訪問看護ビジネス開業で1,000万円の融資成功事例

【訪問看護で起業融資】大田区で開業、1,000万円借りた事例 更新日:2018.01.10 公開日:2018.01.10起業後の資金調達 – 接骨院・介護・福祉・医療
訪問介護事業を開業するために日本政策金融公庫から融資を受けた事例

日本政策金融公庫から1,000万円の融資を受けた事例とは?

訪問看護を開業する場合、どれくらい融資が受けられるかご存知ですか? 今回は、太田区で訪問看護を開業したTさんの事例をご紹介していきます。

1,000万円の融資を日本政策金融公庫から受けることに成功したTさんの事例

 訪問看護を大田区で開業したTさんですが前職は書店での勤務でした。

過去に経験のある業務だと融資は受けやすいのですが、今回のTさんは未経験分野での開業でしたTさんが、なぜ1000万円の融資を受けることができたのでしょうか?

 

Tさんが日本政策金融公庫からの融資に成功した理由

Tさんが日本政策金融公庫から高額の融資に成功した理由は、開業に至るまでの準備、Tさんのご人脈とご経歴、事業計画書の作成を資金調達の専門家に依頼し、完成度の高いものを提出したためでしょう。

Tさんは前職書店での勤務でしたが店長職を5年その後エリアマネージャーとなり新規立ち上げ15店舗に携わるなどの経験があることから集客に活かせる点ができる高く評価されました。

 

訪問看護を開業するために一般的に必要になる金額の例

≪設備資金≫

・内外装工事費用

※1坪30万円程度

・什器・備品類 

※何を購入するかで大きな差がでます。

・店舗の保証金

※場所によって、3か月~12か月と変動します。

 

≪運転資金≫

月商の3か月分程度

※毎月の売上が100万円と考えている方は、300万円程度が運転資金として必要となります。

 

融資に成功した理由① 開業に至るまでの準備

Tさんは看護師の採用が難しいと言われている訪問看護業界ですでに看護師の獲得ができているため、独立して起業することで、売り上げが計上できるという評価で融資を受けることに成功しました。

 

融資に成功した理由② Tさんのご人脈とご経歴

Tさんは数名のケアマネージャーとの人脈があります。

(ケアマネージャーとは介護や支援を必要とする人が介護保険制度を利用して自立した生活を送れるようサポートする仕事です。)

その、ケアマネージャーから利用者をすでに紹介してもらっていること、過去の経験を活かし店舗拡大につなげることが可能である点も評価されました。

また、Tさんは前職でのマネジメント力を活かしチームとしての連携が可能であること。

ケアマネージャーに顧客を継続して紹介してもらえるよう、ケアマネージャーが所属する事務所や病院との関係値を築くなどの経営戦略も評価されました。

 

融資に成功した理由③ 創業計画書の完成度を上げる!

創業計画書を作成する上で、大切なポイントは、数字をしっかり作成することです。

大体売上はこれくらい!

と主張しても何も根拠がないため、1人あたりの平均単価は〇〇円で、1日の利用者数は〇人と考えながら作成することが大切です。

 ざっくり作って、何も回答することができなければ、日本政策金融公庫の担当は、理解することができませんので、日本政策金融公庫の担当を納得させる説明をすることが大切です。

 

創業者の融資の支店決裁権を覚えておくことが大事!

日本政策金融公庫で創業時に融資を受ける場合、状況によって支店の決裁権が変わります。

資金調達の専門家(認定支援機関)を経由して融資を受けた場合の支店決裁権

2,000万円

 

資金調達の専門家(認定支援機関)を経由せずに、ご自身で融資を受けた場合の支店決裁権

1,000万円

 

自分で申し込みをして融資を受けた場合、1,000万円を超えることになると、本社での決裁が必要になります。

本社での決裁が必要になれば、チェックする人が増えるので、融資を受けにくくなります。

1,000万円を超える融資を受ける場合には、資金調達の専門家(認定支援機関)を経由した方が有利と言えるでしょう。

 

専門家からのアドバイス!未経験分野でも大丈夫!

未経験分野での開業でも社員の獲得やTさんのようなご経歴があり売り上げに繋げることができると認められると融資を受けることができるかもしれません。

 

株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
平成22年8月、資格の学校TACに入社し、以降5年間、税理士講座財務諸表論講師を務める。
平成24年8月以降 副業で税理士事務所勤務や広告代理事業、保険代理事業、融資支援事業を経験。
平成27年12月、株式会社SoLabo(ソラボ)を設立し、代表取締役に就任。
お客様の融資支援実績は、累計6,000件以上(2023年2月末現在)。
自身も株式会社SoLaboで創業6年目までに3億円以上の融資を受けることに成功。

【書籍】
2021年10月発売 『独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方38の秘訣』(幻冬舎)

【運営サイト】
資金調達ノート » https://start-note.com/
創業融資ガイド » https://jfc-guide.com/
経営支援ガイド » https://support.so-labo.co.jp/

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