ヨガ教室運営で300万円の融資に成功した体験事例

【ヨガ教室の創業融資】ヨガ教室運営300万円の資金調達に成功した事例 更新日:2018.02.14 公開日:2018.02.14起業のための資金調達 – 美容(美容院・ネイル・エステ・フィットネス)
日本政策金融公庫  融資

日本政策金融公庫から300万円の融資に成功!

ヨガ教室の運営とスペース貸しで起業を考えたMさんが、300万円の融資を受けた事例をご紹介します。

専業主婦からの起業は難しい?

今回、Mさんが初めて、問合せいただいた際に、融資アドバイザーに「専業主婦で今まで事業者として未経験でも融資が可能かどうか」という点を相談しにきました。

どんな状況だったかというと、今までMさんはヨガ教室をご自身の事業として行った経験はなく、ご友人のお手伝いや、ボランティアで市の施設を使い知人や友人に指導していました。

今回融資を希望されたのは、友人や知人からもっと定期的に受講したいという希望を受けたことと、市の施設を利用する際に、日程の調整や場所の手配が手間になり、負担になると感じたことが原因で今回開業を計画されました。

元々プロと一緒にヨガ教室の運営をした経験や、講師のアテンド、受講生の募集等を行った経験はありましたが、経営未経験だった彼女も結果として融資を受けられました。

では難しいと思われる専業主婦未経験の彼女が融資を受けられたのか、この後ご説明していきます。

 

自己資金の確保と集客スケジュールの計画性の高さをアピール

 未経験の事業の場合、融資が難しくなるケースがほとんどです。

そこで、今回、自己資金をしっかりと提示し、計画性が高いことをアピールしました。

 

また、今までのボランティアでの実績をもとに、今後、どの程度集客が見込めるのか、区画を貸す対象がどの程度いるのか、提案することにしました。

未経験だからと言って通らないと判断される可能性も高いので、準備を徹底して成功したケースです。

 

Mさんの売上が上がる可能性を証明するには?

ヨガ教室として、売り上げが上がる事を証明するためにしたことは下記3点です。

 

①既存のお客様数を証明する

過去の予約状況がわかるカレンダーを使い、公庫に説明しました。

また、ご意見として週に1度ではなく、複数回来たいという意見があることを想定した、お客様来場回数を説明する資料を作りました。

 

②立地の発展性

現状周りには施設が多くありませんが、大型スーパーや、飲食店があるエリアで、今後様々な店舗が建つことが予想されるエリアでした。

駐車場も近隣に多いことや、施設としての認知工場させるには好条件だったため、新規の獲得も出来やすいという判断につながりました。

 

③新規獲得実績

ボランティアとは言え、今まで、数年間生徒の集客を講師以上に行ってきた実績から、今までの、ヨガ実績だけでなく、私生活での人脈等を活かして、集客が可能だという説明が出来ました。

未経験の事業だとしても、出来る限り事業の可能性を感じる状況である事を説明し、説得材料にしました。

 

融資面談の対応で評価が変わることがあるか?

面談時の対応で評価が変わる事はありません。

前にもお伝えした通りですが、日本政策金融公庫の担当者が“事業をしっかり理解して、社内で説明できるようにしよう“と思ってくれると、効果が期待できます。

というのも、面談ですべてが決まるわけではないからです。

公庫の担当者は面談後に上席に説明する時間がある場合が多いです。

担当者が事業を理解してくれて、かつ、いい印象を持って面談を終わってくれていれば、スムーズにいく可能性を高められるかもしれません。

ですので、まずは経営者として成功する可能性が高いことを伝えることはもちろんですが、その上で、担当者にも応援してもらえるような関係が作れるように心がけましょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

専業主婦で事業として未経験だったとしても、可能性はゼロではありません。

自己資金のしっかりとした準備は必要になりますが、すでにお客様とのやりとりがある経験や、過去のボランティアの経験をしっかりと活用した今後の事業説明と、日本政策金融公庫の担当者に協力してもらいやすい資料作成をし、準備を行えていれば、融資をうけることも可能です。

いかに事業を説明するべきかわからず、とりあえず面談に向かうのではなく、融資アドバイザーの協力や公庫での事前面談で書類に納得感を持ってもらえる内容にし、融資可能性を1パーセントでもあげた提案をして事業スタートの為の、融資を獲得できるようご準備してみてください。

 

株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
平成22年8月、資格の学校TACに入社し、以降5年間、税理士講座財務諸表論講師を務める。
平成24年8月以降 副業で税理士事務所勤務や広告代理事業、保険代理事業、融資支援事業を経験。
平成27年12月、株式会社SoLabo(ソラボ)を設立し、代表取締役に就任。
お客様の融資支援実績は、累計6,000件以上(2023年2月末現在)。
自身も株式会社SoLaboで創業6年目までに3億円以上の融資を受けることに成功。

【書籍】
2021年10月発売 『独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方38の秘訣』(幻冬舎)

【運営サイト】
資金調達ノート » https://start-note.com/
創業融資ガイド » https://jfc-guide.com/
経営支援ガイド » https://support.so-labo.co.jp/

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