資金調達方法31種類とメリット・デメリット~起業向きの方法をご紹介!

資金調達方法31種類とメリット・デメリット~起業向きの方法をご紹介! 起業のための資金調達 – 起業前に実施しておくべき準備
資金調達

事業における資金調達はとても重要です。

経営ではよく「ヒト・モノ・カネ」が大切と言われていますが、カネがなければ人も雇えず、商品の仕入れもできません。資金調達に失敗すれば、それだけで経営破綻となるかもしれません。

資金調達に失敗しないためには、まず資金調達にどんな種類があるのかを知り、次にどんなメリットとデメリットがあるのかをよく知ることです。

 あなたが思っている以上に資金調達の種類は多岐にわたります。融資やカードローンだけでなく、クラウドファンディング、リース、売掛金の売買なども資金調達の一種です。そして、特徴(例、年利や必要提出書類など)も異なります。

 今回の記事では、資金調達にはどんな種類があるのか?どんなメリットとデメリットがあるのか?というテーマで簡単にご紹介したあとに、起業前と起業後に利用すべき資金調達の方法を解説します。

 1.資金調達とは

①ことばの意味

資金調達という文字をみると、「資金」を「調達」するという漢字が使われています。このため、一般の方は資金調達というと「銀行などの金融機関から」「現金をもらう・または借りる」イメージを持つようです。

 しかし、英語で資金調達という言葉は「Financing」(ファイナンシング)と訳します。ファイナンスとは、事業で必要なすべてのお金や資産を管理することです。

 ②貸借対照表上の意味

一般的にファイナンスでよく使われている計算書は「貸借対照表」です。英語ではバランスシートと言います。貸借対照表を少しみてみましょう。

 画像

向かって左側を資産(現金、土地など)、向かって右側が資金(借金、原材料など)となっています。資産は別名:借方、資金は別名:貸方と言います。 資金は負債(Debt)と純資産(Equity)の2つに分けられます。会計学では、この右側の資金(=負債+資本)を増やすことを「資金調達」と呼んでいます。

 そのため、現金を借入で増やす「融資」や「カードローン」はもちろん資金調達と言えますが、資本金を増額することも「資金調達」と言います。

 2.(資金調達方法その1)今ある資産を資金へ移動する「アセットファイナンス」

画像

今持っている資産を資金に変換する資金調達の方法を「アセットファイナンス」と言います。具体的には、①不動産を担保とした融資②売掛金の売買③知的財産権の売買④エンジェル投資家による出資などの種類があります。

 <アセットファイナンスの10種類>

資金調達の方法

説明/当サイトの関連記事のURL(ある場合)

1.自己資金

当面使い道のない現預金のこと

【関連記事】自己資金はいくら必要?お金を借りるために用意すべき自己資金額は?

2.副業

ネットを使った仕事などで副業をして自己資金を増やす

【関連記事】 副業のための融資を受けたい!公庫の融資制度は利用できる?

3.持っているものを売る

メルカリなどでいらないものを売って現金化すること

【関連記事】 フリマアプリ戦略でアクセサリーや小物が売れる!?

4.不動産を担保とした融資

固定資産として持つ建物を担保に融資をして現金を増やす

【関連記事】 不動産の融資の引き締めはいつまで続く?融資しやすい銀行は?

5.売掛金の売買

取引先へ販売した債権を他社へ販売して現金を増やす

6.金融資産の売買

手持ちの株式を売って現金を増やす

7.知的財産権の売買

著作物や工業所有権などを売って現金を増やす

8.エンジェル投資家による出資

エンジェル(個人投資家)に社債を発行し、開業資金や社債発行費を得ること

【関連記事】 エンジェル投資家からの出資で資金調達をする方法とは?

9.V.C(ベンチャーキャピタル)からの出資

将来見込みのある事業に対しベンチャーキャピタル会社が出資をすること

【関連記事】 ベンチャーキャピタルを利用して資金調達!出資を受けるためのコツをお教えします!

