ラーメン屋開業に必要な資金や手続きとは?

夢のラーメン屋開業!必要資金はいくらぐらい?手続きは? 起業のための資金調達 – 飲食(飲食店・外食・デリバリー)
ラーメン屋 開業

日本の文化の一つ「ラーメン」。
ラーメン店の開業を考えている方におさえてもらいたいポイント。

ラーメン店にはカリスマと言われる人気ラーメン店もあり、「ラーメン評論家」と呼ばれる人までいるほど、1つの文化として確立されているジャンルです。

「ラーメンが好きでラーメンに詳しい」

「ラーメン屋に入るといろいろチェックしてしまう」

「自分だったらこんなラーメン屋にするのに!と親しい人に語ってしまう」

 

そんなあなたは、間違いなくラーメン屋起業予備軍です。しかし、考えているよりラーメン屋の開業は簡単ではないかもしれません。大切なのは、事前にラーメン屋開業に必要な知識をもつことです。

 

今回の記事では、ラーメン屋開業に必要な資金や手続きなどをメインにご紹介します。

 

1.業界と競合リサーチは綿密に

ラーメン屋開業は、人気の業種ですので安易な出店では成功はしません。「人通りがあるのに近隣にラーメン店が全くない」「自分の出すラーメンが雑誌に掲載されるぐらい有名で美味しい」というのであれば、話は別です。

 

しかし、それ以外の場合であれば、まずはラーメン業界の傾向や競合リサーチをすることから出店準備はスタートです。

 

①全体的に単価が高くなっている

ひと昔前であれば、ラーメン1杯500円前後でした。しかし、今は東京でラーメンを食べようとすると、最低でも1杯700円~800円はするのではないでしょうか。

 

人気店であれば、1杯千円を超える価格でもそう驚く人はいないのが東京のラーメン価格です。

 

 

②麺もスープも!こだわりが加速化

15年ほど前にあった一大ラーメンブーム。1996年には新宿麺屋武蔵、中野青葉、そして旭川の山頭火などの出現で、ラーメンは単なる軽食のような扱いではなく、不動のカテゴリとして地位を確立しました。

 

ラーメン屋ではなく、ブランドラーメンが誕生したのです。この風潮は今でも変わらず、魚介スープを使ったラーメン、チャーシューをこだわったラーメンなど様々なこだわりのラーメンが開発されています。

 

特にここ数年の傾向としては、スープにこだわったラーメンです。数種類のみそをブレンドしたラーメン、酒麹を使ったラーメンなど、ラーメンのスープの種類が増えている現状です。

 

③意外?山形が全国1位!次いで、栃木・新潟もアツイ

ラーメン店は東京や福岡、京都などの大都市に集中していると思われる方が多いのですが、実際のデータを見ると東京のラーメン店の数は実は日本で29位。

 

全国で一番ラーメン店が多いのは、2017年現在山形がトップです。1位から10位までの順位はこちら↓

 

【2017年ラーメン屋の数ランキング/人口10万人あたりの店舗数】

1

山形県

757軒

2

栃木県

961軒

3

新潟県

1,010軒

4

秋田県

406軒

5

福島県

746軒

6

青森県

502軒

7

鹿児島県

618軒

8

富山県

397軒

9

北海道

1,999軒

10

長野県

769軒

 

出展:都道府県別統計とランキングで見る県民性|ラーメン店舗数

http://todo-ran.com/t/kiji/11806

 

東京などの大都市は人口が多いため、人口に対しての店舗数で比較すると順位が低くなるのですね。ちなみに、東京のラーメン店は3,296軒、福岡は3,481軒もあります!

 

④どんな店を作りたいか決めてから競合リサーチを

ラーメン屋には、前述しました「こだわり」のラーメン屋もありますが、昔ながらの気取らない家族向けのラーメン屋ももちろん建材です。

 

こだわりラーメン屋の事業を軌道にのせることができれば、ひと月100万円の売り上げも夢ではありません。しかし、例えば「魚介みそラーメン専門店、他のラーメン一切なし!」といったラーメン屋を開いたとしましょう。

 

万人向けではなくマニア向け寄りのラーメン屋を開いた場合、失敗した場合のリスクはバ人向けの店より高いのです。そのため、低リスクをとって無難な家族向けのチャーハンや数種類のスープのある店にするのか、それともこだわり職人気質の店にするのか、オーナーであるあなたが方針を決めるのです。

 

 

方針を決めたら、その競合店をセレクトして時間の許す限り競合店に行き実際にラーメンを食べて研究してみましょう。

 

⑤続いては出店地域のリサーチをする

自分の出したい店の目標リサーチの次は、出店する地域の傾向を以下のポイントに絞って掴みます。

 

・人口はどれくらいなのか?

・地域に多い年齢層はどうか?

・人通りの多い時間帯は何時から何時か?

 

地域リサーチについては、お金を払えばリサーチ業者がやってくれます。しかし、本サイトではオーナー自らやったほうが勉強になりますし、リサーチ料金は何十万円もかかるので出費を抑えるためにも自分でやりましょう。

 

地域リサーチの方法は、アンケート調査や座談会などがありますが、個人営業のあなたはまず図書館を多いに利用しましょう。図書館では、その地域の人口に関する資料やハローページを閲覧できます。

 

また、インターネットで「〇〇区 ラーメン屋」などのように検索すれば、地元で人気のラーメン屋の口コミなどもチェックできます。

 

地域リサーチをすれば、地域に合った店を創ることができます。お年寄りだらけなのに、油がたっぷりのとんこつラーメン屋を作って売れない店になる。こんなミスを防ぐことが可能です。

  2.ラーメン屋を開くための必要資金とは?

