【創業後の融資】建築業運転資金300万円の融資事例

【創業後の融資】建築業運転資金300万円の融資事例 起業後の資金調達 – 不動産(販売・仲介・内外装・リフォーム)
日本政策金融公庫 融資 建設業

日本政策金融公庫から300万円の資金調達!

建築業のMさんが1年で運転資金の融資を3回受けることができた事例です。
日本政策金融公庫の融資では、融資を受けた後に追加融資を受けるときに、基本的に1年以上の実績を求められることが多いです。
今回の事例では、1年間の間で3度目の追加融資を受けることに成功した事例です。

  今回、1年間の間に3回目の融資申込にもかかわらず、融資を受けることができたのは事業計画の内容が要因と考えられます。
さすがに3回目は厳しいのではと、半分はダメもとで専門家に相談をしました。
専門家とは、事業に関する過去の経緯と、現状の把握、今後についてお打合せを行いました。

  今回の事業計画のポイントは次の3点です。
・会社を成長させるための経営方針の転換
・今後の売上見通し
・利益率改善のための施策

 

会社を成長させるための経営方針の転換

 

Mさんの会社は業歴が20年の建築業ですが、過去は2次請け、3次請けの会社でした。

しかしMさんは、今後の成長や受注の安定・利益率を考えた時に、一次請けのポジションを取りたいと考えました。

そこで、前年は多少の売上を犠牲にしてでもMさんが営業に回り、大手メーカーとの1次請けの契約を獲得しました。

同時に、各分野の職人の確保も進めることで、受注を拡大する準備を進めていきました。

その結果、昨年末に日本政策金融公庫から1度目の融資を受けました。

さらに、いよいよ着工が増え始めた今年の春先に2度目の融資を受けました。

ここの間が数か月しか空いていないのも割と珍しいケースです。

しかし、経営方針の転換によって大手メーカーとの契約を結ぶことができたことや、実際に受注が増え始めた実績は日本政策金融公庫の審査では評価されました。

 

今後の売上見通し

 

3度目の融資を受けたいと考えた時の業績は、前年比で売上は4倍の金額になっていました。

そのため、運転資金の確保が必要となり、融資を受けることが必要だったのです。

申込時点で、その先の仕事も取引先から発注書が発行されており売上の見通しも立っている状況でした。

売上の改善実績や受注残や取引先からの受注見通しが提示されていることは、日本政策金融公庫の融資では評価されました。

 

利益率改善のための施策

 

今回のケースでは、売上は戦略的な取り組みで劇的な改善を見せていましたが、一つ大きな問題がありました。

それは、利益率がとても低く利益体質ではなかったため、売上が伸びたとしても利益が捻出されず、手元の資金がほとんどない状態が続いていることでした。

専門家とのお打合せの中で利益率が低い要因を検討した上で、外注管理や原価管理の具体的対応策を事業計画書に盛り込みました。

 

売上の改善に加えて、利益率の改善を検討して具体的な対策を用意するという積極的な経営姿勢は日本政策金融公庫の審査では評価されました。

 

まとめ

 

通常、日本政策金融公庫の融資では、前回の融資から1年程度の実績を作った上で追加融資の検討をされることが多く、今回の事例は特殊なケースであったと思います。

今は難しいかな?というときでも、一度、専門家に相談してみるのが良いと思います。

事業の状況によっては、今回のケースのように融資を受けることができるかもしれません。

また、すぐに融資が受けられなかったとしても、次の融資タイミングに向けて必要な準備や、業績の改善に向けた具体的な方策が見つかるかもしれません。

 

専門家に相談して、対策をするだけで、融資の可能性は全然違ってきます。

 

少しでも不安を感じている方は、一度専門家に相談してみてはいかがでしょうか。

株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
資格の学校TACで財務諸表論の講師を5年行う。税理士事務所勤務を経て、平成23年より個人で融資サポート業務をスタート。
平成27年12月、株式会社SoLabo立ち上げ。
融資支援業務に力を注ぎ、現在では400件以上の融資支援を行っている。