起業後に燃え尽きないために必要なこととは?

起業後に燃え尽きないために必要なこととは? 起業後の資金調達 – 起業後に実施しておくべき準備
起業 燃え尽き

大好きな仕事で起業したはずが、いつの間にか燃え尽きてしまう人がいます。

「自分の好きなことを仕事にしたい!」と思って起業し、経営者になったとします。
しかし、会社を経営するということは、本来やりたいこと以外の「別の仕事」も発生します。

単純に面倒くさい、時間がかかってしまうという状態であれば、まだ良いです。

危険なのは、自分でも気がつかないうちに小さなダメージが蓄積して、起業時の情熱が冷めてしまい、燃え尽きてしまう人です。

起業したあなたがそうなってしまわないよう解決策をまとめました。

1.「別の仕事」とは何か?

例えば、スイーツ作りが好きで、洋菓子店をオープンしたとします。

ただお菓子を作るだけではなく、

材料を安く仕入れるための業者との交渉やどうしたらお店の売り上げが伸びるか分析するなど、

お菓子作り以外の仕事も増えます。

 

あるいは、プログラミングの技術が高く、ゲームを開発する会社を立ち上げたとします。

会社が大きくなれば、自分ひとりでゲームを作るだけでなく、

プロジェクトチームを統括したり、取引先へ営業したりする仕事も増えるでしょう。

 

最初は意気込んで起業したはずが、

仕事が増えれば増えるほど、自分としてはあまり楽しくない仕事も増えていくかもしれません。

 

ここで問題なのは、その楽しくない仕事の中に、どうしても「やりたくない」仕事がある場合です。人によっては、相当なストレスが重くのしかかってきます。

2.起業家にとって、その仕事がすべて

楽しい仕事とやりたくないと思っている仕事は、必ずセットで発生します。

大好きでやり始めた仕事や仕事に対する熱意まで、一緒に見失ってしまわないように注意が必要です。

 

「自分らしく生きたい。自分の情熱を社会で役立てたい」と思って起業したのであれば、

どこかの会社のブランドや看板を通じてではなく、

「あなたというひとりの人間」として社会と接することになります。

この点をしっかり意識することが大切です。

 

最初は「楽しくないな…」という小さな違和感かもしれません。

徐々に「自分の好きなことで起業できたんだから、楽しいに決まってる!」と自分に言い聞かせるように。

そして、「売れるのは嬉しいけど、嫌な仕事も増えるんだ」と営業に身が入らなくなり、

気がついたときには燃え尽きている。

 

負のスパイラルに陥る前に、違和感を少しでも感じたら何かがおかしいと思って、原因究明に努めてください。

 

大好きな仕事とは別に、

どうしてもやりたくない仕事やストレスとなる仕事がありませんか?

 

あなたは大きなビジョンを持って起業したはずです。自分の仕事がいやになってしまったら、新しい価値を世の中に届けられなくなってしまいます。

そうならないためにも、違和感があれば無視せず原因を探り、自分自身と自分の事業と向き合い、メンテナンスしていくことが大切です。

3.解決策

(1)仕組みを作り、人に任せる

どうしても嫌な仕事については、

従業員を雇うか、自分より適任な人に外注するなどの方法によって、自分でやらなくても済むようになります。

 

もちろん、すべて人任せにするのではなく、責任を持って仕事の仕組みを考える必要があります。

 

例えば、作業マニュアルを書いたり、ノウハウをシステム化したりすることで、あなたの思考を伝えるのです。

また、専門的な知識があり、丸投げしてもうまく出来る人もいるでしょう。

当然、そういう人はレベルの高い人材です。起業したばかりの会社にそのような有能な人が入ってくるとは限りません。また雇うとしても、高い給料を払わなくてはいけないかもしれません。

 

だからこそ、あなたのノウハウや判断基準をマニュアルやシステムに組み込む必要があるのです。仕事を任せるためには、細かい手順や単純作業もすべてまとめておきましょう。 

(2) 自分をキャラクターとして管理する

「プロ」としての自分をキャラクターとして確立する、という方法もあります。

自分自身も仕組みに盛り込んでしまうのです。

 

キャラ設定することで、

 

自分は「プロ」としてどんな行動をすべきか?

会社の社長としてどう見られるべきか?

 

常に自分自身を客観的に見ることができます。

 

もちろん、キャラクターのコンセプトは、起業の動機である、自分の情熱や社会への貢献意識などに基づいて決定します。

ビジネスの場にいるのは、あくまでもあなたの設定したキャラクターです。

 

拒否されたり、厳しいことを言われるかもしれませんが、決してあなた自身が否定されているわけではありません。最初に設定したキャラクターに誤りがあっただけなので、原因を究明して、細かく修正・変更を繰り返していけばうまくいくでしょう。

4.まとめ

起業したばかりのみなさんは、使命や目標達成のために情熱をもって仕事をしていたはずです。

大好きな仕事で成功していくために、今起きている事象は何を意味するのか、しっかりと向き合い、さらなる成長を続けていってください。

株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
資格の学校TACで財務諸表論の講師を5年行う。税理士事務所勤務を経て、平成23年より個人で融資サポート業務をスタート。
平成27年12月、株式会社SoLabo立ち上げ。
融資支援業務に力を注ぎ、現在では400件以上の融資支援を行っている。