10.寄付型クラウドファンディング

プロジェクトに対して返済不要お金を出資してくれるクラウドファンディング

【関連記事】 1つではない!クラウドファンディングの5つの種類を知っていますか?

 アセットファイナンスの良い点は、事業融資に比べて審査が有利だという点です。事業融資では、融資申込者の借金の有無や事業計画に将来性があるかなどの細かい審査を通過する必要があります。けれども、アセットファイナンスの場合は既にある資産や事業性を担保としているため審査は緩い場合があります。また、総じて融資額は最高1億円などのように高く設定されています。

 【アセットファイナンスの資金調達のメリット】

  • 事業融資より審査は有利、または審査がない(自己資金の場合)
  • 事業融資より融資額が高く設定されている

 その反面、アセットファイナンスでは資産自体を持たない事業にとっては非現実的です。特に、エンジェル投資家や寄付型クラウドファンディングからの出資は「事業が必ず将来大きな利益を出す」「事業が世の中に絶対に必要なもので注目性が高い」といった事業が大前提ですので難易度は高めです。

 【アセットファイナンスの資金調達のデメリット】

  • 資産を持たない事業は利用できない
  • 将来的にかなり有望な事業や群衆(クラウド)からの共感を得る事業でないと個人投資家からの出資はない
  • 事業の評価や法的な手続きを行う必要があるため、デットファイナンスよりは着金に時間がかかる

 3.(資金調達方法その2)借入れをして返済する「デットファイナンス」

画像

みなさんがよく資金調達でイメージする融資やカードローンはデットファイナンスと言います。金融用語では「間接金融」とも言います。貸借対照表の中で表すと、向かって右側の「負債」部分に分類されます。デットファイナンスには以下のような種類があります。

 <デットファイナンスの13種類>

資金調達の方法

説明

11.友人や家族などからの借入

身近な人へなぜお金が必要かを説明して現金を貸してもらうこと

【関連記事】 友達にお金を借りるのはリスク?借りる際の最低限のマナーとは?

12.勤務先から前借りする

働いた給与分を上限に雇用者から前借りできる(緊急時のみ)

13.カードローン・ビジネスローン

アコムや三井住友銀行などから金利つきでお金を貸してもらうこと

【関連記事】 事業融資で即日着金するのはどのローン?

14.キャッシング

クレジットカードなどのキャッシング機能を使い、ATMで現金を引き出すこと

【関連記事】 個人事業主が開業する時の資金調達方法とは?

15.ファクタリング

売掛金をファクタリング会社に手数料を支払って買ってもらうこと

【関連記事】 資金調達の方法を真面目に比較しわかった資金調達の特徴と付き合い方

16.融資型クラウドファンディング

プロジェクト共感者からの出資金で事業の利益をだし、利益剰余金を出資者へ分配するという仕組みの融資

【関連記事】 融資型クラウドファンディングを金融庁はどのように見ているのか

17.購入型クラウドファンディング

プロジェクト賛同者が先に事業者にお金を振込み、事業者はそのお金で製品やサービスを開発して賛同者へリターンとして製品やサービスを届けること

【関連記事】 購入型のクラウドファンディングってなに?

18.銀行からのプロパー融資

みずほ、三菱などの銀行と直接取引することによる融資をしてもらうこと

【関連記事】 コツを知れば銀行からの融資額が増える!?

19.保証協会付融資

信用保証協会を経由することによりみずほ、三菱などの銀行が融資すること。信用保証を協会にしてもらう代わりに、無担保で借入できる。しかし、信用保証料を支払う必要がある。

【関連記事】 信用保証協会からの保証付き融資を受けるための完全ガイド

20.制度融資

自治体と金融機関と信用保証協会が連携して貸付する融資のこと

【関連記事】 東京都の制度融資を利用するための完全ガイド

21.日本政策金融公庫の融資

政策金融機関による低金利な融資のこと。認定支援機関によるサポートがある。

【関連記事】 日本政策金融公庫から創業融資を受けられる確率を上げるために必要なノウハウ

【関連記事】 法人と個人どっちが日本政策金融公庫からお金を借りやすい?

