クラウドファンディングで日本酒が最近熱い理由とさらなるネット通販化

クラウドファンディングで日本酒が最近熱い理由とさらなるネット通販化 起業のための資金調達 – クラウドファンディング
クラウドファンディング 日本酒

クラウドファンディングは、WEB上で一般の人が共感するプロジェクトに少額から出資することで資金を集める資金調達法です。

事業をする側から見ればクラウドファンディングは資金調達法ですが、消費者としての立場ではクラウドファンディングはある意味「ネット通販」です。

今回の記事では、クラウドファンディングがネット通販化している理由、そしてなぜかクラウドファンディングで最近話題の「日本酒」について考察していきます。

 1.2011年から本格的にスタートしているクラウドファンディングの歴史

インターネットが本格的に普及し、日本では複数のクラウドファンディングサイト(以下、クラファン)が2010年頃から本格的にスタートしました。(寄付型クラウドファンディングの先駆者的存在のReady forは2011年に創業しました。)

 2011年と言えば、東日本大震災です。クラファンは東日本大震災の支援を募るために活躍しました。通常の募金とは違い、クラファンではプロジェクトの企画者がWebサイト上の写真や文章でプロジェクト発足の経緯や熱い思いをエンドユーザー(消費者)に届けることができます。

 クラファンは、東日本大震災のための寄付や支援の呼びかけツールとして、ますます存在意義を高めました。

※クラウドファンディングを募集できる投稿サイト。プラットフォーム

 2011年より前にも個別のクラファンは存在しましたが、現在ある5つのクラファン(購入型・寄付型・投資型・ファンド型・株式型)が揃ったのは2011年以降です。

 クラファンの5つの型については、当サイトの以下既存記事でご紹介しています。

新しい事業を始めたい!クラウドファンディングを活用するには?

 2.ネット通販化しているクラファンの「購入型」のAll-In方式

クラファンにはお伝えしたように5つの型がありますが、最も資金調達額を上げている型は購入型です。購入型とは、新製品や新サービスをプロジェクト企画者がクラファン上で発表し、そのプロジェクトの内容を見て賛同する消費者がクラファン上でお金を支払い購入する仕組みです。

 購入型には2種類あります。1つ目は、プロジェクト企画者が決めた100万円などの達成額を達成する資金が集まらない限りはプロジェクト自体が終了(成立しない)するAll or Nothing方式。2つ目は、達成額に届かなくてもそれまでに集めた資金でプロジェクトを実行するAll-In方式です。

 後者のAll-In方式の場合、プロジェクトの賛同者はクラファンで気に入った製品を見つけてお金を支払い、後日、プロジェクト企画者から製品が送られてくる仕組みです。つまり、ネット通販とさほど変わらないのです。

 3.クラファンの購入型で日本酒が最近アツイ理由とは?

本記事のタイトルにもあるように、最近、クラファンで日本酒の売上が右肩上がりです。ネット通販でも日本酒は購入できますが、クラファンで日本酒を購入する人が多い理由はなぜでしょうか?

 ①酒造がテスト販売でMakuake(マクアケ)などのクラファンサイトを利用しているから

多くの酒蔵は、新商品をいきなり販売するのではなく、その前にテスト販売をし、その評価次第で本格的な販売を検討します。例えば、長崎県の森酒造場では長崎の平戸と壱岐の焼酎を東京駅でテスト販売したとブログに書いています。

森酒造場|酒造女将のブログ

※上記URLをクリックすると、外部サイトへリンクします

 テスト販売はこれまでなかった新しい種類の製品を少量販売するものですが、最近ではMakuake(マクアケ)などのクラウドファンディングサイトをテスト販売用に使う酒造が増えています。クラファンを使えば、テスト販売にかかる移動コストや人件費を削減でき、20代~30代の若手ユーザーと出会えるという2つのメリットがあるからです。

 ②クラファンでは市販品より冒険している製品に出会えるから

一方、ネット通販にも躊躇がないスマホを日常的に使うユーザーはクラファンを「新しい日本酒と出会える通販サイト」のような立ち位置で利用しています。現在、クラファンの購入型で最も利用されているのはMakuake(マクアケ)で、二番目がCAMPFIRE(キャンプファイアー)です。

画像

Makuake(https://www.makuake.com/)の検索バーで「日本酒」を検索すると、ウワサ通り、ほとんどのプロジェクトが成立しています。海中で熟成した日本酒なんてものもも販売されています。(どんな味なのでしょうか)

 MakuakeではPC/スマホ共にリピーターが多く、一度購入した人が二度目・三度目と購入を繰り返すのが特徴です。

画像

【参照・引用】マナミナ|話題のクラウドファンディングを徹底分析

 筆者は以前Makuakeのメルマガ登録をしていたのですが、頻繁にメールマガジンが配信され、眺めているうちについついMakuakeサイトへ行ってしまうことも度々ありました。

 若者のビール離れと言われて久しいですが、昔のようにお酒の量をたくさん飲むという時代ではなく、少量でも質の良いものであれば売れる時代にシフトしているのではないでしょうか?

 質が良く個性的な製品を販売すれば、財布の紐が固いとされる若者層でもお金を払うということがMakuakeの日本酒ブームで証明されています。ちなみに、今の50代・60代の方もスマホを使うので、必ずしも今の日本酒ブームは若者だけが理由になっている訳ではありません。

 4.モノより体験重視の時代。クラファン未体験なら資金調達でぜひご活用を

「新製品を売っても売れない」なんてお嘆きのあなた。頭を捻って販売先を変えるだけで、爆発的に数字が伸びることもあります。クラファンの購入型は、ネット通販のように「買う」ことには変わりないのですが、未知のプロジェクトに「参加する」というワクワク感をユーザーが持てる点が異なります。クラファンの購入型の利用増加には、「モノより体験」の時代背景が反映されているのだと思います。

まだ、クラファンを利用していないのであれば、是非当サイトの以下記事も参考にして、トライしてみてはいかがでしょうか?

クラウドファンディングの成功率を上げるための3つの方法

購入型のクラウドファンディングってなに?

 まとめ

クラウドファンディングの購入型は新製品のテスト販売や新規顧客を狙う酒造と新しい製品を購入したいユーザーの需要が合い、成功しています。

 新製品開発では、もちろん事業融資も使えます。資金調達の一つとして日本政策金融公庫借入したい方は、事業融資支援が専門の認定支援機関である当社(ソラボ https://so-labo.co.jp/)へお気軽にご相談ください。

 

 

 

株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
資格の学校TACで財務諸表論の講師を5年行う。税理士事務所勤務を経て、平成23年より個人で融資サポート業務をスタート。
平成27年12月、株式会社SoLabo立ち上げ。
融資支援業務に力を注ぎ、現在では400件以上の融資支援を行っている。