日本政策金融公庫で融資を成功させる起業前準備とは?

絶対に融資を成功させるための起業前の準備とは? 起業のための資金調達 – 起業前に実施しておくべき準備
日本政策金融公庫 融資 準備

起業する時に日本政策金融公庫からの融資を受けたいと思ったら必要な準備があります!

融資を受けて起業しよう!と決めたのであれば、次にするべきことは起業前の準備です。しかし、誰しもが初めての起業時には右も左もわからないことでしょう。実際に「何」を「いつ」「どこ」で「どう」すればいいのか、きっと戸惑ってしまうに違いありません。

今回の記事では、融資を成功させるための起業前の準備をわかりやすくお伝えします。

 

1 .融資を成功させる起業前の準備①:競合をリサーチする

あなたがどんな業種で起業するにせよ、その世界では既に競合相手がいることでしょう。あなたが起業をするならば、まずは同じ業種であなたが目指すような店や企業をリサーチする必要があります。

競合 調査 

リサーチの方法ですが、以下の方法があります。

①実際に店舗に赴く

②ネット検索する

③その会社や店舗のサービス(メルマガなど)に登録する

③本や新聞などの資料で調べる

 

例えば、あなたがCD屋さんをどうしても開きたいとしましょう。現在は、CDがあまり売れない時代です。しかし、世の中にはそこそこ売れているCD屋も存在します。その秘密はなんなのか?実店舗なのか、ネット通販なのか?レンタルもしているのか?従業員人数はどのくらいか?など、参考にするべきことは山ほどあります。欲を言えば、競合でも成功している競合と失敗している競合の2パターンを調査するとベターです。

 

リサーチしたことはエクセルなどで資料としてまとめておきましょう。意外に思えるかもしれませんが、融資を受けることと競合を調べることには関係があります。競合調査の資料は、融資を受ける際の売上を示す際の証拠にもなってくれるのです。

 

2. 融資を成功させる起業前の準備②:事業計画書を作りこむ

さて、競合をリサーチしたあなたは、自分が作る事業所の場合はどのようにすればいいのか、より明確にビジョンを思い描けることでしょう。融資を成功させるには、必ず質の良い事業計画書が必要です。事業計画書は、例えて言うなら大学の卒論を書くくらいの気持ちで取り込んでも決して大げさではありません。

 

事業計画書の内容ですが、以下の要領でマクロからミクロへと落とし込んでいくと上手く構成できます。

事業計画書 マクロ ミクロ

 

【マクロ】

事業の業界について(例、CD屋を開きたい場合は、現在の音楽業界と通販の関係性)

事業の内容について(例、〇〇駅前で24時間営業のCD屋を開く)

事業を立ち上げる根拠と経緯(例、このままではCD屋がなくなってしまう、CD文化がなくなってしまう)

会社概要(例、家族と知人で役員を構成、従業員は地元のアルバイトを採用予定。半年以内にオンラインショップも立ち上げ、実店舗と連携する)

会社理念(例、ノーCD、ノーライフ)

市場・競合調査(例、〇〇駅前にはCDやが1軒もない、みんなネットで買っているようだ)

ビジネスプランとマーケティング戦略(例、音楽業界でCD屋が生き残るために歌手の卵を使って無料ライブをする、宣伝はSNSを中心にWebマーケティングを実施する)

【ミクロ】

オペレーション(例、24時間営業を実現するための人員確保、バイトの教育はどうするか、Web」作成はどこに依頼するのか)

事業に関わる費用を見積もる(例、24時間営業はコストかけすぎだし意味がないので却下、店舗賃貸費用、当期費用、人材に関わる費用、設備に関わる費用、広告・Webに関わる費用)

資金調達先を検討する

 

これら全てをわかりやすく、納得できる数値と共に図も取り入れながら作成するのです。心配することはありません。日本政策金融公庫の公式ページでは事業計画書のフォーマットが用意されています。また、当サイトでも事業計画書の書きかたについての記事をご用意いたします。

 

3. 融資を成功させる起業前の準備④:PDCAサイクルを身につける

起業するあなたは、ゆくゆく事業主になるのです。従業員人数が少ないとしても、社長なのです。事業をするからには、どんな起業家でも成功するために起業します。

 

