請求書はビジネスをする上で日常的に使うテンプレート(ひな形)の一つです。
取引先に代金の支払いを求める文書ですよね。 ネット検索すれば無料の請求書のテンプレートが多数表示され、正直、どのサイトを利用すればいいのか迷うかもしれません。
テンプレートは一度使いだすと、なかなか変更するのは面倒です。今回の記事では、無料 の請求書のウマい探し方をご紹介させていただきます。
1.無料請求書にはどんな種類がある?
①ブラウザで必要情報を入力するだけ!請求書オンラインサービス
PCからブラウザを立ち上げ、会社名や請求者情報などの情報を入力するだけの手軽なオンラインサービスが人気です。有名なところでは、以下のようなオンラインサービスがあります。
利用は完全に無料(※一部サービス)ですが、最初にメールアドレスやパスワードなどの入力をして会員登録をしてから利用が可能です。少々面倒ですが、請求書オンラインサービスでは豊富なサービスがラインナップされています。
例えば、INVOYの場合はサイト上からメール送信とPCFへの変換が可能です。また、取引先管理や豊富なレイアウトも魅力です。請求書のレイアウトで陰影をつけたい方は多いですが、このサービスでは陰影付きのテンプレも選ぶことができます。
また、別料金はかかりますがワンクリックで請求書を郵送することもできます。
②テンプレをすぐダウンロードできる!無料会員登録不要のテンプレ集
会員登録とか面倒!手っ取り早く請求書のテンプレートだけダウンロードしたいんだ!という方には無料テンプレート集のサイトがオススメです。
この中で最も利用されているのはboardではないでしょうか。請求書だけでなく、見積書や発注書などあらゆるビジネステンプレートを集めたサイトです。8年前の2010年より無料ビジネステンプレートサイトに特化してヴェルク株式会社が運営しています。ビジネステンプレサイトはここ数年乱立していますが、ヴェルクは8年も前から始めているため、頭一つ抜き出ている感が否めません。
2.なぜ無料なのか
使う側としては、なぜ無料で利用できるの?と少々気になる方もいるかもしれません。請求書のテンプレートやオンラインサービスを運用する側にとっては、どのようなメリットがあって請求書テンプレートを提供しているのでしょうか?
無料の理由の背景には、以下のようなものが挙げられます。
- 最初だけ無料で、ユーザーが増えたら有料になるパターンにする(例、Misoka)
- 30日だけ無料で、31日目から有料のパターン(例、MFクラウド請求書)
- オンライン利用は無料だが、郵送サービスで課金する(例、INVOY)
- テンプレートは無料だが、PDF変換ツールを販売したい(例、pdf element)
他の理由で考えられるのは、広告収入です。無料で便利なテンプレートを多数集めれば、そのサイトのGoogle検索数が高まります。ビジネスに関連した広告を貼りクリックしてもらえば、請求書テンプレートを提供している側にも広告収入が入るのでメリットはあるのです。
3.目的によって使い分けよう!請求書の特徴
①縦型か横型か
請求書は一般的にA4縦型を利用している所が圧倒的です。これを三つ折りして、封筒に入れるというのが一般的です。封筒には「請求書在中」というハンコを押します。
では、横型を利用するのはどのような時でしょうか?それは、窓付き封筒を利用する時です。請求書に書かれた宛名をそのまま利用し窓付き封筒に入れれば、別途封筒に宛名を印刷する手間が省けます。
②請求書に記載される内容
請求書は一般的に以下の内容が漏れなく記載されています。これらの項目で最も質問が多いのは、請求書の発行日です。通常、役務(商品納入や仕事)を終えたあとであれば役務の提供者は役務に対して対価を請求できます。しかし、取引先との関係を大切に考えるのであれば、取引先の締め日を考慮して作成日を決めるのがビジネスマナーです。
宛名 / 請求書番号 / 金額 / 請求項目 / 差出人 /請求書の発行日 / 支払い期限
③請求書はいつ送る?タイミングについて
請求書を送るタイミングはとても重要です。適切なタイミングで送らないと、先方の締め日をまたいで支払いが遅れてしまう場合もあるからです。
一般的には、相手方の発注した商品や仕事をこちらが納品したあとに請求書を作成します。例えば、10月10日にあなた(A社)がB者に商品を納品したのであれば、それ以降に請求書を作成します。商品を納品する場合は、商品と一緒に請求書を添付する場合がほとんどです。
請求書の作成方法には、1か月ごとにまとめて請求する掛け売り方式と、都度請求する都度請求とがあります。
4.クラウド請求書って?
上記でご紹介した以外にも、クラウド請求書というジャンルの請求書サービスもございます。請求書オンラインサービスと非常に似ているのですが、クラウド請求書では以下のようなメリットがあります。
- 請求書用に作った取引先情報を別のテンプレートに流用できる
- CRM機能もアリ!ステータス管理ができる
クラウド請求書とは、単純に請求書をオンラインで作成するだけではなく、複数機能を持ったサービスとの連携ができるサービスです。請求書用に作成した顧客情報を、納品書にも流用できるのもクラウド請求書の醍醐味です。また、CRM(顧客管理ツール)がついているのもクラウド請求書の特徴です。
請求書・見積書・納品書がカンタン便利に作成できる!クラウド請求書サービスRAKUDA
上記の無料クラウド請求書サービスRAKUDAの場合、請求書に関わるステータスを画面上からクリックするだけで「受注済」「送付済」「失注(カナシイ、、)」などと一目で確認することができます。加えて、源泉徴収自動計算機能も付いています。
まとめ
請求書はオンラインで多彩な無料テンプレートが提供されています。その中には、一部有償のものもありますので十分に気を付けてお気に入りのサービスを見つけてください。
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平成22年04月 資格の学校TAC入社、財務諸表論講座講師を5年間務める
平成24年04月 税理士事務所で勤務
平成24年08月 個人で融資サポート業務をスタート
平成27年12月 株式会社SoLabo設立
現在までの融資実績は1600件以上
【書籍】
『独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方35の秘訣』(幻冬舎)
【運営サイト】
資金調達ノート » https://start-note.com/
創業融資ガイド » https://jfc-guide.com/
inQup » https://inqup.com/