少ない自己資金で日本政策金融公庫からの高額融資!
今回は勤務先の理容室を引き継ぎ創業したKさんの事例をご紹介します。
Kさんは、勤務した理容室のオーナーが高齢となり、お店を引き継ぐことになりました。
引き継ぐための営業の譲渡価格は800万円でしたが、手元にある自己資金は100万円でした。今回は、少ない自己資金で高額融資に成功した事例です。
今回の融資のポイントは次の3つです。
・ここ数年の店長としての実績
・自己資金の用意の仕方
・事業計画と裏付けるための資料
長年の勤務歴とここ数年の店長としての実績
Kさんは今回引き継ぐ理容室に19年間勤務していました。
また、ここ数年は高齢でお店に出ることが難しくなってきたオーナーに代わって、Kさんが店長としてお店を切り盛りしていました。
顧客数と売上共に増加させていて、店長としてもしっかりと実績を積み上げてきました。
社会人になってから1か所で長年勤務したことや、店長として任されて以降の業績を向上させた実績は、融資でも評価されました。
コツコツ貯めてきた自己資金
今回の融資申込金額は800万円でしたが、用意できていた自己資金は100万円程度でした。
通常、100万円の自己資金に対しては高額で満額の融資は難しいです。
ただ、Kさんの場合は、3年以上前から毎月一定金額をコツコツと貯めてきた自己資金でした。
生活用の通帳とは別に通帳を分けて、将来独立するときの準備資金用通帳を作り貯金をしていました。
こうした形で用意した自己資金は、毎月一定額を支払える返済能力があることと、計画性のある方という評価につながります。
今回の融資でもその通帳を申込資料として添付しており、評価されています。
実績を基にした事業計画
今回は、勤務先を引き継ぐ形での創業だったため、店舗の実績を提示することが出来ました。
また、Kさんご自身が日別・月別に売上、顧客数、平均単価、店舗内物販の金額などを監視している記録もあったため、精度の高い事業計画を作成して提示することが出来ました。
さらには、専門家と相談しながら、Kさんや店舗の強みなどを再確認しながら事業計画を作成しました。
専門家と相談しながら相当現実的で説得力のある事業計画に仕上げたことで、少ない自己資金で高額融資に結び付けることができました。
まとめ
今回の事例の場合は、Kさんの経歴と創業経緯とまじめにコツコツと自己資金を貯めてきたことなどが評価されました。
また、ご自身が店長としてマネジメントしていた店舗を引き継ぐに際して、店舗の実績に関する資料を融資申込資料として添付したことで、事業計画の説得性を高めることにつながりました。
Kさんは、専門家と相談しながら、提出できる効果的な資料も整理して融資資料としてまとめていきました。
その結果、少ない自己資金で800万円の高額融資に成功しました。
創業者ご自身が持つ強みや実績があるのであれば、融資申込みで効果的に伝えることが重要です。
そのために、どんな資料を使って、どのように事業計画で表現するのかを知っている必要があります。
専門家は実績も多く、過去の実績からポイントを押さえた計画を作ることができます。
事業計画を作るうえで不安がある方は、専門家に相談して日本政策金融公庫の担当者が納得してくれる計画を作成しましょう。

平成24年8月以降 副業で税理士事務所勤務や広告代理事業、保険代理事業、融資支援事業を経験。
平成27年12月、株式会社SoLabo(ソラボ)を設立し、代表取締役に就任。
お客様の融資支援実績は、累計6,000件以上(2023年2月末現在)。
自身も株式会社SoLaboで創業6年目までに3億円以上の融資を受けることに成功。
【書籍】
2021年10月発売 『独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方38の秘訣』(幻冬舎)
【運営サイト】
資金調達ノート » https://start-note.com/
創業融資ガイド » https://jfc-guide.com/
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