居酒屋の開業に必要なものは?準備物を項目ごとに解説

居酒屋の開業に必要なものは?準備物を項目ごとに解説 公開日:2024.01.16起業のための資金調達 – 飲食(飲食店・外食・デリバリー)
居酒屋 開業 必要なもの

居酒屋を開業する場合、必要なものは多岐にわたります。状況によって準備するものは異なるため、居酒屋の開業を検討している人は、自分にとって必要なものを整理しながら準備を進めることになります。

居酒屋の開業を検討している人は、まずは準備物を項目ごとに確認してみてください。準備物を項目ごとに確認することにより、開業に必要なものを整理することができるため、まずは準備物の確認から始めてみましょう。

居酒屋を開業するときはあらゆるものが必要になる

居酒屋を開業するときはあらゆるものが必要になります。時間がかかるものもあれば、費用がかかるものもあるため、居酒屋を開業したい人は全体像を把握しつつ、必要なものとして挙げられるそれぞれの項目を確認してみましょう。

【居酒屋を開業するときに必要なもの】

項目 具体例
資金 内装工事費、設備・備品費、テナント賃借費など
物件 居抜き物件、スケルトン物件、自宅の一部など
設備 ガスコンロ、グリストラップ、エアコンなど
備品 包丁、ビールジョッキ、平皿など
届出 開業届、事業開始等申告書、防火対象物使用開始届出書など
資格 食品衛生責任者、防火管理者など

必要なものは多岐にわたりますが、想定している居酒屋の希望条件次第となるものもあります。 時間がかかるものもあれば、費用がかかるものもあるため、居酒屋を開業したい人は全体像を把握しつつ、それぞれの項目を確認してみましょう。

資金

居酒屋を開業するときは資金が必要です。初期費用にあたる開業資金は想定している居酒屋の希望条件次第ですが、居酒屋を開業するときはそれ相応の資金が必要になるため、まずは居酒屋における開業資金の内訳のイメージを確認してみましょう。

【居酒屋における開業資金の内訳のイメージ】

内訳 費用
内装工事費 400万円
設備・備品費 150万円
運転資金 350万円
テナント取得費 300万円
合計 1,200万円

※イメージとなるため、実際の費用とは異なります。

居酒屋の場合、開業資金はテナントの取得費用に左右される傾向があります。テナント取得費は「賃料の10か月分から12か月分」を目安とする考え方があるため、テナント取得費は入居するテナントの賃料によっても左右される傾向があります。

また、開業資金は物件の状態にも左右されます。スケルトン物件の場合は、工事費用は坪単価50万円~80万円ほどかかると言われていますが、居抜き物件の場合は元の内装を引き継げるため、坪単価30万円~50万円ほどに収まることもあります。

なお、開業資金を工面するときは設備資金に加え、運転資金も用意することを検討してみてください。運転資金を用意することにより、経営が軌道に乗るまでの費用をまかなえるため、開業資金を工面するときは運転資金を用意することも検討してみましょう。

資金を準備するときは自己資金と借り入れの両面から考える

資金を準備するときは「自己資金」と「借り入れ」の両面から考えてみてください。初期費用にあたる開業資金を工面するときは自己資金と借り入れの両面から考えることがひとつのポイントになるため、居酒屋を開業したい人はその前提を踏まえておきましょう。

日本政策金融公庫総合研究所の「2022年度新規開業実態調査」によると、全業種の開業における資金調達額は「金融機関等からの借入(平均調達額に占める割合は69.2%)」と「自己資金(平均調達額に占める割合は21.3%)」が大半を占めています。

居酒屋の開業にかかる費用が1,200万円と仮定した場合、開業資金のうちの240万円から360万円は自己資金から工面する計算です。そして、残りの840万円から960万円は銀行や信用金庫などの金融機関から借り入れることを念頭に置くことになります。

なお、開業予定を管轄する自治体の中には、居酒屋の開業を支援する補助金制度や助成金制度を設けている可能性があります。開業予定地を管轄する自治体次第ですが、居酒屋の開業資金を工面するときは各自治体の公式サイトを確認することも検討してみましょう。

物件

居酒屋を開業するときは物件が必要です。取得する物件は想定している居酒屋の希望条件次第ですが、物件の種類は「居抜き物件」と「スケルトン物件」に分けられるため、まずはそれぞれの物件の状態からメリットとデメリットを確認してみましょう。

