有名人のクラウドファンディングに学ぶ!成功例と失敗例

有名人のクラウドファンディングに学ぶ!成功例と失敗例 起業のための資金調達 – クラウドファンディング
クラウドファンディング 映画

最近、このクラウドファンディングを利用し映画「この世界の片隅に」が資金調達に成功したのは有名な話です。

それだけではなく、メディアでお馴染みの有名人もクラウドファンディングを利用していますが、必ずしも成功している訳ではありません。

クラウドファンディングとはWebサイト上でビジネスプランを不特定多数の方に提案し、成功した場合に現金という形で支援を受けられるシステムです。今回の記事では、その成功例と失敗例を有名人の場合に限定し覗いてみましょう。

1.【クラウドファンディング】有名人の成功例

クラウドファンディングの成功例は多々ありますが、今回は特に有名な事例を3つご紹介します。

①映画「この世界の片隅に」

2016年の11月に公開されたアニメ映画「この世界の片隅に」はミニシアター系がメインという小規模ながら異例のヒットを記録しました。映画を見た人の感想がSNSで口コミが拡がり、公開6週目では累計動員が52万人。

 その制作資金はクラウドファンディングで主に一般人から資金調達されたことも同時に話題となりました。書籍を買う人が減ったように、映画もタブレットなど見て映画館に足を運ぶ人が減少した現代ですが「絶対にこの映画を成功させたい」という強い熱意を持つ監督と二人のプロデューサーによる多大な力で最終的に3,900万円を集め公開にこぎつけました。

 ②キングコング西野さんの絵本「えんとつ街のプペル」

タレントのタモリさんのススメで絵を描きだしたと言われるお笑い芸人の西野さん。その繊細なタッチがネット上で話題となり、4,600万円以上を6,200人の方から集めるのに成功しました。なんと、目標金額の180万円を大きくうわまわる結果です。

 CAMPFIRE|キングコング西野の個展『えんとつ町のプペル展』を入場無料で開催したい!

※上記URLをクリックすると、クラウドファンディングサイト(CAMPFIRE)にリンクします

 製作年月4年半をかけて作られた絵本はまさに芸術そのものです!お金を支払った人も同時にプロジェクトに立ち会える。これがクラウドファンディングの醍醐味です。

 ③登山家:栗木史多さんの登山費用

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北海道生まれの栗木さんは8度のエベレスト登頂にトライ。資金源としてクラウドファンディングを利用していたのは有名な話です。登山は思いのほか費用がかさむもの。高度のある山岳であれば入山するのにお金が必要ですし、交通費もかかります。多くの人が栗木さんに夢を重ね、その登頂を応援していました。

ちなみに、幾度となく資金調達に成功した栗木さんは2018年、残念ながらエベレスト登頂後の下山中に他界されたと伝えられています。栗木さんは起業家としての顔もあったとのことですが、「ビジネスでの資金繰りにより登山に集中できなかったのでは、、」という心配する声もネットでは挙げられています。

 2.失敗例

かなり有名な女優・真木よう子さんはフォトマガジンの発行のためにクラウドファンディングで資金調達を試みました。写真集を製作しコミックマーケットで販売しようと考えたようですが、この件は批判が殺到しコミケでの頒布を断念する形となりました。

 一体なぜでしょうか?彼女の謝罪文からその理由が見てとれます。

「会場を見ただけで、コミックマーケットの昔からのルールや、マナー等、一切勉強をせず安易な気持ちで応募してしまいました」

この中で、勉強そして安易な気持ちというのが失敗例の核心なのではないかと思われます。クラウドファンディングの良いところは、手軽で気楽に募集できるところなのですが、その反面、安易に投稿する人が増えています。

 3.成功と失敗の差はズバリ「本気度」

いくら手軽に資金調達できるからといって、お金を払うパトロンの方にしたら貴重な財源です。安易なプロジェクトの投稿が増えると、そのサイトの評価は下がり、結果的にそのサイトで寄付をする投資家の数は減ってしまうのです。

そのため、クラウドファンディングの運営会社も「気軽に投稿できる」というメリットを打ち出すのは結構ですが、しっかりとした事業計画を立てる事の重要性も同時に警告する必要があります。

なぜなら投資家お金を支払うことによるリターン(現金、物品、権利など)が見込めない場合は、そのプロジェクトは成功しないでしょう。

 まとめ

 有名人ということで一定の信頼感やネームバリューがあるため、クラウドファンディングは一般人よりも容易かもしれません。しかしながら、映画の事例ではあまり名の知らないながらも企画の素晴らしさに賛同したというケースもあるため、必ずしも有名人ということでラクして資金調達に成功している訳ではありません。

クラウドファンディングでは顔の見えない方にプロジェクトに賛同してもらうという意識が必要で、より注意深い事業計画が必要と言えるでしょう。

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株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
資格の学校TACで財務諸表論の講師を5年行う。税理士事務所勤務を経て、平成23年より個人で融資サポート業務をスタート。
平成27年12月、株式会社SoLabo立ち上げ。
融資支援業務に力を注ぎ、現在では400件以上の融資支援を行っている。