事業安定のための融資 | 作業場効率改善のために1,500万円の融資に成功した事例

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日本政策金融公庫 融資 飲食店

日本政策金融公庫の融資!ケータリング事業で1,500万円の借入事例

店舗の創業から9年、ケータリング事業の安定化をさせるべく、日本政策金融公庫からの融資を検討し、1,500万円の融資に成功したSさんの事例をご紹介します。

1,500万円の融資を日本政策金融公庫から受けることに成功したSさんの事例

飲食店開業後、口コミで紹介が増えていき、店舗の売り上げと同時にケータリングの依頼を多く受けられるようになっていたSさん。

ケータリングのご依頼が徐々に口コミで増えていきました。

そのうち、依頼が増えたこともあり、店舗を開けることができない日が増えました。

そこで、店舗営業は終了しケータリングに特化した事業に方針転換をし、ここ数年営業されてきました。

ケータリングの事業の場合、朝食を依頼されることも多く、仕込みが早朝、あるいは深夜からスタートすることもしばしばありました。

仕込み作業の時間によっては、調理の物音で近隣にご迷惑をかけているのではないかと常に感じていたそうです。

今回、融資を検討されたのも、調理場として借りていたマンションではなく、近隣のことを気にしなくて済む戸建てに調理場を設置することを計画したことから始まりました。

戸建ての建築費を融資で資金調達するために融資アドバイザーにご相談をいただきました。

Sさんのケータリングサービスの強みは法人からのご依頼のみで営業しているという点で、一般の方からのご依頼をいただいても、スケジュールの都合でお断りするほど、紹介のみで運営されていました。

紹介のみの営業のため、売上の調整も可能とのことでした。

社員間で相談したうえで、仕事量を無理なくこなせる状態を考え運営していました。

今後の事業拡大は考えておらず、あくまで業務改善、効率化を図りたいということで日本政策金融公庫からの融資をご希望されており、ご相談をいただきました。

 

悩んだら相談してみると吉!

Sさんは借入を行うことが初めてで、「借りる方法があるのか?」「希望する物件を購入することができるのか?」「書類の作成は何をするべきなのか。」「どれくらいのスケジュールで融資が受けられるのか。」などわからないことだらけだったため、資金調達の専門家(認定支援機関)に相談してみたそうです。

実際相談後、依頼してみて、書類作成は資金調達の専門家に依頼し、いくつか必要書類を顧問税理士に依頼し、公庫との面談にも融資アドバイザーが同席して、融資実行までいたりました。

ご希望通りの1,500万円の融資に成功しました。

 

事業の安定性、強みを理解してもらうことの重要性

起業後の融資の場合、個人事業の場合、確定申告書、法人の場合、決算書を見ながら、融資の可能性について可否が問われます。

決算や確定申告後時間がたっている場合は、それまでの試算表も併せて提出し、今後の事業の見通しについて説明する必要があります。

Sさんの場合、例年売上高は年間1,000万円弱。計画的に無理をしない範囲で働くと決めていたSさんとしては、これ以上、売り上げを伸ばす計画もありません。

ですが、今回、日本政策金融公庫の担当者に評価いただいたのは、2点。

一点目が個人のお客様からの受注ではなく、入金先(ご依頼先)が100%法人であること。

二点目が現状、お客様からご依頼いただいても、先の予約がいっぱいで、依頼自体も断っていること。

の2点でした。

CM制作に携わる大手制作会社様をはじめ、数多くのお客様が広告もなしに、口コミで広まっていっているそうで、こういったことから、今後の売り上げが見込める点をご評価いただきました。

通常、ケータリングや、店舗による販売の場合、その月の売り上げをどのように作るか、提案する必要があります。

固定客がどの程度いて、どのくらいの頻度で使ってもらっているのか、それによって、売り上げの予測値を立てますが、今回のケースですと、個人客ではなく、法人客で、かつ制作スケジュールありきで依頼が事前に決まるため、他社に比べて、売り上げの見込みが非常に高いと感じていただけました。

この点をしっかり通帳や、今までの実績としてインスタグラム等を見せて、納得していただけました。

 

移転による負担が大きくならないか説得する

創業融資の場合は、どうしても“どういった経費がかかるのかわからない”ことがあります。

業界ごとによってかかる経費も異なるため、それを元に算出し、資料に添えることをおすすめします。

起業後の融資の場合は、確定申告や決算書を元に経費に無駄がないかを説明し、改善できるものに関しては、指摘を受ける前に提案できるといいでしょう。

今回のケースですと、地代家賃として、調理場として借りていたマンションがもともと経費としてかかっていましたが、戸建ての購入によってかかる経費が充当されるので、負担が大きくならない点を説明することが出来ました。