【物件の種類ごとの状態】

項目 物件の状態 メリットとデメリット
居抜き物件 以前の内装や設備が残る状態 <メリット>
・工期や費用を抑えられる
・スケルトン物件よりも物件数が多い
<デメリット>
・設備面の整備が必要になる
・レイアウトやデザインを変更しにくい
スケルトン物件 構造躯体だけの骨組みの状態 <メリット>
・設備の管理がしやすい
・レイアウトやデザインを自由にできる
<デメリット>
・工期や費用がかさむ
・退去時に原状回復が必要になる

「居抜き物件」とは、以前の借主が使用していた内装や設備が残ったままテナント募集されている状態の物件です。居抜き物件は造作譲渡とも言われ、内装や設備をそのまま使用できる状態となるため、内外装にかかる工期や費用を抑えられる傾向があります。

「スケルトン物件」とは、建物が構造駆体だけの骨組みの状態の物件です。スケルトン物件は設備や備品が取り除かれ、コンクリートが打ちっぱなしの状態となるため、レイアウトやデザインなどの店舗の内装を自由にできる傾向があります。

居抜き物件とスケルトン物件には、それぞれ一長一短の側面があります。メリットとデメリットは他にも考えられるため、居酒屋を開業するときはそれぞれの物件の特徴を比較しつつ、希望条件と照らし合わせながら取得する物件を決めることを検討してみましょう。

物件を取得するときは希望条件を考える

物件を取得するときは希望条件を考えてみてください。取得する物件を決めるときは希望条件からそれぞれの項目の優先度を考えることがひとつのポイントになるため、居酒屋を開業したい人はその前提を踏まえておきましょう。

【物件における希望条件の例】

項目 具体例
物件 内装や設備が残る居抜き物件
立地 商業立地
面積 12坪以上
賃料 30万円以下
その他 駅徒歩5分以内にある物件

たとえば、費用を抑えたい人には、内装や設備が残る居抜き物件が選択肢として挙げられます。スケルトン物件と比較した場合、レイアウトやデザインの自由度は劣る場合もありますが、以前の内装や設備が残る状態となるため、費用を抑えられる可能性があります。

また、集客力を重視したい人には、商業施設が立ち並ぶ商業立地が選択肢として挙げられます。住宅立地と比較した場合、賃料が高くなるかもしれませんが、交通の利便性や店舗の視認性が良いため、集客しやすい可能性があります。

なお、深夜の営業を検討している場合は、物件の用途地域を確認する必要があります。用途地域によっては深夜の営業が認められない場合があるため、深夜に居酒屋の営業を検討している人は、用途地域に留意して物件を決めるようにしましょう。

設備

居酒屋を開業するときは設備が必要です。導入する設備はいろいろありますが、設備の種類は「厨房設備」と「店内設備」に分けられるため、まずは居酒屋における設備の全体像を確認してみましょう。

【居酒屋における設備の例】

項目 設備名
厨房設備 ・ガスコンロ
・ボイラー
・冷蔵庫
・食器洗浄機
・食器棚
・シンク
・グリストラップ
店内設備 ・エアコン
・スピーカー
・換気扇
・シーリングライト
・セルフオーダーシステム

居酒屋の設備として挙げられるのは「厨房設備」です。「ガスコンロ」「冷蔵庫」「食器洗浄機」「食器棚」などの調理に欠かせない設備に加え、「ボイラー」「シンク」「グリストラップ」などのインフラ設備も導入することになります。

また、居酒屋の設備として挙げられるのは「店内設備」です。「エアコン」「換気扇」「シーリングライト」などの店内の環境整備に欠かせない設備に加え、「スピーカー」「セルフオーダーシステム」などの顧客満足度を向上させる設備の導入も検討します。

なお、揃える設備は居酒屋のコンセプトによっても異なります。「高級感のある海鮮居酒屋」や「大衆向けの焼き鳥居酒屋」など、コンセプトによって揃える設備は変わることが想定されるため、コンセプトの決定後に設備を揃えることを検討してみましょう。

居酒屋の設備に関する情報が知りたい人は「居酒屋の開業における設備を導入するときの流れを解説」を参考にしてみてください。

設備を導入するときは施設基準を確認する

設備を導入するときは各自治体が定めている施設基準を確認してみてください。設備を導入するときは施設基準を満たしていることがひとつのポイントになるため、居酒屋を開業したい人はその前提を踏まえておきましょう。