【関連記事】 資金調達の強い味方?認定支援機関って何?

22.リース・割賦

大型冷蔵庫や厨房などの施設をリースで使うこと。また割賦で購入すること

【関連記事】 会社の設備投資はリースにして節約を!資金繰りを改善しましょう。

23.マル系融資

商工会議所からの経営指導を6か月以上受けたものが日本政策金融公庫から無担保・無保証人で融資を受け荒れる制度

 デットファイナンスの良い点は少額から借入できることです。例えば、「税金未納になってしまうので、緊急で20万円だけATMで引き出したい!」なんて場合には、キャッシングが便利です。担保を持たない人でも借りられるので、万人が借りやすい資金調達法と言えます。

 【デットファイナンスの資金調達のメリット】

  • 利便性が高く、コンビニや駅構内のATMで気軽にお金を引き出せる
  • 着金までの時間が短く、消費者金融系の場合は最短で即日の着金が可能
  • 土地や売掛金などの資産を持たない人でも、安定した収入があれば借入しやすい

 一方で、デットファイナンスでは大きな金額(100万円以上~2,000万円程度)を借りる場合は無担保のために審査がやや厳しくなっています。(例、制度融資や日本政策金融公庫の融資)

 また、カードローンのように審査がやや緩めの資金調達の場合は、金利が10~15%程度で非常に高いという特徴があります。

 【デットファイナンスの資金調達のデメリット】

  • 制度融資と日本政策金融公庫の場合は申込書類が多く、書類を揃えるのに時間がかかる
  • 制度融資・日本政策金融公庫は着金まで2か月~1か月かかる
  • カードローンとキャッシングは審査が比較的ゆるいが金利が平均14.5%と高い

 4.(資金調達方法その3)株主へ株を売買する「エクイティファイナンス」

画像

「エクイティファイナンス」は純資産である資本金を増やす資金調達法です。金融用語では「直接金融」とも言います。

 どのようにして資本金を増やすのかと言うと、株式の発行を準備して株主総会を開き、株主へ株式を販売することにより資本金を増やします。

 <エクイティファイナンスの5種類>

資金調達の方法

説明

24.新株予約権付社債発行

新株を予約できる権利が付された社債を発行する

25.普通社債発行

普通社債を発行する

26.株主割当

既に株式を販売している株主に対して株式を販売する

27.第三者割当

新たな株主を市場で探し、株式を販売する

28.公募増資

新たな株主を公募で探し、株式を販売する

 エクイティファイナンスの良い点は、株式の売買による資金調達なので返済義務がない点です。

 【エクイティファイナンスの資金調達のメリット】

  • 返済義務がない
  • 自己資金比率が高まる
  • 他の資金調達法より高額である

 その反面、株の評価額が低い場合、販売しても誰も買ってくれない場合はこの資金調達方法は使えません。また、株主総会や株式譲渡の手続きで、着金までの時間は融資よりも長くかかります。

 【エクイティファイナンスの資金調達のデメリット】

  • 株式を株主が買わない場合は実行できない
  • 株主がいない場合は実行できない
  • 株式譲渡承認請求、取締役会の開催などがあり、着金までの時間は長くかかる 

5.(資金調達方法その4)助成金・補助金・ビジネスコンテスト等その他の資金調達方法

画像

その他の資金調達の方法として、助成金や補助金、ビジネスコンテストで賞金を得ることが挙げられます。助成金などで現金を取得した際は貸借対照表の負債に「雑収入」か「長期前受金」として記載します。

 そのため、助成金は資金調達の種類の中では「デットファイナンス」としてカードローンや日本政策金融公庫の融資と同じ立ち位置と言えるかもしれません。 

しかし、助成金・補助金の場合はいずれもキャッシュバックの制度です。最初にあなたが事業でのお金を支払い、条件を満たし、審査を通過した場合にのみ、後からお金が振り込まれます。そのため、カードローンや日本政策金融公庫の融資のように「最初にお金を手に入れられる」資金調達とは一線を画します。 

<その他の資金調達の3種類>

資金調達の方法

説明

29.助成金

厚生労働省が管轄している、主に雇用に関連した支援金のこと。キャリアアップ助成金や人材確保等支援助成金などがある

【関連記事】 助成金を理解しよう。そもそも助成金って何ですか?

