資金調達でベンチャーキャピタル!どうやったらVCから資金を引き出せるか

資金調達でベンチャーキャピタル!どうやったらVCから資金を引き出せるか 起業のための資金調達 – エンジェル投資家・vcからの資金調達
資金調達 ベンチャーキャピタル

ベンチャーキャピタルって返済しなくていいお金を提供してくれる投資会社でしょ?

こんな風なイメージを持っている方は、ベンチャーキャピタルから是非ともお金を引き出したいと考えるのではないでしょうか。

今回の記事では、ベンチャーキャピタルが投資先を決定するプロセスをみながら、その資金提供方法に迫ります。

 1.ベンチャーキャピタルとはどのような集団?

あなた自身が投資をしてもらいたいのであれば、相手がどのように投資先を決めるのかを知るのはとても重要です。ベンチャーキャピタル会社のほとんどは民間会社で、規模も国内最大手でも150名程度しかいない少数精鋭の会社です。

 ベンチャーキャピタル会社は最大手のジャフコを筆頭に、新卒採用を毎年行っています。新卒で採用されたベンチャーキャピタリストはまず以下の内容で研修を受けます。

  •  1.ファインディング=投資すべき企業を探すこと
  • 2.デューデリジェンス=探し出した企業へ出資をして費用帯効果があるか検討すること
  • 3.投資先リーダーシップ=投資先でどのようにリーダーシップを取ればいいのか

 これらの内容を熟知しているベンチャーキャピタリスト(ベンチャーキャピタル会社で働く人)は、あなたのようにお金を出して欲しい経営者を相手に日常的に話をするのが仕事です。

 2.まずはVCの投資決定のプロセスを知ろう

①面談

まずVCはベンチャー企業の経営者と会います。ベンチャー企業の株を上場して大化けさせるのが彼らの仕事なのですから、上場済の企業は仕事の対象外です。

 ②ベンチャー企業が作成した事業計画書でVCへプレゼンする

お金が欲しかったらプレゼン上手でなければいけません。故スティーブ・ジョブス氏のアップル製品新作発表会の映像をみると、私たち日本人にはとても新鮮ですよね。日本教育でプレゼンが上手になるプログラムがこれまでなかったため、最近の小学校や中学校では人前で発表する内容も徐々に取り入れられているようですよ。

 ③VCがベンチャー企業を調査する

VCへ事業計画書などの資料を渡して、少し待つ期間があります。この期間に、VCはこれまでの事例や社内でのノウハウを活かして出資に値する企業なのか事業なのか、綿密に調査します。

 ④VCから審査結果の通達

VCからベンチャー経営者に出資に関する結果を連絡します。OKの場合は、どのような契約内容で契約を終結するのか話し合いの場を持ちます。また、VCの方から融資希望額を下げるなら出資するよ、上げるなら出資するよ、などの条件を言ってくる場合もあります。

 ⑤VCとベンチャー企業経営者の間で契約の終結

株の譲渡の割合、ベンチャー企業へVCから派遣する職員の人数や期限など細かい投資契約書をVC側で作成します。双方で納得・合意の上、契約を終結します。

 ⑥VCから資金の振り込み

VCからベンチャー企業へ資金の振り込みをします。基本的に現金ですが、最近ではIT企業も多いため、海外では仮想通貨での振り込みなどの場合もあるようです。

 3. 人脈を広げてVCと会談する機会を持とう

本当にあなたのしている事業が将来有望なのであれば、あなたが事業計画書を作成していろいろなベンチャーキャピタルに売り込みをすればいいのです。まるで漫画家が出版社へ売り込みをするようなイメージで。

 しかし、それには長い時間や根性が必要で、成功するかもわかりません。漫画の場合もそうですが、独りよがりが一番危険なので、身近な人だけでなく専門家の意見を定期的に取り入れるのが良い事業計画書や良い人材と出会う早道です。

 今は事業をする上で絶好に良い環境が整えられています。ネット上でも専門家とは出会えますし、事業に関連するtwitterなどのSNSをフォローしていれば、次第に気心知れる仲間とも出会えることでしょう。

英語が得意なら、英語で事業についてTweetしてみましょう。国内だけでなく海外にまで広げて人脈を作り、しっかりした事業計画書を作る。これがVCから出資を引き出す第一歩となります。 

まとめ

ベンチャーキャピタルは会社として投資をしていますので、個人のエンジェル投資家からお金を出資してもらうよりももっとハードルが高くなります。けれども、工学系やIT系などの学生さんの行う事業についても出資をしているのも事実。

VCがあなたの事業を本当に将来性があり優秀と感じれば、出資の可能性もゼロではありません。まず、あなたの事業計画を多くの人にみせて感想をもらうところからスタートしましょう。

株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
資格の学校TACで財務諸表論の講師を5年行う。税理士事務所勤務を経て、平成23年より個人で融資サポート業務をスタート。
平成27年12月、株式会社SoLabo立ち上げ。
融資支援業務に力を注ぎ、現在では400件以上の融資支援を行っている。