助成金申請代行サービスの料金の相場と社労士を選ぶポイントは?

助成金申請代行サービスの料金の相場と社労士を選ぶポイントは? 助成金・補助金 – 助成金の基礎知識
助成金申請代行サービスの料金の相場と社労士を選ぶポイントは?
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助成金申請代行サービスの料金の相場と社労士を選ぶポイントは?

助成金の魅力は、返済不要の資金を得られることだけではありません。助成金をもらうために計画を立て、企業の体制を整え、実行することで企業力の向上が見込めます。

しかし、助成金の申請は一筋縄ではいきません。細かい規定や多数の提出書類、そして読み込む資料の多さで、多くの事業主は正直「助成金の申請、めんどくさい」と感じることでしょう。

今回の記事では、助成金申請代行サービスの費用の相場と社労士を選ぶポイントをお伝えします。

1.社労士は企業に何をしてくれるのか?

助成金の種類の多さに参ってしまう事業主もいることでしょう。実際、自治体で行っている地域限定のものも含めると助成金には全部で890ほどの種類があるのです。

【助成金の一例】

  • 雇用調整助成金⇒雇用維持を図る場合の助成金
  • 労働移動支援助成金⇒離職者を円滑にカムバックさせた事業者向けの助成金
  • 特定求職者雇用開発助成金⇒新規採用を補助する助成金
  • 障害者雇用安定助成金⇒障害者が職場で無理なく働けるよう支援する助成金
  • 職場定着支援助成金⇒離職が繰り返される職場改善のための助成金

などなど。各助成金では、さらに〇〇コースというように目的別に細分化されています。

ワインの種類を選んでくれるソムリエがいるように、助成金のチョイスもプロに任せた方が早いかもしれませんね。社会保険労務士(以下:社労士)は事業主とカウンセリングをして、どの助成金が適しているのか、審査に通ればいくらもらえるのか、助成金申請のためにどうすればいいのかを教えてくれます。

事業主がチョイスされた助成金の条件に納得したのであれば、助成金申請代行契約を結んだうえで、申請書類の作成に移ります。企業に導入する計画が必要な場合は計画作成もしてくれます。また、助成金申請では就業規則を提出することが非常に多いです。就業規則が提出して万全なものかチェックをし、修正が必要な場合は修正をしてくれます。助成金によって必要な書類は異なるので、社労士から事業主に「〇〇の書類を〇日までに用意してください」と指示をします。

なお、「社労士って何?」「社労士に助成金申請を頼むメリットは?」という内容について知りたい方は、当サイトの以下既存記事も是非ご参照ください。

 助成金申請は社労士に依頼しよう。社労士に依頼するメリット・デメリット!

2.社労士による助成金申請代行にかかる費用について

社労士による助成金申請は無料ではありません。費用がかかります。社労士もボランティアではないですからね。費用は最初の相談(診断)までは無料で、その後着手金や成果報酬がかかるパターンが主流です。

 ①着手金の相場は2~5万円

着手金は、助成金申請代行を約束するための一部金と考えましょう。着手金の相場はだいたい2~5万円です。社労士とのカウンセリング後に依頼を決めたのであれば、着手金は即日~1週間程度で支払わなくてはいけません。

中には、「着手金無料」と記載する社会保険労務士事務所のサイトも存在します。しかし、その場合は成功報酬が25~30%など、相場より高くなっている場合もあるので注意しましょう。

 ②成功報酬の相場は助成金額の15~20%

成功報酬とは、助成金の申請が無事に通過しあなたに助成金が支給される場合に支払う費用です。

安いところでは助成金額の10%、高いところで30%程度となっています。例えば、あなたに1,000万円の助成金が支給されるのであれば、10%の場合は100万円を社労士に成功報酬として支払う計算になります。多くの社労士事務所では、顧問契約といって1年契約で企業全体の人事・労務の管理を依頼すれば7~8%へと成功報酬を割引してくれます。

実際に支払うタイミングは、助成金が振り込まれてからとなりますので手持ち資金を切り崩す必要はありません。

3.どんな社労士を選べばいいのか?3つのポイント

①助成金申請の経験が豊富かどうか

第一に助成金申請代行の件数を確認しましょう。Webサイトに明記されていないのであれば、電話やメールフォームで問い合わせすべきです。社労士の業務範囲は非常に膨大なため、実は助成金についてあまり詳しくない社労士も存在します。

②人間性、信頼できるかどうか

次に大切なのは、人間性や信頼性です。これは実際に会う、または電話で話をしないと分からないのですが、社労士のWebサイトがしっかり作られているかも大きなヒントになります。社労士の写真やプロフィールが掲載されていれば、自分との相性や相談のしやすさが判断できますよね。

助成金は準備から実際に支給されるまで、最低半年~長いと1年以上かかります。長い付き合いとなるため、納得できる社労士さんを選びましょう。

③費用に関する説明をしっかりとしてくれるか

助成金申請代行を探していくと、問い合わせをして見積もりをとることが多いことでしょう。もらった見積もりで、「え?この費用は何?」と感じたら、それは即座に質問をすべきです。助成金申請費用については、社労士事務所の独断で設定することが可能です。

そのため、総額で提示してくるケースもあれば、細かく〇〇の費用、〇〇の費用という形で請求してくるケースもあります。

「この費用は何に対する費用ですか?」という質問にしっかりと説明をしてくれるのであれば、信頼できる社労士として判断してもよいでしょう。

4.なぜ社労士が助成金の申請代行をするようになったのか?

社会保険労務士は、厚生労働省管轄の国家資格者です。従業員の契約関係についてのプロですので、雇用関係や社会保険についても精通しています。社会保険は厚生労働省の管轄ですが、助成金は厚生労働省が支給しているものです。その関係で、社労士が助成金のアドバイスや申請を行うようになったのです。

社労士の業務範囲は広範囲ですので、助成金申請代行はほんの一部の業務です。できれば助成金申請代行をきっかけとして、顧問契約を結びたいと考える社労士事務所もあるかもしれません。

まとめ

助成金申請代行の費用相場は初回の相談が無料、着手金は2~5万円、成功報酬が助成金額の15~20%程度です。

社労士はできるだけ助成金申請経験が豊富で信頼できるヒト、特に費用や手続きについて明確に説明をしてくれる方を選ぶと良いでしょう。

【助成金と合わせて覚えておきたい知識】

助成金は、入金までに少し時間がかかります。

そのため、日本政策金融公庫から融資を検討するケースも多いです。

日本政策金融公庫からの借入情報を以下サイトにまとめておりますので、ぜひご参照ください。

日本政策金融公庫から融資を受けるためのノウハウ

株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
資格の学校TACで財務諸表論の講師を5年行う。税理士事務所勤務を経て、平成23年より個人で融資サポート業務をスタート。
平成27年12月、株式会社SoLabo立ち上げ。
融資支援業務に力を注ぎ、現在では400件以上の融資支援を行っている。