【施設基準の例】

項目 施設基準の例
区画 ・作業区分に応じ、間仕切り等により必要な区画がされていること
・食品等を取り扱うことを目的としない室または場所が同一の建物にある場合は、これらと区画されていること
床・内壁・天井 ・床面は不浸透性の材質で作られ、排水が良好であること
・内壁は床面から汚染されやすい高さまで、不浸透性材料で腰張りされていること
照明設備 ・作業、検査及び清掃などに支障ない照度を確保できる機能を備えること
手洗設備 ・従業者の手指を洗浄消毒する装置を備えた流水式手洗い設備を有すること
・水栓は洗浄後の手指の再汚染が防止できる構造であること
換気設備 ・結露によるカビの発生や、結露による食品等の汚染を防止すること
・換気が適切にできる構造または設備を有すること
洗浄設備 ・2槽以上の洗浄槽を設けること
・熱湯や蒸気等を供給できる設備を設けること
駆除設備 ・ねずみ、昆虫等の侵入を防ぐ設備を有すること
・ねずみ、昆虫等を駆除するための設備を有すること
保管設備 ・食品や食材を衛生的に保管できる設備を設けること
・洗浄剤や殺菌剤等の薬剤は、食品類と分けて保管する設備を有すること
冷蔵設備 / 冷凍設備 ・十分な大きさを有する冷蔵、冷凍設備を設けること
・冷蔵、冷凍設備に最高最低温度計を備えること

たとえば、洗浄設備は「2槽以上の洗浄槽を設けること」「熱湯や蒸気等を供給できる設備を設けること」などの要件が定められています。「45cm(横幅)×36cm(奥行)×18cm(深さ)以上」など、1槽あたりの大きさの目安が設けられている場合もあります。

また、保管設備は「食品や食材を衛生的に保管できる設備を設けること」「洗浄剤や殺菌剤等の薬剤は、食品類と分けて保管する設備を有すること」などの要件が定められています。「保管庫に扉をつける」など、詳細な規定が定められている場合もあります。

なお、食品衛生法や各自治体の条例に基づく関係上、施設基準の詳細は保健所によっても異なります。定義や解釈が保健所ごとに異なる可能性もあるため、設備を導入するときは開業予定地を管轄する保健所の公式サイトを確認することを検討してみましょう。

備品

居酒屋を開業するときは備品が必要です。用意する備品はいろいろありますが、備品の種類は「調理」「提供」「接客」「清掃」など、使用用途ごとに分けられる傾向があるため、まずは居酒屋における備品の全体像を確認してみましょう。

【居酒屋における備品の例】

項目 名称
調理 包丁
調理 包丁差し
提供 ビールジョッキ
提供 平皿
接客 テーブル
接客 伝票入れ
清掃 ほうき
清掃 ハンドソープ
その他 パソコン
その他 電話

居酒屋の備品として挙げられるのは「調理に使用する備品」です。「包丁」「包丁差し」など、調理に使用する備品となるため、備品を揃えるときは調理の工程を想像することにより、抜け漏れなく備品を揃えられる可能性があります。

また、居酒屋の備品として挙げられるのは「提供に使用する備品」です。「ビールジョッキ」「平皿」など、提供に使用する備品となるため、備品を揃えるときは提供するメニューを考えることにより、抜け漏れなく備品を揃えられる可能性があります。

その他には、「接客に使用する備品」「清掃に使用する備品」など、居酒屋の備品は多岐にわたります。抜け漏れが発生するおそれもあるため、備品を用意するときは備品リストを作成することも検討してみましょう。

居酒屋の備品に関する情報が知りたい人は「居酒屋を開業するときの備品の揃え方を解説」を参考にしてみてください。

食器類の数は席数から考える

食器類の個数は、席数から計算する方法があります。備品のなかでも、お皿やグラスなどの食器類は複数揃える必要がありますが、席数を起点として計算することにより、過不足なく揃えられる可能性があるため、居酒屋を開業したい人は参考にしてみてください。

【席数から考える食器類の個数の例】

  • 使用頻度の多い食器類は席数の2~3倍の数を揃える
  • 使用頻度の少ない食器類は席数の0.5倍~1倍の数を揃える

使用頻度が多いと想定される食器類は、席数の2~3倍の個数を用意することが目安とされています。複数のメニューに対応できる「平皿」や「タンブラーグラス」など、使用頻度が多いと想定される食器類は、席数よりも多い個数を揃えておきます。

使用頻度が少ないと想定される食器類は、席数の0.5倍~1倍の個数を用意することが目安とされています。「デザート用のカップ皿」や「特定のお酒に使用するグラス」など、使用頻度が少ないと想定される食器類は、席数よりも少ない個数を揃えておきます。

他にも、揃える食器類の数は、収納スペースも考慮して決めましょう。収納スペースには限りがあるため、収納スペースの計測や使用する食器類の選別など、効率の良い収納方法を意識しながら食器類を揃えることを検討してみましょう。