30.補助金

企業の研究開発や創業など、社会的に必要な事業でお金がかかるものに対して、一定の割合と条件で支給される。主催者は経済産業省が多いが、大学や企業主催の補助金もある。創業補助金やものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金などがある

【関連記事】 助成金?補助金?名前は似ているけど、違うものなの?助成金と補助金5つの違いと2つの共通点

31.ビジネスコンテストの賞金

自治体や大学などが起業をすすめるために開催するビジネスコンテスト。中小企業庁・ドリームゲート主催のビジネスコンテストや女性新ビジネスコンペティションなどがある

【関連記事】 起業はジャストアイデアでもコンテストに応募してみよう~TOKYO STARTUP GATEWAY

 また、助成金は主に雇用に関わる条件をクリアした時にもらえるお金で、アルバイトを正社員化したり、従業員の給与をあげたりする条件があります。また、補助金に関しては審査がとても厳しく、間に補助金コンサルタントを入れて補助金対策をしている事業主も少なくありません。 

【その他の資金調達のメリット】

  • 返済義務がない
  • 雇用関連費用や開発費が欲しいひとには向いている

 【その他の資金調達のデメリット】

  • 条件に合わない人はもらえない
  • 制度はころころ変わるので、常に最新の情報をゲットしなくてはいけない
  • 提出書類がおおくて申請するまでに時間がかかる
  • お金が支給されたあとも、報告義務がある場合がある 

6.起業前に適した資金調達の種類、方法、それぞれの メリット・デメリット

では、ここまで30種類の資金調達の方法を簡単にご紹介しましたが、これから起業したい・する人が使える資金調達法には何があるのでしょうか?あくまで筆者の個人的な見解ですが、以下にご紹介いたします。 

①リスク順が高い順に資金調達を並べ替えると

これから起業する方はとにかく現金が欲しい方が多いですよね。そのため、既に人を雇っている場合にもらえる助成金や資産を資金に変換するアセットファイナンスは利用できません。リスクとは危険な状態になる可能性が高いことを言います。危険な状態とは、借金返済に困ることや思わぬトラブルに巻き込まれることを指します。 

十分な知識を得て正しく使えば、以下の資金調達方法もなくてはならないものです。利用する前は、まず金利や支払い方法をよくチェックして、返済できるかどうかをよく吟味しまししょう。 

【起業前に利用できる資金調達~リスクが高い順】※★5が最もキケン★1つが最も安全

順番

資金調達の方法

リスク度

1

キャッシング

★★★★★ 金利が最も高く14.5%前後

2

カードローン

★★★★★ 少額借入だと金利が高い

3

ファクタリング

★★★★ 手数料が20%前後と高い

4

リース

★★★★ 最終的に購入物が自分のものにならない

5

融資型クラウドファンディング

★★★★ 安全なクラウドファンディング業者だけではない

 ②リスクが低い順に資金調達を並べ替えると

政府系の金融機関が実施している融資や自治体を通した制度融資はリスクの低い資金調達法です。そのため、これから起業する方や自己資金をあまり持たない方には特におすすめする資金調達法です。 

【起業前に利用できる資金調達~リスクが低い順】※★1つが最も安全

順番

資金調達の方法

リスク度

1

日本政策金融公庫の中小企業経営力強化資金

★ 認定支援機関を経由することで事業計画作成を代行してもらえる。創業2期以上でも申請は可能。無担保無保証人で年利2%台

2

日本政策金融公庫の新創業融資制度

★    創業2期以内ならまず検討したい融資制度。無担保無保証人で年利2%台

3

自治体の制度融資

★ ★リスクが低い融資で人気がある。自治体と金融機関に2か所に申請するため、日本政策金融公庫よりは手続きに時間がかかる。利子補給や信用補助手数料の半額支給などのメリットも

