信用金庫からの資金調達方法とは?
起業時の資金調達方法として信用金庫の融資があります。
起業時に利用できる資金をできるだけ多く手にしておくことは安定した会社経営を行うための第一歩です。
信用金庫から融資を受ける流れを知っておきましょう。
1.信用金庫の融資を申し込む!利用できる要件は?
信用金庫の融資を利用する場合、それぞれの信用金庫によって利用できる要件が異なりますが、利用する信用金庫の管轄内で創業する方しか利用できないようになっています。
申込の前にご自身が利用できる信用金庫を調べておきましょう。
融資を申込む信用金庫の窓口に行って直接申込を行います。スムーズな申込みを行うために、電話で予約してから行くことをオススメします。
信用金庫からの融資を受ける場合には信用保証協会の審査を通過する必要あがるので、
信用金庫で申込書類を受理してもらい、信用保証協会に提出してもらいましょう。
信用保証協会での審査に通過すると信用金庫からの融資を受けることができます。
2.申込みに必要な書類は?
信用保証協会へ提出する書類は自分で準備しましょう。起業前と起業後で用意する書類が異なるので注意が必要です。
(1)起業前
・創業計画書
・印鑑証明書
・事業に必要な許認可書又は写し
・自己資金額が把握できる書類
・賃貸借契約書のコピー
・支出額が把握できる書類
・借入がある場合、返済予定表のコピー
(2)起業後
・創業計画書
・印鑑証明書
・事業に必要な許認可または写し
・商業登記簿謄本
・個人事業の開発業等届出書
(3)提出が必要な場合がある書類
・法人の場合:定款の写し
・設備資金の場合:見積書のコピー、契約書のコピー
・不動産がある場合:不動産登記簿謄本
・勤務経験がある場合:雇用証明書、源泉徴収票等、所得証明書又は課税証明書
・創業時から現在までの事業資金推移が確認できるもの
3.信用保証協会の審査が実施される!
信用金庫を通して保証協会に提出した書類を基に審査が実施されます。
審査を実施しても大丈夫であると判断された場合、保証協会から信用金庫に「信用保証書」が発行されます。
信用保証協会での審査では面談を実施することもあるので頭に入れておきましょう。
4.審査通過!融資実行!
信用保証協会の審査に通った場合、融資が実行されます。
信用保証協会が発行した「信用保証書」には融資の条件が記載されていて、信用金庫は記載された条件にのっとり融資を実行します。
まとめ
信用金庫から起業時の資金を調達する流れをご紹介しました。
信用金庫からの融資では以下の注意点を把握しておくことが大切です。
①融資実行時に信用保証協会に一括で「信用保証料」の支払いが必要
②信用金庫の融資実行まで約2~3か月かかる
融資の際の注意点もありますが、地域密着型の事業を行う信用金庫との関係性を築くことはとても大切です。
起業時の資金調達方法の1つとして信用金庫からの融資を検討されてみてはいかがでしょうか。
資金調達マニュアルについてもっと見る(一覧ページへ)>
平成22年04月 資格の学校TAC入社、財務諸表論講座講師を5年間務める
平成24年04月 税理士事務所で勤務
平成24年08月 個人で融資サポート業務をスタート
平成27年12月 株式会社SoLabo設立
現在までの融資実績は1600件以上
【書籍】
『独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方35の秘訣』(幻冬舎)
【運営サイト】
資金調達ノート » https://start-note.com/
創業融資ガイド » https://jfc-guide.com/
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