日本政策金融公庫からの資金調達!金融ブラックでも利用できる?

日本政策金融公庫からの資金調達!金融ブラックでも利用できる? 起業のための資金調達 – 日本政策金融公庫からの融資
起業 ブラック

一発奮起して起業はしたいが、過去には自己破産経験がある。こんな経歴の方でも日本政策金融公庫からの融資は可能なのでしょうか?

低金利で起業前の人でも融資が可能な日本政策金融公庫。しかし、その審査では代表者の与信(信用情報)が重要との声もあります。

今回は日々日本政策金融公庫と起業家を仲介している、とある会社(認定支援機関)の融資担当者の方にインタビューをしつつ、調べてみました。

1. 起業家で信用情報がブラックな人は一定数いる

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事業を始める、経営者になる。こんな人のことを世間では概して「お金持ち」というイメージで見るかもしれません。確かに、サラリーマン時代の預金やノウハウを生かして脱サラし、会社員でいるよりも収入が格段に増えている勝ち組の起業家たちもたくさんいます。

 しかし、それとは逆に転職感覚で起業を考える人が多いのも事実。自己資金を貯めることはおろか、個人としてのリボ払いなどの借入がこげつき、状況を打破するために日本政策金融公庫での融資を検討しているのです。

 2. 日本政策金融公庫で融資を受けるための審査基準の一つである信用情報

日本政策金融公庫で起業のための融資を受けたいのであれば、創業計画書を作成し、借入申込書に記入するという書類作成が必要です。その他にも、起業するための自己資金が最低100~300万円程度、そしてその業界での経験があるかも審査基準となっています。そして審査基準の一つとして重要視されているのは、個人としての信用情報です。

 信用情報とは、以下のようなものを指します。

  • クレジットカードを何枚持っているか
  • カード利用代金をきちんと返済しているか
  • 税金を滞納していないか
  • 携帯電話代を滞納していないか
  • リボやキャッシングやカードローンでの借入額はいくらか
  • 自己破産、任意整理歴はないか

 日本政策金融公庫は日本国民の税金で運営されている公的な金融機関です。貸したお金を返済してくれそうもない人に融資を通せば、お金が返ってこない時に日本国民から追及される立場にあります。そのため、原則としては信用情報がブラックな方は融資が受けられないと考えましょう。

 3. ある認定支援機関の融資担当者に聞く!「ブラックでもOK?」一問一答全6問

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あなたが今ご覧頂いている「資金調達ノート」は、政府から認定を受けた認定支援機関です。認定支援機関は起業家と日本政策金融公庫の仲介をし、日々電話カウンセリングや書類作成、面談への同行などの仕事をしています。(※有料)

今回たまたま融資担当者の方へ質問する機会がありましたので、日本政策金融公庫の審査についていくつかご質問させていただきました。Q&Aとしてそのまま共有します。

  • Q1.日本政策金融公庫で融資を受ける条件として、過去に自己破産している人は申込自体が不可でしょうか?
  • A1.そんなことはありません。自己破産されている方でも、その後、計画的に創業を計画されている場合や、創業後、着実に結果を出していらっしゃる経営者はしっかりと面談いただけます。
  • Q2.現在借入がある場合でも融資がおりる事業主の方がいらっしゃいます。その決め手は業績がよいからですか?融資希望額に対して借入額が1割以下など少額の範囲だからですか?
  • A2.一概にはお答えできませんが、業績に対して、今後の返済が可能かどうかを判断して融資の審査がされています。決算状況や、確定申告状況によってことなりますので、1度、融資アドバイザーにご相談されてみると可能性がある程度わかるかと思います。
  • Q3.ブラック情報が信用情報機関から消えるまで以下の年数がかかります。この年数の間に日本政策金融公庫で創業融資の申込をすることは不可能でしょうか?
  • A3.申し込みすることは可能です。また、その点だけで、不可になることはありません。総合的な判断となりますので、日本政策金融公庫にご相談に行かれるか、融資アドバイザーに相談されることをおすすめします。
  •  Q4.税金未納の方は融資の申込自体が不可能でしょうか?税金未納は自己申告ですか?何か書類で提出させるのでしょうか?
  • A5.税金未納の場合でも、申し込みは可能です。ですが、政府系の金融機関として、税金の未納は審査の対象になっています。消費税の領収書や、固定資産税の領収書など、審査時に持参する書類としてそれぞれによって異なる書類を指示されることがありますので、ご注意ください。
  • Q6.金融ブラックであることを本人が公庫に隠して面談に進み、その後審査が不可となったケースはありますか?ある場合、どのような経緯(証拠)でばれたのでしょうか?
  • A6.金融ブラックを隠していても、審査でバレることはあります。彼ら金融機関が持っている信用情報として、過去のクレジットカードの履歴や他行での借り入れ、返済実績は共有されているので、そこに情報が残っていれば、当然指摘の対象になります。

 まとめ

 過去に自己破産していても、日本政策金融公庫への融資の申込や審査をすることは可能なようです。ですので、一概に「融資を諦めるべき」とは言えないですね。

インタビューをして、思った以上に業績、そして今後の返済能力について審査されているという印象を受けました。金融ブラックであることを隠してバレた場合は、半年以上新規の申込みはできないようです。それは結構なリスクなので、日本政策金融公庫の融資の申込みでは出来る限り正直でいた方がよいかもしれません。

ご不明な点があれば、是非お気軽に当オフィスまでお電話ください。

株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
資格の学校TACで財務諸表論の講師を5年行う。税理士事務所勤務を経て、平成23年より個人で融資サポート業務をスタート。
平成27年12月、株式会社SoLabo立ち上げ。
融資支援業務に力を注ぎ、現在では400件以上の融資支援を行っている。