届出

居酒屋を開業するときは届出が必要です。必要となる届出は想定している居酒屋の希望条件次第ですが、「すべての居酒屋が必要となる届出」と「居酒屋の条件次第となる届出」に分けられるため、まずは居酒屋における届出の全体像を確認してみましょう。

【居酒屋における届出の例】

提出条件 項目 提出先
すべての居酒屋が必要となる届出 営業許可申請書 保健所
すべての居酒屋が必要となる届出 防火対象物使用開始届出書 消防署
すべての居酒屋が必要となる届出 開業届 税務署
すべての居酒屋が必要となる届出 事業開始等申告書 都道府県税事務所
居酒屋の条件次第となる届出 防火対象物工事等計画届出書 消防署
居酒屋の条件次第となる届出 火を使用する設備等の設置届出書 消防署
居酒屋の条件次第となる届出 防火管理者選任届出書 消防署
居酒屋の条件次第となる届出 深夜における酒類提供飲食店営業営業開始届出書 警察署
居酒屋の条件次第となる届出 所得税の青色申告承認申請書 税務署
居酒屋の条件次第となる届出 青色事業専従者給与に関する届出書 税務署
居酒屋の条件次第となる届出 給与支払事務所等の開設届出書 税務署
居酒屋の条件次第となる届出 源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書 税務署
居酒屋の条件次第となる届出 酒類販売業免許申請書 税務署
居酒屋の条件次第となる届出 保険関係成立届 労働基準監督署
居酒屋の条件次第となる届出 概算保険料申告書 労働基準監督署
居酒屋の条件次第となる届出 雇用保険適用事業所設置届 公共職業安定所
居酒屋の条件次第となる届出 雇用保険被保険者資格取得届 公共職業安定所

すべての居酒屋が必要となる届出のひとつとして挙げられるのは「営業許可申請書」です。営業許可申請書は営業許可の取得を申請する書類となるため、居酒屋を開業するときは営業許可申請書を保健所に提出することになります。

また、居酒屋の条件次第となる届出として挙げられるのは「深夜における酒類提供飲食店営業営業開始届出書」です。午前0時から午前6時までの時間帯に、主にお酒を提供する場合は深夜における酒類提供飲食店営業営業開始届出書を警察署に提出することになります。

必要となる届出は想定している居酒屋の希望条件によります。居酒屋の条件次第となる届出もあるため、居酒屋を開業したい人はすべての居酒屋が必要となる届出を押さえつつ、居酒屋の条件次第となる届出も押さえておきましょう。

居酒屋の届出に関する情報が知りたい人は「居酒屋の開業に必要な届出を解説」を参考にしてみてください。

届出を提出するときは提出期限を把握しておく

届出を提出するときは提出期限も把握しておきましょう。届出のなかには提出期限が設けられているものもあるため、居酒屋を開業したい人は届出の提出期限を確認しておくようにしましょう。

【提出期限がある届出の例】

項目 提出期限
営業許可申請書  目安として施設完成日の10日前まで
防火対象物使用開始届出書 原則として建物の使用開始の7日前まで
防火対象物工事等計画届出書 原則として建物の工事開始の7日前まで
深夜における酒類提供飲食店営業営業開始届出書 営業を開始しようとする日の10日前まで

たとえば、営業許可申請書は目安として「施設完成日の10日前まで」が提出期限です。営業許可申請書を提出し、施設検査を通過しなければ飲食店の営業許可がおりないため、営業許可申請書の提出期限は留意する必要があります。

また、防火対象物使用開始届出書は原則として「建物の使用開始の7日前まで」が提出期限です。テナントに入居する場合や建物の用途変更にあたる場合は提出が義務付けられているため、防火対象物使用開始届出書の提出期限は留意する必要があります。

他にも、提出期限が定められている届出があります。提出期限を過ぎてしまうと、罰則の対象になるおそれもあるため、居酒屋の開業にかかる届出を提出するときは、提出期限も必ず確認しておくようにしましょう。

資格

居酒屋を開業するときは資格が必要です。必要となる資格は想定している居酒屋の希望条件次第ですが、「すべての居酒屋が必要となる資格」と「居酒屋の条件次第となる資格」に分けられるため、まずは居酒屋における資格の全体像を確認してみしょう。

【居酒屋における資格の例】

項目 資格名
すべての居酒屋が必要となる資格 食品衛生責任者
居酒屋の条件次第となる資格 防災管理者

すべての居酒屋が必要となる資格は「食品衛生責任者」の資格です。食品衛生法の定めにより、食品の製造や販売を行うときは食品衛生責任者を選任しなければならず、居酒屋を開業するときは食品衛生責任者の有資格者を店舗に配置しなければなりません。

