銀行 金利 交渉

銀行からの資金調達!金利の交渉は可能? 起業後の資金調達 – 銀行/信用金庫の融資
銀行 金利 交渉

事業資金を二度目に銀行から借りる場合、少しでも金利を下げたいと考えるのは当然です。

金利がたった0.1%違っても、事業主があとで支払うお金は何十万円も変わりますからね。

二度目の融資を受ける場合、一度目の融資より金利を下げるために交渉はできるのでしょうか?また、交渉する際にコツはあるのでしょうか?

1.【結論】交渉自体は可能だがタイミングと話の仕方を考えなければいけない

事業融資の金利はカードローンのリボ金利のように自動的に決まっているものではありません。融資の審査では会社の信用格付けを用い、さまざまな項目(事業の将来性、他行での借入等)が点数化されます。その上で融資を通すかを判断し、金利が決定されます。

 一度決まった金利は変更することはできませんが、いくつかのタイミングと話のもっていきかた次第で金利を下げるための交渉はできます。交渉を成功させるために最も重要なことは、古い言葉ですがWIN-WIN。一方的にあなたが金利を下げて欲しいと話すのではなく、相手の銀行にも確実なメリットがある場合に金利交渉は成功します

 2.交渉をする時に最適のタイミングとは?

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①事業融資を一本化するから金利を下げて

事業融資を一社だけでなく、複数の金融機関を利用している事業主も多いことでしょう。現在A社、B社、C社から各1,000万円ずつ借りているが、A社のみに一本化したい。そのために、B社、C社に完済するための資金提供先を探している、というような場合。

 銀行側にとっては借入額が増えるということは利息分が増えるということになりますので、メリットのある話です。事業主にとってはB社、C社へ各各1,000万円ずつ完済するという手間が発生しますが、結果的に金利をA社が下げてくれるのであれば事業主にとってもメリットがあります。

 ②決算期に合わせる

銀行の融資担当者も他業種の営業のように、月間のノルマを持っています。毎年3月と9月は銀行において決算期となるので、まさに自分の成績が決まる最終月となります。そこで銀行が損をしない内容で金利交渉をされれば、他の月に金利交渉を持ち出されるより成功率は高くなることでしょう。

 ③定期預金を預け入れる

銀行にとってのメリットとは、とにかく現預金を増やすことです。あなたが個人としてまとまった額の定期預金をお持ちで解約乗り換えができるのであれば、それは銀行にとってのメリットとなります。銀行にメリットのある交渉なのであれば、交渉をしてくれる可能性は高くなります。

 ④銀行のホームページをチェックしてキャンペーン情報をみる

とにかく金利を低くしたいから、とそれだけを繰り返し銀行員に使えるのは交渉ではありません。銀行員にとって嬉しいのは、自社のホームページやチラシをしっかりとみている事業主です。

銀行では随時キャンペーンを行っておりますが、銀行が最も熱心に勧めたい商品については銀行のホームページをみれば自ずと理解できるでしょう。例えば今だと、積立投資やビットコインなど、あなたが銀行の新たな商品に興味を示すことは、金利交渉の潤滑油となります。

 3.交渉をする際の上手な話しの仕方とは?

①最初は回りくどい言い方で話す

いきなり「金利下げて」だけでは、まとまる話もまとまりません。「定期預金を一本そちらに移すと、金利はどうなる?」「今度やる〇〇というキャンペーンはうちでも使えるのかな?」というように、〇〇したらどうなる?とあくまで最初は仮定の話として切り出しましょう。あくまで、金利を下げるという直接的な言葉を作らず銀行との関係を築くのです。

 ②話が中盤まで差し掛かったら、直接的な話し方に切り替えよう

交渉がスタートしたら、まずは銀行側のメリット(定期預金をうつす、他行を解約するなど)に関わる手続きは早急に行い、誠意を見せましょう。交渉半ばであいまいな話し方をすると話が長引き、交渉が失敗する恐れがあります。

 ある程度話を詰めたら、あとは実際的に契約を交わすまでです。銀行との交渉期間中は極力、事業所内でマイナスな要素を融資担当者にみせないように注意しましょう。

 まとめ

交渉とは、自分のことだけを考えず相手にも有利になるような結果を話し合うことです。個人ではなく事業主としての交渉なので、失敗しないようにタイミングや話し方を検討してから実行しましょう。

 

株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
資格の学校TACで財務諸表論の講師を5年行う。税理士事務所勤務を経て、平成23年より個人で融資サポート業務をスタート。
平成27年12月、株式会社SoLabo立ち上げ。
融資支援業務に力を注ぎ、現在では400件以上の融資支援を行っている。