コツを知れば銀行からの融資額が増える!?

コツを知れば銀行からの融資額が増える!? 起業後の資金調達 – 銀行/信用金庫の融資
銀行 融資 条件

銀行から好条件で資金調達をする方法!

中小企業の場合、銀行からの融資は受けにくい・・・とお考えではないでしょうか? もちろん、中小企業であっても銀行からの融資に成功している企業も多くあります。しかし、融資額や金利に満足している中小企業の方はなかなかいないでしょう。 しかし、いくつかのコツを抑えておくことで、銀行から低金利かつ、満足できる金額の融資を受けることが可能になります。

1.コツを知って銀行融資を受ける!

 

銀行は、大企業などこれまでの実績もあり信頼できると判断した企業に対して、1%程度の低金利の融資を実施しています。

しかし、中小企業の場合、銀行からの融資を受けることが難しく、融資を受けた場合でも低金利かつ十分な融資額を得ることは難しいと言えます。

中小企業であっても低金利かつ十分な融資額を得るためには、【銀行がどのような基準で融資実行を決定しているか】を知ることが重要です。

 

2.銀行融資の審査基準とは?

 

銀行は、明確な審査基準を公表していません。しかし、多くの場合これまでの実績や信頼度で融資するかどうかを決めています。

銀行の融資担当者は、自分が決定した融資の返済をしてもらえない場合、銀行の中での自身の評価を下げてしまうことになるのです。

ですから

  • 融資金額を滞りなくきちんと返済してくれるかどうか
  • 返済可能な資金繰り計画があるかどうか

のポイントを見て判断し、必ず返済してくれる企業に融資を実行しています。

 

つまり、銀行の融資担当者に【実行可能な資金繰り計画があり、きちんと返済してくれる企業である】と思ってもらうことが銀行からの資金調達を受けるためのポイントと言えるでしょう。

また、金利や融資額において、銀行の融資担当者からの信頼を得ておくことで比較的好条件での借入を実現することができます。

 

3.銀行の融資担当者から信頼してもらうために・・

 

銀行の融資担当者の信頼を得て好条件の融資を受けるために

  1. 貸し倒れリスクがないとアピールする
  2. 会社の現状を知っておく
  3. 実現可能な事業計画を作成しておく
  4. 収益の獲得先が明確であることをアピールする
  5. 融資をしたい!と思われる会社になる
  6. 銀行で定期預金や投資信託を利用する
  7. 会社を良く知ってもらう
  8. 他の金融機関と金利を比較しておく
  9. 融資申込みの時期を考える
  10. 保証付融資の割合を知っておく
  11. 銀行の融資担当者との会話を大切にする

これらのコツを抑えておきましょう!!

 

①貸し倒れのリスクがないとアピールしよう

 

銀行に限らず、ほとんどの金融機関では、返済をしてくれない貸し倒れのリスクがある企業には融資をしてくれません。

融資を申し込んだ審査の時だけでなく、日ごろから銀行の担当者に貸し倒れのリスクがない企業であるとアピールしておくことが大切です。

貸し倒れのリスクがないとアピールするために

・経営自体のリスク少ない事業モデルであること

・会社に一定額以上の現金を常に確保していること

を銀行の担当者に伝えておきましょう。

 

②会社の現状を知っておく

 

経営者が会社の現状を知っておかなければ、銀行担当者からの質問に明確に答えることができません。

質問に適格に返答することができなければ、経営者として信頼してもらうことが難しくなるでしょう。

 

もちろん、決算書などの売上に関する数字なども融資審査には重要ですが、経営者が信頼できる人物であるかどうかも融資審査にはとても大切なのです。

会社の現状をしっかりと把握し、改善点や今後の事業計画について説明できるようにしておきましょう。

 

③実現可能な事業計画を作成しておく

 

長期的にみて実現可能な事業計画を作成しておくことが、好条件の融資を受けるために必要なポイントの一つです。

銀行融資の返済期間は比較的長期であることが多いので、長期のスパンでみて収益を出すことができる事業計画を銀行担当者に伝えておきましょう。

 

将来の収支の流れや、どこからどれくらいの売上を得ることができるのか細かく作成しておくことがポイントです。

 

④収益の獲得先が明確であることをアピールする

 

銀行の担当者は収益を得ることができない事業には融資をしません。

長期的にみて実現可能な事業計画を作成しておくことはもちろん、安定した利益を得ることができることをアピールすることがとても大切です。

 

同じことの繰り返しにはなりますが、利益を得ることが出来る取引先などが明確に決まっていることで銀行の担当者からの評価は高くなります。

 

⑤融資をしたい!と思われる会社になる

 

銀行融資において、比較的低金利かつ融資額を高くするためには銀行から【融資をしたい!】と言われる企業であることがポイントです。

銀行の担当者は、融資実行数を増やすことで会社での評価を得ることができるといっても過言ではありません。

ですから、貸し倒れの可能性が低く、利益を長期的に出す事が見込める企業には積極的に融資をしたいのです。

 

会社の現金の流れが明確で、利益が出ている企業には銀行側から【融資を受けませんか?】と言われることもしばしば。

もちろん、銀行側から融資を申し込まれた場合、比較的好条件でお金を借りることができるでしょう。

融資を受けませんか?と銀行側から言ってもらうためには、【今現在は融資を受けて資金調達をする必要がない】と融資担当者に伝えておく事がポイントです。

銀行の担当者に、今すぐにでも融資してほしい!と言ってしまうと、事業がうまくっておらず手元のキャッシュがほとんどないのだろう。

と判断され融資をしても返済してくれない可能性があると思われるでしょう。

 

