会社を倒産から守るための方法!
会社の経理は誰が行っていますか?
起業してから税理士などに全部任せている、という経営者も少なくないでしょう。
しかし、税理士に会社の経理を依頼していても適切な対応をしてくれなければ、経営者が知らない間に会社が倒産の危機に陥っていた!という事態も起こりうるのです。
会社の経営について数字に弱く、税理士や経理担当に全て任せている、という経営者は要注意です。今回は会社経営を初めて行う経営者でも実践できる、会社を倒産から守るための方法をご紹介します。是非ご確認ください。
1.毎月5分で会社を倒産から守る!?
会社の経営について、数字に強くない・会計について知識がない、などの理由で税理士などに全て任せてしまっていませんか?
決算期に会社の状況を見て、売上があるから大丈夫!と安心してしまっている経営者の方は危険です。
会社の通帳の預金残高を確認したことがありますか?
売上があっても、仕入などの経費の支払いや借入金の返済をすることで預金残高が思っていたより少なかった!ということもあります。
もしくは預金残が不足している可能性もあるのです。
もちろん会社は手元に使える資金が無ければ倒産してしまうでしょう。
会社を倒産から守るために、まずは毎月の預金残残高を確認することをオススメします。
(1)会社の預金通帳の残高がマイナスに!
会計上は利益が出ていても倒産してしまう「黒字倒産」に近づいていませんか?
売上があっても仕入や経費、借入金の返済を含めると預金残高がマイナスになっていることがあります。結果的に会計上は黒字であっても利用できる資金が会社になく倒産してしまう黒字倒産に陥ってしまうかもしれません。
利益が出ているからといって安心するのは容易な考えであると言えるでしょう。
毎月の預金残高を確認し、取引や経費、仕入を考慮した会社経営を行うことが大切です。
(2)何にどれくらい使った?
毎月の預金高を確認したら
・前月と比較しどれくらいの増減があるか
・何にどれくらいの金額を使用したのか
・売上がどれくらいあったのか
預金残高の増減の理由をメモすることで、資金不足になる前に気付くことができ対策をとることも可能です。
(3)早めの対策で会社を倒産から守る!
毎月の預金残高を確認することで、会社のお金がどれくらい増減したのかを把握することができます。
しかし、預金残高が少なくなってしまってからではなかなか会社の経営を立て直すことは難しいでしょう。
会社を倒産から守るためにできる方法として毎月の預金残高を確認しておく方法がありますが、そもそも会社の資金が少なければ意味がありません。
預金残高が少なくなってからでは金融機関からの融資も受けにくく、残高の減少に気づいてから融資を申込んでも審査に落ちて資金調達に失敗し結果的に倒産してしまうかもしれません。
会社の資金に余裕があるうちに融資などの方法で資金調達をしておきましょう。
得に起業時の融資を積極的に実施している日本政策金融公庫を利用した資金調達がオススメです。
まとめ
今回は毎月5分でできる会社を倒産から守る方法についてご紹介しました。
税理士や経理担当にお金の管理を全部任せているからと言って安心は禁物です。
経営者自身が毎月通帳残高を確認することで資金の増減を把握しておきましょう。
簡単な方法ですが、毎月5分の確認が会社を倒産から守ってくれるでしょう。
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平成24年8月以降 副業で税理士事務所勤務や広告代理事業、保険代理事業、融資支援事業を経験。
平成27年12月、株式会社SoLabo(ソラボ)を設立し、代表取締役に就任。
お客様の融資支援実績は、累計4,500件以上(2021年7月末現在)。
自身も株式会社SoLaboで創業6年目までに3億円以上の融資を受けることに成功。
【書籍】
2021年10月発売 『独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方38の秘訣』(幻冬舎)
【運営サイト】
資金調達ノート » https://start-note.com/
創業融資ガイド » https://jfc-guide.com/
経営支援ガイド » https://inqup.com/