PDCAサイクルとは、ビジネス本でもよく取り上げられている考え方で①Plan(計画)②Do(実行)③Action(対策)④Check(検証)の繰り返しを指します。

起業前 融資 準備

事業をする上で大切なのは長期・中期・短期の計画をたてることと言われていますが、その計画をたてる際にこのPDCAサイクルは役立ちます。例えば、長期の計画は何月に決算、何月に資金追加、など大まかな計画をたて、短期計画ではCDを何枚売る、経費を〇%落とす、などの細かい計画を立てていきます。

 

その中で、必ず計画をたてるだけではなく実行し、反省し、改善することで必ず事業は前に進んでいきます。

 

 

4 .融資を成功させる起業前の準備⑤:自己資金を準備する

会社に在籍している時は意識をせずとも、会社という組織に守られています。毎月確実に給料がもらえる、社会保険に加入できている、有給休暇がある。これらは会社員でいることの最高のメリットですよね。

 

これから融資を受けるあなたがまずやるべき事は、できるだけ会社員時代に1円でも多く自己資金を貯めるという事です。自分が事業主になれば、守ってくれる会社がなくなるわけです。融資をする際にあなたを守ってくれるものの1つは、現金です。融資を絶対に成功させたいのであれば、最低でも200万円をすぐ引き出せる状態にしておきましょう。

 

5. 融資を成功させる起業前の準備⑥:融資に必要な書類を揃える

融資先を検討したら、次にやるべきことは融資に必要な書類を揃える事です。融資は金利つきでお金を借りる事ですが、事業融資の場合はクレジットカードのように数万円を翌月返す、というわけではなく最低でも300万円を7年間ぐらいで返済するという規模の大きいものになります。

 

そのため、融資には必ず審査があります。お金を貸す側としても、確実に返済できる人を選びたいわけです。しかも、日本政策金融公庫の場合は民間ではなく公的な金融機関で税金から成り立っています。貸し倒れリスクのある事業主ばかりにお金をかしていては、国民から指摘されることでしょう。

 

融資に必要な書類は以下一覧をご参照ください。

融資 必要書類

 

①身分証明書

運転免許証、パスポート、住民基本台帳カード(写真つき)などを用意しましょう。

②印鑑証明

③住民票

④過去2~3年分の課税証明

⑤確定申告書類

⑥源泉徴収票

⑦銀行通帳

⑧自己資金がわかるもの

⑨購入物件の契約書

 

6. 融資を成功させる起業前の準備⑦:資金調達方法を検討する

起業する方の多くは、元々会社勤めをしていた方で毎月会社から給料をもらっていた方です。いわゆる「脱サラ」をして、個人事業主となる、もしくは会社を設立するわけですね。起業に必要な資金を全て貯めてから脱サラする人は少数で、実際には金融機関からお金を借りて(融資)事業をスタートする方がほとんどです。

 

資金の調達方法についてご説明するため、以下の図をご覧ください。

日本政策金融公庫 資金調達先の特徴

 

ご覧のように、起業時に融資をしてくれる金融機関はいくつかの種類があり、金利や必要書類も異なります。これから起業をする方であれば、現実問題としては日本政策金融公庫での融資を第一に考えるのが無難です。何故かと言うと、他金融機関に比べて低金利かつ早めの着金(1~1.5ヶ月)であり、事業成績のない起業家にも融資をしてくれる存在だからです。

 

まとめ

 

起業をするためにやるべき事は様々ありますが、「融資を成功させる」視点で必要なことは①競合のリサーチ②事業計画③PDCAサイクル④自己資金、となります。起業はワクワクしますが、実際にスタートしてからが本番です。起業後に後悔しないよう。今から出来る事を1つずつ積み重ねましょう。

 

資金調達で悩むならまずは専門家に相談を!融資専門の無料相談と資金調達Q&Aは

株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
資格の学校TACで財務諸表論の講師を5年行う。税理士事務所勤務を経て、平成23年より個人で融資サポート業務をスタート。
平成27年12月、株式会社SoLabo立ち上げ。
融資支援業務に力を注ぎ、現在では400件以上の融資支援を行っている。