4

マル経融資

★ ★ 日本政策金融公庫での借入が初めての方でも間に商工会議所が入る安心感がある。その代わり、商工会議所に支払う費用が発生する。

5

友人や家族などからの借入

★★★ 書類審査がないため最も手軽な借入だが、人によっては「お金貸して」はドンビキされる可能性がある

 リスクの低い資金調達法は、やはり日本政策金融公庫や制度融資のように公的機関を経由する資金調達法です。友人やかぞくからの借入もおすすめですが、貸したくても貸せない場合や「借金」事態を毛嫌いする方もいるので、リスク度は★★★で星3つです。 

③手続きが難しい順に資金調達を並べると

手続きが最も難しい資金調達法は助成金と補助金です。助成金と補助金については、個人事業主が直接準備をすると経営をする時間が取られてしまうこともあり、社労士などの外部へ依頼している場合も少なくありません。

 【起業前に利用できる資金調達~手続きが難しい順】※★5が最も難しい

順番

資金調達の方法

リスク度

1

助成金・補助金

★★★★★ 助成金はほぼ使えないが、創業補助金の場合は利用が可能。但し、提出書類が多く、審査通過も難関

2

自治体の制度融資

★★★★ 信用保証委託申込書、信用保証委託契約書など必要書類は多い

3

マル系融資

★★★★ 確定申告書、住民税の領収書、商業登記簿謄本など必要書類は多い

4

日本政策金融公庫の新創業融資制度

★★★ 創業計画書や通帳コピーなど提出書類は多いが、認定支援機関を経由すれば作成書類を代行してもらえる

5

日本政策金融公庫の中小企業経営力強化資金

★★★ 事業計画書や通帳コピーなど提出書類は多いが、認定支援機関を経由すれば作成書類を代行してもらえる

 ④手続きがラクな順に資金調達を並べると

資金調達をできるだけラクにしたい方にとっては、手続きが煩雑な日本政策金融公庫などは正直面倒なのかもしれません。友人や家族からの借入、カードローンやキャッシングは比較的かんたんにお金を借入できる手段です。 

【起業前に利用できる資金調達~手続きが簡単順】※★5が最も簡単

順番

資金調達の方法

お手軽度

1

友人や家族などからの借入

★★★★★ 「お金貸して」と言うだけです

2

カードローン

★★★★★ スマホアプリで簡単に手続き可能

3

キャッシング

★★★★ クレジットカードを持っていればすぐに借入ができる

4

ビジネスローン

★★★★ 確定申告書の提出が必要

5

クラウドファンディング

★★★ Web上で操作するだけですぐに申込みができる

 しかし、手続きがラクな資金調達は同時にリスクも高めだというデメリットも併せ持ちます。 

6.起業後に適した資金調達の種類、方法、それぞれの メリット・デメリット

既に起業している場合には、アセットファイナンスやエクイティファイナンスといった資金調達法も利用できます。事業が順調にいっている場合は資金調達法の幅は広がりますが、事業成績の悪い場合はカードローンなどのデットファイナンスを使うしかないでしょう。 

①リスク順が高い順に資金調達を並べ替えると

リスクの高い資金調達法ほど、高額な資金調達が可能です。ここでご紹介する資金調達の方法が必ずしも危険というわけではありませんが、十分な知識を持たずに安易に実施するのはおすすめしません。 

