独立する前にしっかり準備しておきましょう
建築業のひとつである「配管工」。
水道管やガス管などの管を取り付ける職種のことを配管工といいます。
ガスや給排水、空調設備などがある施設では必要不可欠な仕事で、配管工事だけでなく、修理やメンテナンスも行います。
配管工として独立するためには、どのような準備をしておく必要があるのでしょうか?
1.配管工は独立する方が多い!
配管工として働いている方の中には、一人親方で下請けや応援というカタチで作業している方も多いです。
一人親方になると、会社に雇われているときに比べ給料が上がるというメリットがあります。
仕事量を増やせば増やすほど、大きな収入増加が見込めるのが非常に魅力的です。
ただし、独立してひとりでやっていくということは、自分自身の技術や知識を磨く必要があります。
配管工になるには特別な資格はいりませんが、資格を持っていることで仕事を受注する際、有利になります。
逆をいうと、何も資格を持っていない一個人では仕事が得られない可能性もあるということです。
最もメジャーな資格は「配管技能士」です。
さらにスキルアップを目指す方は、「管工事施工管理技士」の資格も取得しておくと良いでしょう。
2.独立支援をしてくれる会社もあります
「独立は気が引ける…」と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、実は、独立支援に前向きな会社も多々存在します。
前述した配管技能士などの資格を取得する際にかかるテキスト代や試験の受験料などの費用を負担してくれたり、研修のための休暇を認めてくれたりと手厚い支援が受けられます。
このようなサポートがあるのは、独立性が高く、また、独立した後も現場で付き合いを続けることができる業種ならではの傾向かもしれません。
3.どう仕事を確保していくかが、成功のカギ
配管工が独立しやすいことはわかっていただけたかと思いますが、仕事を安定して確保できるかどうかが最大の課題になります。
技術の高い配管工であっても、仕事が確保できずに会社をたたむケースも少なくありません。
独立を考えているのであれば、会社に雇われて働いているうちから、仕事を確保するための営業力やコミュニケーション能力を高めておきましょう。
どこの建築会社も懇意にしている配管工がいて、工事の依頼があると自動的にその業者に発注するという流れができているため、配管業界は新規参入が困難といわれています。
人との繋がりが大切になってくるので、雇われているうちから人脈を広げる努力をし、独立後に仕事が受注できる準備をしておくことが成功のカギです。
先輩や同僚と円満な人間関係を築いておくことはもちろんですが、現場で顔を合わせる他の会社の職人や依頼主などとも積極的に関わりを持つようにしていきましょう。
4.下請けをコツコツ受けていくことから始めましょう
雇われて働いていたときの付き合いを利用して、まずは下請けや応援として現場に出ましょう。
今までの働き方と変わっていないように見えますが、賃金や勤務時間など、提示して交渉することができますので、良い条件で働くことが可能になります。
理想は、新規で仕事を獲得していけるようになることですが、軌道に乗るまでは難しいのが現状です。
たとえ小さな仕事でもコツコツと地道に取り組み、実績を重ねていくことが信頼に繋がっていきます。
まとめ
配管工で開業し、安定した仕事を得て収入を上げていくには、長い期間が必要です。
人との繋がりが仕事の受注に繋がることもありますので、雇われているときから人脈を広げておきましょう。
また、資格取得にチャレンジするなどして、自分自身のスキルを磨いていきましょう。
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平成22年04月 資格の学校TAC入社、財務諸表論講座講師を5年間務める
平成24年04月 税理士事務所で勤務
平成24年08月 個人で融資サポート業務をスタート
平成27年12月 株式会社SoLabo設立
現在までの融資実績は1600件以上
【書籍】
『独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方35の秘訣』(幻冬舎)
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