また、居酒屋の条件次第となる資格は「防火管理者」の資格です。消防法の定めにより、建物の収容人数が従業員含めて30名以上の場合は防火管理者を選任しなければならず、該当するときは防火管理者の有資格者を店舗に配置しなければなりません。

必要となる資格は想定している居酒屋の希望条件にもよります。居酒屋の条件次第となる資格もあるため、居酒屋を開業したい人はすべての居酒屋が必要となる資格を押さえつつ、居酒屋の条件次第となる資格も押さえておきましょう。

居酒屋の資格に関する情報が知りたい人は「居酒屋を開業するときに必要な資格を解説」を参考にしてみてください。

居酒屋を開業する場合、所定の免許が必要になる場合もある

居酒屋を開業する場合、所定の免許が必要になる場合もあります。扱う食材次第では、所定の免許が必要となることも考えられるため、居酒屋を開業予定の人は免許が必要となる可能性においても考慮しておきましょう。

たとえば、ふぐ料理を提供する居酒屋の場合、「ふぐ取扱責任者」の免許が必要です。「コモンフグ」「ヒガンフグ」「クサフグ」など、ふぐに毒がある関係上、未処理の丸ふぐを取り扱うときはふぐ取扱責任者の免許を取得することになります。

調理師免許を取得せずとも居酒屋を開業することはできますが、ふぐ取扱責任者などの所定の免許が必要になる可能性はあります。想定している居酒屋次第となるため、居酒屋を開業予定の人は免許が必要となる可能性においても考慮しておきましょう。

必要なものを揃えるときはチェックリストを作成する

必要なものを揃えるときはチェックリストを作成することを検討してみてください。居酒屋を開業するときはあらゆるものが必要になるため、独自のチェックリストを作成することにより、計画的に開業準備を進められる可能性があります。

【チェックリストのイメージ】

項目 チェックの内容 チェックの有無 備考欄
資金 ・開業資金の目安は?
・資金調達の方法は?
   
物件 ・希望の条件は何か?
・物件の候補はあるか?
   
設備 ・必要な設備は何か?
・設備の基準は何か?
   
備品 ・必要な備品は何か?
・備品の数は何個か?
   
届出 ・必要な届出は何か?
・提出期限はいつか?
   
資格 ・食品衛生責任者は取得済みか?
・防火管理者は必要か?
   

チェックリストを作成するときのポイントはいくつかの項目に分けることです。「資金」「物件」「設備」「備品」「届出」「資格」など、いくつかの項目を分類することにより、チェックリストを活用するときに各項目の進捗状況を確認しやすくなります。

また、チェックリストを作成するときのもうひとつのポイントは備考欄を設けることです。「単価」「価格」「数量」「期限」「日付」「優先順位」など、補足事項を書き込むための備考欄を設けることにより、情報の抜け漏れを防ぐことに役立ちます。

ただし、今回紹介したチェックリストはあくまでもイメージです。チェックリストの項目は想定している居酒屋の希望条件にもよるため、独自のチェックリストを作成するときは開業後の居酒屋をイメージしながら作成することを検討してみましょう。

まとめ

居酒屋を開業するときはあらゆるものが必要になります。時間がかかるものもあれば、費用がかかるものもあるため、居酒屋を開業したい人は全体像を把握しつつ、必要なものとして挙げられるひとつひとつの項目を確認しておきましょう。

また、必要なものを揃えるときはチェックリストを作成することを検討してみてください。居酒屋を開業するときはあらゆるものが必要になるため、独自のチェックリストを作成することにより、計画的に開業準備を進められる可能性があります。

なお、必要なものを揃えるときは各自治体の担当者に相談しながら進めることも考えてみてください。必要なものは想定している居酒屋の希望条件によっても異なるため、各自治体の担当者に相談しながら進めることも検討してみましょう。

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株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
平成22年8月、資格の学校TACに入社し、以降5年間、税理士講座財務諸表論講師を務める。
平成24年8月以降 副業で税理士事務所勤務や広告代理事業、保険代理事業、融資支援事業を経験。
平成27年12月、株式会社SoLabo(ソラボ)を設立し、代表取締役に就任。
お客様の融資支援実績は、累計6,000件以上(2023年2月末現在)。
自身も株式会社SoLaboで創業6年目までに3億円以上の融資を受けることに成功。

【書籍】
2021年10月発売 『独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方38の秘訣』(幻冬舎)

【運営サイト】
資金調達ノート » https://start-note.com/
創業融資ガイド » https://jfc-guide.com/
経営支援ガイド » https://support.so-labo.co.jp/

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