ドッグカフェを開きたい!ドックカフェの開業マニュアル

ドッグカフェを開きたい!ドックカフェの開業マニュアル 起業のための資金調達 – 飲食(飲食店・外食・デリバリー)
カフェ定員はミニチュアダックス

ワンちゃんも一緒に楽しめるドッグカフェ、開業に必要な資格や費用はどれくらい?

ワンちゃんなどペットとの生活スタイルは近年、大きく変わっています。 そして、その変化に乗って、ペット一緒に楽しめる場所が増えています。 ドッグカフェもそのひとつです。 ワンコが大好き!自分の愛犬を看板犬にしたい!!などドッグカフェの開業を目指している方も多いのではないでしょうか? ドックカフェの開業に必要な資格や必要な資金の目安などドックカフェ開業マニュアルをご紹介します。

1.ドッグカフェとペット同伴可能なカフェに違いはある?

ドッグカフェとペット可のカフェの違いの説明

ドッグカフェとペット同伴可能なカフェは一見するとどちらも同じような印象を持ちますが、ドッグカフェはワンちゃんと一緒に利用することを前提としたカフェです。

ワンちゃん用のメニューがある、ワンちゃん用のお水がある、リードをかけられるリードフックがある、ワンちゃんが遊べるスペースがあるなど、ワンちゃんと飼い主さんが楽しむための設備が整っています。

一方、ペット同伴可能なカフェは、人間が利用することが前提の一般的なカフェです。

カフェの一角(テラス席など)はペットが一緒でも利用してもらうことができますよ。というカフェのサービスの一種といえます。

ちなみに、猫カフェや爬虫類カフェ、ふくろうカフェなど近年、動物×カフェという形態のお店が増えていますが、これらのカフェは、ペットと一緒に利用するという形とは異なり、

店舗にスタッフとして働く猫や爬虫類、ふくろうなどの動物を楽しむカフェです。

2.ドッグカフェの開業に必要な資格・許可

ドッグカフェの開業に必要な資格

ドッグカフェの開業に必要な資格は、通常の飲食店と同様に食品衛生責任者の資格が必要です。

動物取扱責任者は、動物の販売、保管、貸出、訓練、展示を行う場合に必要な資格です。

愛犬をお店の看板犬とする場合、展示に該当する可能性があります。各自治体の福祉保健課や保健所などに事前に確認してみてください。

猫カフェなど動物×カフェは動物の展示に該当しますので、動物取扱責任者の資格が必要となります。

ドッグカフェの開業に必要な保健所の届出

ドックカフェの開業には「飲食店営業」か「喫茶営業」のどちらかの営業許可が必要です。

飲食店営業は、お店で作っている料理等を提供して飲食をさせる場合に必要です。喫茶営業はお酒以外の飲み物や軽食を提供する場合に必要です。

どちらでも営業することは可能ですが、メニューの幅などを考えると飲食店営業で営業許可をとっておくことをおすすめします。 

また、動物取扱責任者と同じように、愛犬を看板犬にとしてお店でお客様と触れ合う場合には第一種動物取扱業(展示)が必要な場合があります。こちらも合わせて確認してみてください。

ドックカフェの営業許可の注意点

ドッグカフェは、動物と触れ合うということから食品衛生の観点では、通常の飲食店よりもよりしっかりとした衛生管理を求められます。

施設基準や衛生基準などを各自治体に確認しておきましょう。

ちなみに、愛知県名古屋市ではドッグカフェの衛生管理に対し、以下のような『いわゆる「ドッグカフェ」に対する衛生指導要綱』を定めています。

参照:名古屋市保健所・保健センター 『いわゆる「ドッグカフェ」に対する衛生指導要綱』

ドッグカフェの開業に必要な消防署への届出

飲食店の営業許可を申請したら、消防署で防火関係の届出も必要です。

ドッグカフェの収容人数が30人を超える場合、防火管理者責任者(延床面積が300㎡以上は甲種、300㎡未満は乙種)の申請が必要です。

その他、防火対象設備使用開始届や、火を試用する設備等の設置届なども提出も必要です。

3.ドッグカフェの開業に必要な資金

 

開業資金目安(設備資金)

上記の合計が780万円~980万円、ここに運転資金(材料原価・人件費・家賃・水道光熱費など)3ヶ月~半年程度は準備しておく必要があります。

ドックカフェの開業には少なくとも1,000万円以上の資金が必要となります。

4.ドッグカフェの開業のポイント3つ 

ポイント1:みんなが安心して利用できるように「ルール」を定める

人間だけが利用するカフェとは異なり、ワンちゃんたちも利用するドックカフェではルールを決めておくことが大切です。

基本的には、ドッグランなどの施設のルールと同じですが、不特定多数のワンちゃんが訪れるため最低でも以下のルールは周知してもらえるようにしましょう。

  • 予防接種を受けている
  • ヒート中は遠慮してもらう
  • ノーリード禁止
  • 基本的なしつけができている など

ポイント2:ワンちゃん用メニュー

ワンちゃん用のメニューは、あまり手間がかからずにかつ、安全・安心なメニューを心がけましょう。レシピを一緒にお渡ししても喜ばれるかもしれませんね。

ワンちゃんには絶対に食べさせてはいけない食材や、消化が苦手な食材などがあります。

そういった知識もしっかりと勉強しておきましょう。

ポイント3:飼い主さん用メニュー

飼い主さんのメニューには、両手が塞がらないメニューを準備するようにしましょう。

両手がふさがってしまうと、瞬時にワンちゃんを抑えるなどの行動に制限がでてしまいます。ワンちゃんを気にかけながら、気軽に飲食できるメニューが理想です。

5.ドックカフェは+αで上手に運営しましょう

ラテアート「DOG」

ドッグカフェだけで運営することももちろんOKですが、ワンちゃんの飼い主さんが集まる場所なので

  • 物販スペースを設ける
  • ドッグランを併設する
  • トリミングサロンを併設する

など、ドックカフェ+αのサービスが展開できると、より多くのニーズを得ることが出来ます。

ただし、新たに始めるサービスの種類によっては、開業届等の変更が必要になることがありますので事前にしっかりと確認しておきましょう。

まとめ

ドッグカフェは、ワンちゃんも一緒に楽しめるカフェであり、ワンちゃん好きな人たちの交流の場としても楽しめます。

しかし、衛生管理など通常のカフェよりも厳しい点も多々あります。開業に向けての資格や許可、必要な設備等は事前に保健所等でしっかりと確認しておきましょう。 

ドッグカフェの開業に必要な資金の融資をご検討の方は日本政策金融公庫での融資をおすすめします。

 

株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
資格の学校TACで財務諸表論の講師を5年行う。税理士事務所勤務を経て、平成23年より個人で融資サポート業務をスタート。
平成27年12月、株式会社SoLabo立ち上げ。
融資支援業務に力を注ぎ、現在では400件以上の融資支援を行っている。