金融機関との関係値構築のために融資を受けた飲食店社長の体験事例

【飲食店の融資】金融機関との関係値構築のために融資を受けた事例 起業後の資金調達 – 飲食(飲食店・外食・デリバリー)
金融機関との関係値構築のために融資

日本政策金融公庫からの融資を受けて事業位拡大!

世間一般では無借金経営が良い、借り入れは可能な限りしない方が良いといわれていますが、
資金調達をうまく使って事業の安定化、拡大をしていきましょう。

  飲食店を経営しているKさんが今回、将来の事業拡大を見越して金融機関との関係値を構築するために
融資を受けた事例をご紹介させて頂きつつ、金融機関との付き合い方について記載します。

将来的に事業拡大を検討されている方、万が一に備えて金融機関との関係値を作っていきたい方はぜひ、お読み下さい。

 

 

Kさんの状況

 

・個人事業主として2期が終了し、売り上げは1000万円近く

・従業員も1名しかおらず、支出もすくない

・将来的には(2年以内)は移転拡大、または2店舗目の出店を検討

・事業の拡大、何かあった時のために金融機関との関係値作りを希望

 

以上が、Kさんのご状況です。

 

金融機関との関係値って何?

 

金融機関との関係値って何だろうと思った方もいらっしゃるかと思います。

簡単に言えば、事業を行う中で、何かあった際に融資が可能な金融機関を増やすということです。

手間だし、時間がかかるので、その”何かあった際”に融資を受ければ良いとお考えの方いると思います。その考えは間違いです。

 

どうしてかというと、

  • 融資を受けるのは、初回の審査が厳しい
  • 初回の審査には時間も手間がかかる
  • 状況が悪いタイミングでは融資が受けられないor融資金額が少額になる

 

上記の③点が挙げられますので、出来るだけ金銭的、時間が取れるタイミングで融資を受けておきましょう。

 

先に融資を受けていると状況がどう変わるのか

 

では、先に融資を受けている場合には、どう変わってくるのか。

  • 金融機関に“返済実績”が蓄積する
  • 融資を受けて返済していくことで徐々に与信枠が大きくなる
  • 融資を次回受ける際に、手間、かかる時間が減る
  • 何かあった際にも、対応してもらえる可能性が上がる

 

簡単に記載すると上記の4点です。

 

◎返済実績を作っていく

返済回数を重ねていくことで、金融機関には、返済実績が蓄積していきます。

金融機関が融資をする際に、重要視するのが、『返済可能性』です。

貸したお金が返ってくるのかという意味です。返済をしていくことで、返済可能性の高さを証明していくこととなります。

初回の融資が少額であった場合も、次回融資を受ける際、融資可能金額が増えていきます。

これは実績の積み重ねによって、個人、法人の与信が増えたということです。

 

×返済遅延、返済金額の変更はしないこと

いくら初回の融資に成功したといっても返済が遅延したり、返済金額を変更したりするのはしないようにしましょう。

理由としては、実績の積み重ねによって実績を作っていくので、信頼を勝ち取れないということが挙げられます。

また、返済金額の変更は『リスケジュール』と呼ばれ、金融機関に好まれません。

返済額を少額にする場合には、事業がうまくいっていないと見られますし、逆に返済金額を増やした場合にも、

金融機関は金利を活用して、事業を展開しておりますので、想定していた金利を回収出来ず、良い顔はされません。

 

返済金額の減額、増額ともに金融機関の信用情報に残ってしまうため、

返済遅延、リスケジュールはしないようにしましょう。

 

◎手間、時間が減る

初回の取引では、必要書類が多かったり、審査が厳しくなります。

これは、返済が本当に可能なのかを見極めるため、致し方ないとは思えます。

 

初回の融資後、翌年、決算後に申請した場合には、業績、状況にもよりますが、初回に比べ時間も手間も減る場合が多いです。

何かの緊急時に資金が必要な場合には、関係値を築いていた方が金額は大きく、着金までの時間は短く済みますので、先に融資を受けられる場合には受けておきましょう。

 

◎Kさんはどうだったのか

2期の終了時に、売り上げも順調に伸び、手残りも増加しておりました。

事業実績としても、提示出来ている中での融資でしたので、日本政策金融公庫からの融資は無事に成功し、関係値の構築を始めることが出来ました。

その後、保証協会付きの融資を銀行、プロパー融資で他行との取引を開始しました。

同時に、3行との取引を開始したため実績によっては将来的に再度融資を受けることが可能となります。

 

まとめ

 

・融資は初回が難しい

・事業の状況が良い時こそ、融資を受けておきましょう

・返済実績を作っていくことで金融機関への信頼性を高めていきましょう

 

資金調達は、何か起きた際には、難しいため、将来を見越して余裕があるタイミングで受けておきましょう!

株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
資格の学校TACで財務諸表論の講師を5年行う。税理士事務所勤務を経て、平成23年より個人で融資サポート業務をスタート。
平成27年12月、株式会社SoLabo立ち上げ。
融資支援業務に力を注ぎ、現在では400件以上の融資支援を行っている。