また、作業場の拡張や、導線の確保、将来にわたって利用可能になるため、作業負担の軽減や、長い目でみると、地代家賃の削減にもつながることが説明できました。

日本政策金融公庫で融資を受けた場合、返済期間も不動産の住宅ローンに比べると短くなるケースがほとんどですが、それでも、今までの地代家賃と大きな変化なく取り組めむことが出来るという点を説明でき、公庫の担当者にご理解いただくことが出来ました。

 

売り上げの管理を明確にしておく。

日本政策金融公庫からの融資を成功させるためには、お金の流れを明確にしておくと、説明が楽なので、面談時余計な労力がかからない可能性があります。

例えば、個人通帳と、事業用の通帳を分けているのに、個人通帳に紐づく支払いで事業用のものを購入しているや、友人や知人からお金を貸してほしいといわれ、個人通帳ではなく、事業用通帳から貸すなど、このお金がどういった流れで、現状どうなっているのか、という点を説明する必要が出てくれば出てくるほど、説明が大変になり、公庫からの信頼を失うことになります。

まずはご自身でも通帳の流れを理解し、説明がつく状態にできるように心がけましょう。

 

日本政策金融公庫からの融資に成功した理由

Sさんが日本政策金融公庫の融資を実行いただけた理由の3点として、 

・事業の安定性

・融資を受けることによって負担が軽減される

・お金の流れが明確で事業としての管理が行き届いている

この3点は非常に日本政策金融公庫の信頼を得られやすい状態で、面談に臨むことが出来ます。

信頼を得られたうえで、融資金額の使用用途が明確で見積書、事業計画の提出書類が、間違っていなければ、思いも含めて担当者もご理解いただける可能性が高いでしょう。

資金調達の専門家(認定支援機関)からの依頼にもしっかりと答えてくれたSさんはお仕事と同様、事前準備を徹底して協力してくれたおかげで、日本政策金融公庫との面談時に不安材料もなく面談に臨むことが出来ました。

 

起業後融資の注意点

 決算が黒字になっていることは当然重要です。

ですが、今回プラスで重要になったのが、管理が徹底されていたということではないでしょうか。

日本政策金融公庫の担当者も上司に伝える際に不安要素を指摘されたくないので、融資希望者との面談時には自分の不安要素を払しょくするための面談を行っていると思って、丁寧に説明するよう心掛けてみましょう。

そうすれば、多少の公庫担当者からの厳しい指摘もしっかりと答えることが出来るのではないでしょうか。

とはいえ、できる限り、疑問がわくような入出金は避けるようにしておくことも、融資をうけるために非常に重要になるポイントです。

 

資金調達の専門家(認定支援機関)をうまく活用してください!

 ご存知かと思いますが、認定支援機関を経由して金利優遇を受けるというメリットがあります。

ですが、それだけではなく、書類作成の手間は省けることはもちろん、融資可能性を高めるために、過去の経験がある認定支援機関の経験を買うと考えてみたらいかがでしょうか。

認定支援機関によっては、妥当性のある金額を事前の打ち合わせで伝えてくれることもありますし、面談時に指摘受けるポイントを事前にヒアリングしておいてくれる融資アドバイザーもいます。

本業も忙しく融資資料の作成に時間がさけないで、適当に出してしまって評価を下げてしまうのではなく、しっかりとプロに依頼することもメリット十分なメリットではないでしょうか。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

個人で面談に行くと6割近くが審査で否決もしくは取り消しになっているとも聞く、日本政策金融公庫の面談です。

こちらの事例をもとに、日々の売り上げ管理はもちろん、面談時の必要書類の準備も徹底して行うことで、融資可能性をできるだけあげられるようご準備してみてはいかがでしょうか。

 

株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
【プロフィール】
平成22年04月 資格の学校TAC入社、財務諸表論講座講師を5年間務める
平成24年04月 税理士事務所で勤務
平成24年08月 個人で融資サポート業務をスタート
平成27年12月 株式会社SoLabo設立
現在までの融資実績は1600件以上

【書籍】
『独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方35の秘訣』(幻冬舎)

【運営サイト】
資金調達ノート » https://start-note.com/
創業融資ガイド » https://jfc-guide.com/
inQup     » https://inqup.com/

【 動画で確認! 】株式会社SoLabo代表 田原がチバテレビに出演しました。