事業安定のために日本政策金融公庫から400万円の融資を受けた事例とは?
インターネットを活用した野菜の販売サイトを運営している会社で、3期目のお客様ですでに人脈や経験を積み上げていらっしゃいました。 今回、人員体制の増員と、サイトのスマホ対応を計画されており、融資をご希望とのことでご連絡をいただきました。 売上拡大のためにも体制を整えることが急務で活動されていました。 決算書と試算表をもとにしっかりと状況説明し、日本政策金融公庫から400万円の融資に成功しました。 創業後の融資事例としてご紹介させていただきます。
400万円の融資を日本政策金融公庫から受けることに成功したKさんの事例
ご相談いただいたタイミングは、すでに2期事業が終わっており、3期目の途中でした。
今までの実績のおかげで、インターネットからのお客様からの依頼数も増え、安定して売上を上げる事が出来ていました。
その中で、農家様からいただいた野菜を出荷準備するメンバーの補強と新規の営業活動時間確保を目指し、融資を希望しました。
昨年、信用金庫からの融資を受けており、受けてからの期間が短かったため、どのように提案すれば融資可能性を上げる事が出来るか考えた結果、資金調達の専門家(認定支援機関)に相談いただきました。
今後の事業展開を拡大する意図を日本政策金融公庫の担当に伝えることができ、400万円の融資に成功しました。
日本政策金融公庫からの融資に成功した理由
①売上推移
Kさんはすでに売上が2年半の間あり、事業が整理出来てきて成長している点をご評価いただきました。
かつ、申込時の売上推移も安定しており、自社社員の教育にも注力できるうえに、外注費が削減出来ることが説明できました。
たびたび、当たり前のことで恐縮ですが、事業の成長性を感じてもらう資料を作成することができると、日本政策金融公庫の担当者も見え方が変わってきて、融資実行の糸口を一緒に探してくれるようになってくれます。
②日本政策金融公庫と関係値のある信用金庫からの借入実績
日本政策金融公庫の取り組みのある信用金庫からの融資実績がありました。
通常、他社、他行からの借入はマイナスイメージを持つことが多いのですが、審査基準が近いことや、日本政策金融公庫との共同の融資制度があったりする場合、可能性を高められることがあります。
今回の事例についてもまさに、信用金庫との関係値がすでにあったことで評価いただけました。
しかしあくまで、事業の将来性や、現状の売り上げ数字などから審査がされます。
他でも借りているから公庫でも借りやすくなるわけではありません。
③事業のボトルネックを的確に伝え使い道が明確
公庫面談時に現状を正確に伝えて、問題点に係る対策と、それに伴ってかかる費用が何か的確に答えられたことにより、安定させるために必要になる費用だとご理解いただけました。
曖昧な使用用途の場合、指摘を受けてしまい本当に必要なのか説明しきれない場合がありますが、今回の面談では力強く説明いただき成功につながりました。
まとめ
融資を受ける場合、やはり大事になるのが、事業の成長性や、経営者の方の事業理解ではないでしょうか。
日本政策金融公庫の担当に説明し、数字の根拠を元に、将来の事業の成長性を感じてもらうことが非常に重要です。
勢いで語ってしまう経営者の方は注意が必要です!
公庫の担当としても聞いてはいけない情報もある中で、何でもかんでも話してしまうと事実関係を確認しなくてはいけなくなります。
最悪の場合、融資が出来ないことになることもあります。
現状数字の把握を公庫面談前にしっかり準備し、資金調達を上手に活用して、事業拡大に利用しましょう。

平成24年8月以降 副業で税理士事務所勤務や広告代理事業、保険代理事業、融資支援事業を経験。
平成27年12月、株式会社SoLabo(ソラボ)を設立し、代表取締役に就任。
お客様の融資支援実績は、累計6,000件以上(2023年2月末現在)。
自身も株式会社SoLaboで創業6年目までに3億円以上の融資を受けることに成功。
【書籍】
2021年10月発売 『独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方38の秘訣』(幻冬舎)
【運営サイト】
資金調達ノート » https://start-note.com/
創業融資ガイド » https://jfc-guide.com/
経営支援ガイド » https://support.so-labo.co.jp/
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