⑥銀行で定期預金や投資信託を利用する

 

銀行は利益を得るために定期預金や投資信託の商品を販売しています。

銀行の担当者は、それぞれ融資の目標額と預金の目標額を設定しています。

 

定期預金や投資信託の融資以外の商品を購入し利用していることは、もちろん担当者からの印象も良くなるでしょう。

また、銀行融資を考えている経営者で、既に定期預金をしている場合、定期預金をくずして事業資金に充てようとするケースもあります。

しかし、定期預金を崩して事業資金にしてしまうより、定期預金をキープしたまま銀行の融資を申し込む方が定期預金の金額よりも多くの資金調達を実現することが出来るでしょう。

 

⑦会社を良く知ってもらおう

 

銀行担当者からの信頼を得るためには、担当者に会社についてよく知ってもらうことが大前提です。

これまでのポイントを把握し会社の現状やこれからの展望について上手に説明しましょう。

銀行の担当者は、よく知らない会社に融資をしたいとは思わないでしょう。

 

また、銀行とのやり取りを税理士や会計士に丸投げにしていませんか?

経営者が直接銀行の担当者と話す機会を作ることで、経営者自身が会社のことをよく知っているのだな、と思ってもらうことが出来、良い印象を与えることができるでしょう。

 

⑧他の金融機関と金利を比較しておく

 

銀行からの融資に限らず、金融機関の融資を利用する場合には、他社との金利を必ず比較しておきましょう。

銀行の融資担当者に直接他社の金利について言及する必要はありませんが、金利を交渉して好条件で融資を受けるためには、他社の金利を知っておくことは大切です。

 

⑨融資申込の時期を考える

 

銀行の融資は決算が終了し決算書を作成してから申し込むべきであるとお考えではありませんか?

決算を終えて作成した決算書に記載されている利益を大きくみせるために、損益を調整する企業もあります。

 

しかし、決算書の中で損益を調整することは、今後の会社経営にとって悪影響です。

決算書上で利益を前倒しにして獲得できるようになっていても、反対に支払いを先延ばしにしているだけなので、将来的に会社の現金が少なくなってしまうでしょう。

 

銀行は決算書だけで融資実行を判断しているわけではありません。反対に、決算書の損益を調整して良く見せようとしている、という前提で決算書を確認していることを覚えておきましょう。

銀行の融資を受ける場合、決算期よりに銀子の担当者に相談し、決算書では利益が少なくなってしまうが、営業利益がでていることをアピールしておきます。

融資を受けた後に安定した利益を得ることが可能であると説明することで、銀行の担当者との間に融資をしてもらう約束をしてもらうことができます。

 

⑩保証付きの融資を受けていますか?

 

創業前や創業したばかりの企業の場合、返済の保証をしてくれる保証協会に加入しなければ融資を受けることができないことがほとんどです。

しかし、会社経営が軌道にのり、安定した利益を出せるようになった場合保証会社を利用せずに融資を受ける【プロパー融資】の利用も可能になるでしょう。

 

銀行からのプロパー融資を受けることが可能になることは、会社としての信用度が上がっていることの現れです。

操業後、事業が軌道にのったら保証協会付きの融資を減らして行きましょう。

 

⑪銀行の融資担当者との会話を大切にする

 

経営者は、銀行の担当者と定期的にコミュニケーションをとっておきましょう。

何度も申し上げますが、銀行融資を受けて資金調達をする場合、会社の業績が安定していることはもちろんですが、経営者が銀行の担当者からどれくらい信頼されているかもとても大切です。

銀行に行って融資の相談をする時や、金利の交渉をする時、担当者の上司や支店長を呼び出して交渉した方が早いのではないかと考えていませんか?

 

担当者の上司や支店長に直接交渉したところで、好条件の融資が受けられるようになるわけではありません。

会社の情報を知らない銀行の支店長や担当者の上司に交渉しても意味がないどころか。担当者から嫌悪感を抱かれてしまう可能性もあります。

銀行の担当者と経営者が信頼関係を築き、普段からコミュニケーションをとっておくことで、金利引き下げの交渉もやりやすくなるでしょう。

 

まとめ

今回は、銀行からの融資を受ける際により好条件で資金調達をするためのコツをご紹介しました。

11個の項目でご紹介しましたが、銀行の担当者から信頼を得ることが大前提です。

銀行担当者との交流の場を増やし、安定して収益を得ることが可能な事業を展開している会社であることを知ってもらいましょう。

 

また、銀行からの融資をしてほしくても、【今日・明日にでも融資してほしい!】とお願いすることは禁物です。この会社、大丈夫なの?信用できるのかな・・・担当者は不安になりなかなか融資を実行してくれないでしょう。

 

銀行の融資を申し込む場合、中小企業であっても銀行からの信頼を得ることで大企業とあまり変わらない低金利での融資を実現することが可能です。

また、金利だけでなく融資額についても満足のいく金額を貸してもらえる可能性が高くなるでしょう。

 

銀行側から、【融資をしたい!】と言われるような関係性を気付いておきましょう!

株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
資格の学校TACで財務諸表論の講師を5年行う。税理士事務所勤務を経て、平成23年より個人で融資サポート業務をスタート。
平成27年12月、株式会社SoLabo立ち上げ。
融資支援業務に力を注ぎ、現在では400件以上の融資支援を行っている。