法や集客方法をコンサルティングする業務を行っているSさん。

法人として1期、個人事業主時代を含めると5年間経過し、全国からのお問い合わせも口コミで増えてきたことから、自社サイトを作成しさらなる事業拡大のため、日本政策金融公庫からの融資をご希望でした。

Sさんは借入を行うこと自体が初めてで、「自分が借りられるのか?」「借りられるとしたらいくらくらいなのか?」「書類の作成が難しそう・・」など不安が多かったため、資金調達の専門家(認定支援機関)に相談をしました。

当初ご自身では借りられたとしたら300万円くらいかな、と思っていました。しかし相談の結果、書類作成に時間を割くことなく、なんと倍の600万円の融資に成功しました。

 

借りられるタイミングを逃すな!

起業後の融資の場合、日本政策金融公庫は決算書や試算表の数字をもって評価します。

赤字になっている会社や業績が下降している会社は当然評価が低くなり、融資の成功率も下がります。

Sさんの場合、例年売上高は年間1,300万円~1,800万円の間で推移していましたが、法人成りした1期目は突発的な売上が多くあり2,300万円まで伸びました。

しかし、2期目以降は1期目ほどの売上高見込めず、例年通りの金額に着地する可能性があるとのことでした。

確定申告を終えたタイミングで、売上高が伸びており資金繰りは安定していましたが、今後のことを思うと今のうちに資金調達しておけば財務状況が健全な会社になると判断して融資のお申込みをしました。この判断が最高のタイミングでした。

借りやすいタイミングとは主に2つあります。

 

①確定申告の直後

確定申告直後の場合、試算表等の追加資料の提出が不要のため、提出資料が一つ少なく済むので事務負担が軽減します。

直近の決算が黒字だった場合はこのタイミングで借りるのが効果的です。

 

②業績が伸びているとき

業績が下降気味で資金繰りが悪くなったので貸してほしい、お金がないから貸してほしい、というご相談は多いですが、日本政策金融公庫の立場からすると、業績が悪い・お金がない会社に貸すのは貸倒リスクが高いため融資は難しくなります。

業績が伸びていてお金もあって今は特に借入が必要ないという会社の方が融資は通りやすいです。

今は借入がいらないと考えている方でも、一度日本政策金融公庫から融資を受けて返済実績を重ねていくと、いざ本当に資金繰りに困ったときに追加融資を受けやすくなります。

 Sさんは直近の決算が黒字であったことと、個人事業主時代から見ても業績が順調に伸びていたことが評価されて600万円の融資に成功しました。

 

起業後融資の場合は過去の実績が大事!

創業融資の場合は、経営者ご自身の過去のご経験やご経歴と創業後の事業計画が融資に成功するかしないかを大きく左右します。

過去の営業実績がゼロでも融資を受けられる唯一のチャンスと言ってもいいです。

起業後の融資の場合は、経営者の経験や事業計画にプラスして過去の営業実績が評価されます。

創業して6か月しか経っていない場合でも6か月間の営業実績が見られますので、売上が全然上がっていない場合は評価が下がります。

 

赤字の会社は評価が低くなるのは当然です。

事業で儲かっていないので、そのような会社が融資を受ければ絶対儲かると言っても説得力はないです。

Sさんは売上が伸びていて、自社サイトを作成して集客を増やす計画というのも説得力があるものでした。

もしSさんが赤字企業だった場合、事業拡大よりもまずビジネスモデルの再考をしてくださいと言われていたはずです。

 

節税のためにあえて利益出さないようにした、とか赤字にしたという考えは捨てるべきです。

今後の資金調達と企業の存続を考えると常に利益を出し続けることが大事です。

 

お金の使い道をはっきりさせておく!

日本政策金融公庫からの融資を成功させるためには、お金の使い道を明確にしておく必要があります。

日本政策金融公庫の融資が必要である理由を下記の通り伝えました。

親からお金を借りようと思ったときに「とりあえず10万貸して」と言うより「海外旅行に行くから10万貸して」と言った方が借りやすいですよね。

日本政策金融公庫からお金を借りる場合も同じです。

 

Sさんは日本政策金融公庫の融資が必要である理由を下記の通り伝えました。

 今後集客を増やすためには自社サイトを構築する必要がある。

  • サイト作成費用で約300万円必要(見積書提出)
  • サイト作成後の広告費や移動交通費等の運転資金で300万円必要

 

自社サイトの構築により、単に利益が伸びますと伝えるだけではなく、資金調達の専門家(認定支援機関)と一緒に今後の事業計画書を作成し、その事業性が評価され融資に成功しました。

 

日本政策金融公庫からの融資に成功した理由

 Sさんが日本政策金融公庫からの融資に成功した主な理由をまとめると、

 

①過去の営業実績

法人1期目から黒字決算、個人事業主時代を含め、過去の営業実績とSさんご自身の経験が評価された。

 

②タイミング

黒字決算直後で、業績が伸びてきており、融資を受けやすいタイミングであった。

 

③お金の使用用途が明確

日本政策金融公庫から融資を受けたお金を何に使うのか、使用用途が見積書も提出してはっきりしていたこと、融資を受けることによってどれだけ事業規模が拡大できて増収するのかが伝えられた。

 

④事業計画

口コミでの集客のみでなく自社サイトを作成することで集客が行えること、お客様に安心感が与えられるためさらに増収する計画を作成しました。これまでの実績からその計画の実現可能性が高いことが評価された。

 

以上のことを資金調達の専門家(認定支援機関)と一緒に事業計画書を作成し日本政策金融公庫との面談時に説明したため600万円の融資に成功しました。

 

起業後の融資での注意点

融資を受けるために重要なことは決算が黒字になっていることです。

極端な話ですが、1円の赤字と1円の黒字では大差ないように思えますが、金融機関からの評価は雲泥の差があります。

業績が良いときには資金繰りも安定していて、融資はいらないと考える方もいるともいますが、借りられる可能性が高いときに融資を受けて実績を作るのも大事です。

 

資金調達の専門家(認定支援機関)経由で申込した方が有利

認定支援機関を経由して日本政策金融公庫の融資を受けると金利優遇があるなどのメリットがあります。

その他にもSさんのようにご自身では300万円くらいしか借りられないと思っていた方でも、相談した結果600万円の融資を受けることに成功した事例もあり、希望額より多く借りられるケースもあります。

本業が忙しくて融資資料の作成に時間が取れない方についても資料作成を代わりにしてくれる点もメリットとしてあります。

 

まとめ

起業後融資は過去の営業実績が重要となります。

お金を借りやすいタイミングを逃さずに日本政策金融公庫からの融資を受けて資金調達をしておくことが安定した企業へと成長します。

また、せっかく作成した事業計画がありますので、毎年計画と実績を比較して予実管理を行うことが大切です。

毎年決算後のタイミングで融資を検討して資金調達をしてみてはいかがでしょうか。

 

株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
資格の学校TACで財務諸表論の講師を5年行う。税理士事務所勤務を経て、平成23年より個人で融資サポート業務をスタート。
平成27年12月、株式会社SoLabo立ち上げ。
融資支援業務に力を注ぎ、現在では400件以上の融資支援を行っている。