【起業後に利用できる資金調達~リスクが高い順】※★5が最もリスクが高い

順番

資金調達の方法

リスク度

1

V・Cからの出資

★★★★ 上場などV.Cからの要望にこたえなければいけない。要望に応えられない場合は出資金は回収されてしまう

2

第三者割当

★★★ M&Aの可能性がある

3

リース

★★★ 途中で設備や車が必要なくなってもリースは途中解約できない

4

普通社債発行

★★ 発行しすぎると対外的評価が下がる

5

ファクタリング

★★  即お金が手に入るが、手数料が高い。中には詐欺まがいな商売をする悪質な業者も存在する

 ②リスクが低い順に資金調達を並べ替えると

リスクが最も低い資金調達法は自己資金です。副業で貯めたお金や事業の余剰資金など、自己資金は色がついていないお金ですので、あなたの自由に運用できます。

 【起業後に利用できる資金調達~リスクが低い順】※★が1最もリスクが低い

順番

資金調達の方法

リスク度

1

自己資金

★    自分でコツコツ貯めた預貯金は銀行からの評価も高い

2

いらないものを売る

★ あまり大きなお金にはなりませんが、不要なものを売ることのリスクは低いです

3

日本政策金融公庫の融資

★★ 返済しなければいけないが、そもそも返済できない事業と判断されたら融資はおりません。また、万が一の場合は事業主に返済義務はありません

4

制度融資

★★★ 万が一の場合は信用保証協会が一括で返済してくれるので、事業主は信用保証会に対して返済し続けなければいけない

5

マル系融資

★★★★ 地元のつきあいがあるため、万が一返済できない場合は地元で二度目の起業はしづらくなる

 ③手続きが難しい順に資金調達を並べると

個人だけで作成できる資料ではなく、第三者に依頼したり複数の機関に行く必要がある資金調達法を並べてみました。

 【起業後に利用できる資金調達~手続きが難しい順】※★5が最も難しい

順番

資金調達の方法

手続きの難易度

1

不動産担保の融資

★★★★★ 不動産の評価や仲介業者・金融機関とのやりとりが発生し、融資実行までに時間や手間がかかる場合がある

2

社債発行

★★★★ 業務執行機関の決定、取締役会の実施など、実施手続きが多い

3

助成金・補助金

★★★ 種類によっては非常に申請書類が多いものがあり、労働局やハローワークに行く必要もある

4

日本政策金融公庫の融資

★★ 確実に融資を通したいのなら、通行量調査や企業概要書などの追加書類も作成する必要がある

5

V・Cからの出資

★★ 事業計画書など将来性がある事業か判断するための資料提出が求められる

 ④手続きがラクな順に資金調達を並べると

最後にご紹介するのは、起業後に使える資金調達で手続きがラクなものです。手続きがラクな場合は、借りられるお金が少額である、手続きが恥ずかしい、、といったデメリットもあります。

 【起業後に利用できる資金調達~手続きがラク順】※★5が最も簡単

順番

資金調達の方法

手続きのラク度

1

自己資金

★★★★★ 自分でコツコツ貯めた預貯金は口座に入れて通帳コピーするだけ

2

いらないものを売る

★★★★ いらない車などを売れば資金調達になります。代行業者もあるので簡単手続きも可能

3

キャッシング

★★★ 銀行やコンビニで気軽にお金を引き出せます

4

カードローン

★★ 起業後であれば履歴事項全部証明書の提出が必要な場合があります

5

勤務先から前借する

★    前借りするための誓約書を記入する。店長と面談する

 まとめ

資金調達方法はたくさんありますね。そして、起業前と後で使える資金調達法は違います。

また、リスクの高さや手続きのラクさも個々に違います。 ぜひ、あなたにぴったりの資金調達方法を見つけてくださいね。

 

株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
【プロフィール】
平成22年04月 資格の学校TAC入社、財務諸表論講座講師を5年間務める
平成24年04月 税理士事務所で勤務
平成24年08月 個人で融資サポート業務をスタート
平成27年12月 株式会社SoLabo設立
現在までの融資実績は1600件以上

【書籍】
『独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方35の秘訣』(幻冬舎)

【運営サイト】
資金調達ノート » https://start-note.com/
創業融資ガイド » https://jfc-guide.com/
inQup     » https://inqup.com/

【 動画で確認! 】株式会社SoLabo代表 田原がチバテレビに出演しました。