投資型クラウドファンディングとは?

投資型クラウドファンディングとは? 起業のための資金調達 – クラウドファンディング
クラウドファンディング 投資型

少額の寄付金を多数から集めることで知られるクラウドファンディングに、投資型があるのはご存じですか?

投資と言うと株式や債券というイメージがありますが、クラウドファンディングの投資型とは一体どのようなものなのでしょうか?

では早速みていきましょう。

1.投資型クラウドファンディングの報酬は金銭のリターン

クラウドファンディングにおいて、プロジェクトの発起人はクラウドファンディングサービス(例、CAMPFIREなど)を通じて寄付者を募ります。目標の寄付金額が集まれば、報酬として寄付者に対して一定の割合の現金や株式を与えるものを投資型、商品や動画などのお金以外を与えるものを非投資型と呼びます。

 クラウドファンディングでは、例えば「地下アイドル〇〇ちゃんを応援したい」といった個人の趣味の延長上のようなものもありますが、「〇〇地域のエイズ発症率を下げるためのワクチンを支援」といった国際的なプロジェクトまで様々あります。

 投資型クラウドファンディングはあくまでリターン重視の投資ですので、投資家はプロジェクトの採算性を最も重視しています。

 2.投資型クラウドファンディングは3種類

さて、投資型クラウドファンディングには以下のように3つの種類があります。

①融資型

資金提供者から集めたお金をプロジェクト発起人に融資します。融資の際には金利を決めますので、プロジェクト発起人は返済の際に元本と合わせて金利も支払わなければいけません。別名、ソーシャルレンディングとも言います。

 ②株式型

資金提供者に対してプロジェクト発起人は株式を提供します。特に未公開株の場合が多いため、プロジェクト(=事業)に将来性がある場合、投資家に人気のある投資型クラウドファンディングです。

 ③ファンド型

何かと独自性のあるソニー銀行が、ファンド型のクラウドファンディングで話題になっています。ソニーバンクゲートで扱うプロジェクトに魅力を感じる投資家は、ファンドを通じてプロジェクトに出資します。そして成功した場合はリターンを得られるという仕組みです。

 ソニーバンクゲート

※上記URLをクリックすると、ソニーバンクゲートの公式ページにリンクします

3.投資型クラウドファンディングで気を付けたいキーワード

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手元の資金を増やすための投資としての投資型クラウドファンディング。非投資型のクラウドファンディングと違い、投資型の場合は投資家が何十万円~何百万円もの大金を提供する場合がほとんどです。

 そのため、クラウドファンディングを運営する業者も、きちんと法律にのっとった運営をする必要があります。ここでは、金融消費取引法の内容に関するキーワードについて触れましょう。

・金融商品取引法

平成27年に公布された金融商品取引法では、さらなるリスクマネーの活発化を目指して29条の4の2第10項で電子募集取扱業者について規定しています。

・リスクマネー

最近話題の仮想通貨や株式やファンド、そしてクラウドファンディングなどの金融商品のことです。元本が割れるリスクはありますが、成功すれば投資家にとってメリットがあり、お金が動くことは日本経済の活発化につながります。

・電子募集取扱業者

インターネットを通じて、多くの人から資金を集める業者のことです。原則、ホームページにより資金を集め、勧誘は電子メールのみと限定されています。電話をしての投資勧誘はNGです。

・第一種少額電子募集取扱業者

非上場の株式の募集で、インターネットを通じて、多くの人から少額ずつ資金を集める業者です。最低資本金は1,000万円で、資金調達できる額は1年間に1億円未満、投資家が投資できる額は同一の会社につき1年間に50万円以下という要件が設けられています。

第二種少額電子募集取扱業者に登録している業者は15社です。(20118年2月現在)

・第二種(少額)電子募集取扱業者

ファンドの募集で、インターネットを通じて、多くの人から少額ずつ資金を集める業者です。最低資本金は500万円で、資金調達できる額は1年間に1億円未満、投資家が投資できる額は同一の会社につき1年間に50万円以下という要件が設けられています。

 ちなみに、まだ第二種少額電子募集取扱業者に登録している業者はありません。(20118年2月現在)

 4. 日本ではまだ少ない投資型クラウドファンディング

クラウドファンディング全体で投資型が占める割合は全体の2%ほど。クラウドファンディング自体は活発化していますが、まだまだ投資型の比重はアメリカやオーストラリアよりが低いのが現状です。

 しかし、今後ますます増えると予測されているのはソーシャルレンディングです。ソーシャルレンディングとは融資型クラウドファンディングのことですが、銀行や消費者金融を介さない貸付です。資金を調達したい事業主と投資課家を結びつけるマッチングサイトを通じてソーシャルレンディングは行われ、maneoやSBIソーシャルレンディング等が現在急成長を遂げています。今まで与信でひっかかって資金調達できなかった層に人気があり、サービスが急成長しています。

投資型クラウドファンデイングではあくまでサイトの運営者がファンドを販売するのに対し、ソーシャルレンディングではサイト運営者はあくまでマッチングを提供するだけですので契約の主体性が異なります。

 まとめ

クラウドファンディングの投資型の数はまだ少ない状況ですが、今後急成長することでしょう。即効性のある資金調達ではなく、1~3年かけたプロジェクトに向いている資金調達です。ご興味のある方は、ソーシャルレンディングと合わせて検討してみましょう

株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
資格の学校TACで財務諸表論の講師を5年行う。税理士事務所勤務を経て、平成23年より個人で融資サポート業務をスタート。
平成27年12月、株式会社SoLabo立ち上げ。
融資支援業務に力を注ぎ、現在では400件以上の融資支援を行っている。