【起業前の融資】レッカー業の創業融資で1000万円借りることができた事例

【起業前の融資】レッカー業の創業融資で1000万円借りることができた事例 2018.08.16起業のための資金調達 – 自動車(レンタカー・売買)
日本政策金融公庫から1,000万円の資金調達に成功した事例

日本政策金融公庫から1000万円の資金調達!

 神奈川県でレッカー業を開業したいと考えたIさんが、1000万円の融資を受けることができた事例をご紹介します。  

Iさんはレッカー業を創業するにあたり日本政策金融から融資を受けたいと考え、相談をいただきました。
レッカー業は事故現場などで動かなくなった車両を修理工場に運ぶことがメインのため、そのための積載車やレッカー車が必要となり、高額な設備資金が必要となります。

  しかし、通常1,000万円という金額は高額な融資となりますので、簡単に融資を受けることはできません。そのため、しっかりとした準備が必要となります。
今回の融資のポイントは今までの職務経歴と自己資金、そして専門家と作成した事業計画の3つでしたので、今後創業を考えている方は参考にしてみてください。

 

今までの職務経歴

 

日本政策金融公庫から創業時に融資を受ける際には自己資金、そしてその事業の経験が最も重視される傾向にあります。

その中でIさんはレッカー業の仕事の経験はありませんでした。

通常この時点で融資を受けるのはかなり難しくなります。

やはり未経験で事業を始めるのはリスクが高いと金融機関は判断される可能性があるからです。

理由としては業界に対する知識、業務経験がない中で、競合他社と競争をしていかないといけないからです。

 

Iさんの場合は10年近く自動車の販売を行い、自動車に対する知識がありました。

また、その後個人事業主として保険代理店を営んでいて、損害保険に対する知識もあり、保険代理店の人脈がありました。

そして保険代理店時代にアシスタンス会社(※)ともやり取りをしていました。

今回レッカー業自体は未経験でしたが、今までの職務経歴が日本政策金融公庫の担当者に評価されました。

 

※アシスタンス会社とは、ロードサービスの手配業務をメーカーや各種保険会社、カード会社から代行して行う会社のことです。

 

自己資金

 

上記で記載しましたが、確かに職務経歴は評価されましたが、やはり未経験ということには変わりません。

そこで、自己資金が非常に重要でした。Iさんは保険を解約したお金も含めて1,000万近くありました。

この1,000万円が通帳で確認できたことで高額な融資につながりました。

 

仮に自己資金が少なかった場合には減額、もしくは融資を受けられなかった可能性があります。

理由としては自己資金がないと事業を始めるのに計画性がなく、想定よりも事業が軌道に乗らなかった場合に返済が難しいと判断される傾向があるからです。

そのため、株などの金融資産や不動産はあればなるべく提示しましょう。

さらにご家族の理解が得られるようであれば、ご家族の通帳や金融資産も提示することで高額な融資を受けることができる場合があります。

 

専門家と作成した事業計画

 

今回積載車やレッカー車の購入というしっかりとした資金使途がありましたので、その見積書を日本政策金融公庫に提出しました。

設備資金としての借入を希望される場合には見積書が必要となります。金融機関としてはやはり資金使途がはっきりとした方が融資をしやすくなる可能性があります。

理由としては金融機関は資金の流れを重要視するため、設備資金の場合にはお金の流れを追うことができますが、運転資金の場合には追いにくいからです。

 

また金融機関としてはこの設備を購入することで、どのくらいの売上が想定されるというところが気になります。

金融機関としてはその設備がなくても営業ができるのであれば、売上が伸びてきたタイミングでその設備を購入すればいいのではないかという見方をします。

そこで、その設備を購入することで、他社と差別化でき、売上にも直結することを説明しました。

 

注意点

高額な融資を受けたいからといって、不要な設備資金で申し込む場合があります。

しかし、設備資金として融資を受ける際には、融資を受けたあと実際にその設備を購入していないと、融資を返してくださいということにもなりかねませんので、ご注意ください。

 

まとめ

以上のように1000万の高額融資を成功させることは簡単ではなく、しっかりとした準備が必要となります。

せっかく融資を受けられた可能性があるのに、事業計画が不十分で融資を受けられないといったことがあります。

そのため、計画を作る上で不安がある方は専門家に相談してから作成しましょう。

株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
平成22年8月、資格の学校TACに入社し、以降5年間、税理士講座財務諸表論講師を務める。
平成24年8月以降 副業で税理士事務所勤務や広告代理事業、保険代理事業、融資支援事業を経験。
平成27年12月、株式会社SoLabo(ソラボ)を設立し、代表取締役に就任。
お客様の融資支援実績は、累計4,500件以上(2021年7月末現在)。
自身も株式会社SoLaboで創業6年目までに3億円以上の融資を受けることに成功。

【書籍】
2021年10月発売 『独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方38の秘訣』(幻冬舎)

【運営サイト】
資金調達ノート » https://start-note.com/
創業融資ガイド » https://jfc-guide.com/
経営支援ガイド » https://inqup.com/