ラーメン屋を開くための必要資金は、店舗を借りる資金と内装の工事費用、調理器具を買うお金である設備資金、そしてラーメンを作るための材料を買うお金、アルバイトのバイト代、人を呼びための宣伝費といった運転資金の2種類があります。

 

設備資金

運転資金

保証金(敷金)

84万円

(家賃14万円で6か月の場合)

礼金

14万円

※礼金のない物件もあります

厨房機器・食器・調理器具・製麺設備費

450万円

不動産仲介手数料

14万円

※仲介手数料はだいたい家賃1か月分

内外装費・電気・ガス・水道等の設備工事

400万円

(坪単価40万円×10坪)

前払い家賃

14万円

※入居前に1か月分を支払います

 

ラーメンを作るお金

75万円

(原価300円×一日100杯×月25日

稼働の場合)※1杯1000円のラーメン

 

人件費

15~25万円

(アルバイト1~2名)

 

光熱費、水道費

25万円

※売上高250万円の10%計算の場合

合計:934万円

合計:143万円

 家賃14万円の物件を借りてラーメン屋を開く場合、設備資金は約950万円、運転資金が約150万円で、合計1,100万円の開業資金が必要です。 

 

もちろん、不動産業者によってはこれより安くなる場合も高くなる場合もあることでしょう。しかし、ラーメン屋を開くのに100万円でひらけるということはまずありません。

 

目安として、最低でも1,000万円はかかるとみてよいでしょう。

 

3.必要資金をどうやって準備するのか?

①自己資金は最低でも200~300万円は貯めよう

ラーメン屋を開くためのお金を全てゼロから貯める必要はありません。日本政策金融公庫という日本政府100%出資の金融機関でお金を借りることは可能です。

 

日本政策金融公庫|新創業融資制度

https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/04_shinsogyo_m.html

※詳細は、以下日本政策金融公庫の公式ページをご参照ください

 

例えば、ラーメン屋の開業で必要な資金1,000万円のうち300万円を頑張ってじぶんで貯めるとしましょう。残りの700万円は日本政策金融公庫の新創業融資制度という貸付金で借りるとします。

 

この制度を使えば、年利1~2%という低金利で7~15年といった長期で計画的に返済することが可能です。日本政策金融公庫では事業実績のない新規のラ面やオーナーにもお金を貸してくれますが、最低限200~300万円の自己資金の準備は必要です。

 

②オーナーの信用度を高めてから申しこみをする

事業資金を金融機関から借りることを融資と呼びますが、融資の審査に通るにはオーナー自らの借金がない状態での申し込みが理想的です。

 

しかしながら、住宅ローンや車のローンはほとんどの人が持っています。これらは特に問題視されることはありません。問題なのは、融資の希望額に対してクレジットカードなどの借金の額が多すぎる、消費者金融での延滞履歴が5年以内にある、などの場合です。

 

③ラーメン屋での経験を積む

融資を受けるのとラーメン屋業界での経験リハ密接に関係があります。融資を受けるのに、全くの素人ではまず事業資金は借りられないでしょう。

 

アルバイトでもいいので、融資を希望する業種と同じ業務経験を積み、しっかりと経営できると担当者にアピールする必要があります。

 

4.持ち家なら設備資金を大幅にカットできます!

ラーメン屋を開くのに、新たな物件を借りるのではなく、自宅を改装して取り込む方も大勢います。

 

自宅を改装するメリットは、通勤時間が短い、保証金が必要ない、など通勤時間と費用に関するものが挙げられます。他にも、自分の住む地域については詳しいので、地域リサーチがやりやすいというメリットもあります。

 

しかし、自宅改装する場合、近隣への許可や挨拶、自宅の住居部分への騒音やにおいはどうするのか、防犯をどうするのか、なども問題点もあります。

 

5.ラーメン屋を開くために必要な資格について

夢のラーメン屋を開くには、営業許可証をとる必要があります。

 

・営業許可証

最寄りの保健所へ申請する。食品衛生責任者、栄養士、調理師、菓子衛生士のいずれかの資格が必要です。

 

例えば食品衛生責任者の場合、受講料10,000円で講習会に参加すれば認定されます。申込先は、各地の食品衛生責任者養成講習会のサイトです。

 

食品衛生責任者養成講習会

http://www.toshoku.or.jp/shikaku/seki-youryo.html

※上記リンクをクリックすると、食品衛生責任者養成講習会の公式ページにリンクします

 

まとめ

ラーメン屋を開くのに必要な資金は平均で1,000万円、必要な手続きは営業許可書をとることです。ラーメン屋は全国にたくさんある人気業界です。

 

街の一番店を目指すには、まず競合店や地域店のリサーチを綿密に行っていくことで、より理想に近い店を創る事ができます。

株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
【プロフィール】
平成22年04月 資格の学校TAC入社、財務諸表論講座講師を5年間務める
平成24年04月 税理士事務所で勤務
平成24年08月 個人で融資サポート業務をスタート
平成27年12月 株式会社SoLabo設立
現在までの融資実績は1600件以上

【書籍】
『独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方35の秘訣』(幻冬舎)

【運営サイト】
資金調達ノート » https://start-note.com/
創業融資ガイド » https://jfc-guide.com/
inQup     » https://inqup.com/

【 動画で確認! 】株式会社SoLabo代表 田原がチバテレビに出演しました。