立ち飲み居酒屋開業を予定している方必見!!
立ち飲み居酒屋の魅力を挙げるとすると、「気軽に寄れる」「一人でも行ける」等、色々な意見があるかと思います。 また、最近では立ち飲み屋を営む方も増えてきているのが現状です。 その理由として、お店側からしたら、回転率の良さがあるようです。 今回は、立ち飲み居酒屋を開業しようとしている方必見の、開業資金と開業準備について、お話していきます。
1.開業予定の物件について
開業する為には、まず物件を探す必要があります。
ここで覚えておいてほしいことが。
約半年~10ヵ月の保証金・敷金がかかるということです。
普通に自身で物件を借りて住む場合とは異なり、店舗となる物件を借りる場合には、何倍もの保証金・敷金が必要になるということです。
物件費用に関しては、立地によって大きく異なる為、きちんと計画を立てる事が大切です。
立地条件の重要さ
飲食店に限らずどんな事業でも、立地条件によって会社の売上が左右されます。
開業予定の物件の立地が、友達が多い、駅や家から近い、などの理由では十分な売り上げは見込めないでしょう。
自身がターゲットとしたいお客様が、その立地に多く集まるのか、ということを明確にしておくことが大切です。
その為には、事前に様々な立地を調査し、どんなところにターゲットのお客様が集めるのか、ということを把握しておく必要があるのです。
開業後の事を何も考えず、物件の安さだけにとらわれて、決めないように気を付けましょう。
2.内装・外装・設備について
開業する為に必要となる内装・外装・備品等は、主に以下のものになります。
業種や業務形態により、必要となる備品は変わってきます。
内装や外装は、こだわりが強ければ強いだけ、開業資金もかかる事でしょう。
ですが、全てにおいて、1つの業者にお願いするのではなく、複数の業者に対して見積りを依頼し、工事内容や今までの実績から業者の選択をすると良いでしょう。
また、全てを新品のものにするのではなく、中古備品を利用することで、開業資金を大きく下げる事にも繋がります。
思っていたよりも開業資金が大きくなってしまった場合は、資金を減額できるところを探し、1つ1つにかかる資金を少しずつ下げることを目指しましょう。
居抜き物件の利用
居抜き物件というのは、前に物件を使用していた業者の内装設備や厨房機器等がそのまま残されている状態で、そのような物件であれば、クリーニングを行い、看板を変えるだけで使用できる、店舗物件の事を言います。
居抜き物件を利用することで、クリーニング代はかかるものの、新たに厨房機器を取り付けるよりも安い金額で、開業することができるため、メリットとなります。
ただし、居抜き物件を利用する際の注意点として、以下の事は頭に入れておきましょう。
居抜き物件として店舗を売り出す理由として、ほとんどが経営難かと思います。
その理由の中に、立地条件の悪さがあるのならば、購入を考えるべき点です。
もしも理由を教えてくれない場合には、自身で調査するようにしましょう。
3.運転資金について
開業資金と聞いて、店舗物件・内装費や外装費・備品等を思い浮かべることがほとんどかと思いますが、もう一つ重要なことがあります。
それが運転資金です。
運転資金も開業資金として必要な資金の一つとなりますが、開業ばかりに気を取られてしまい、運転資金の事を全く考えていなかった…ということも少なくありません。
開業後に、売上がグングン上昇し運営が安定する、という保証はありません。
大抵は、半年ほどを見て、少しずつ売上を上げ、運営が安定していくものなのです。
開業後に資金不足にならないためにも、余裕を持って開業資金を用意しておくようにしましょう。
用意しておくべき運転資金は、「運転資金(1ヵ月分)×3~6ヵ月分」、余裕を持つことは悪いことではないので多く見て、6ヵ月分の運転資金があると良いでしょう。
運転資金の代表例
運転資金と聞いてもピンとこない方は、以下の内容を参考に、計算してみて下さい。
4.開業資金の目安
これまでの事をまとめ、実際に開業資金で必要となる金額を予測したところ、以下のようになりました。
▪店舗の面積を10坪とし、従業員を3名雇うとして計算します。
運転資金に関しては、1ヵ月分×4カ月で計算します。
その結果、全体で1,318万円程かかるという計算になりました。
ですが、これはあくまで目安としてお考え下さい。
立地条件が良ければ、家賃が上がり、必要な開業資金も高くなります。
その半面、居抜き物件の利用や、備品を中古にするなどして開業資金を下げることも可能です。
あくまで自身の計画上、可能な範囲で、開業を目指すことが大切です。
理想としている雰囲気に近づけるように、無理のない開業を進めていきましょう。
また、1,000万以上の開業資金を自己資金だけで賄うのは難しいので、飲食店を開業する場合は金融機関から融資を受けるケースもあります。
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まとめ
今回は、立ち飲み居酒屋の開業資金について、ご説明してきました。
物件の立地、物件の条件、調理器具等は、選び方次第で本来かかる開業資金を大きく下げる役割を持っています。
見栄を張って開業を目指すのではなく、自分に余裕を持って、開業を目指すことを心がけましょう。
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平成24年8月以降 副業で税理士事務所勤務や広告代理事業、保険代理事業、融資支援事業を経験。
平成27年12月、株式会社SoLabo(ソラボ)を設立し、代表取締役に就任。
お客様の融資支援実績は、累計4,500件以上(2021年7月末現在)。
自身も株式会社SoLaboで創業6年目までに3億円以上の融資を受けることに成功。
【書籍】
2021年10月発売 『独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方38の秘訣』(幻冬舎)
【運営サイト】
資金調達ノート » https://start-note.com/
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