歯医者として開業するための準備や必要な資金

歯医者として開業するための準備や必要な資金 起業のための資金調達 – 接骨院・介護・福祉・医療
歯医者 開業

歯医者の開業っていくらかかる?

国内では歯医者の数が近年増加し、今ではコンビニよりも多いと言われています。
それほど、歯医者を開業する人が多いということです。
そのため、歯医者業界は競争が非常に激しい業界であると言えます。
もしこれから歯医者を開業したいと考えている場合、開業後もしっかりと残る店舗にするためにはしっかりとした準備が必須です。
今回は、歯医者を開業するにあたって必要な準備や資金について解説しようと思います。

1.歯医者の開業にはどれくらいの資金が必要?

歯医者を開業する場合、必要な資金は設備資金と運転資金の2つに分類できます。

(1)設備資金

設備資金とは歯医者の店舗取得費や使用する医療機器などの設備に要する費用のことを言います。

代表的な設備資金の用途として以下のものが挙げられます。

・開業場所としてのテナントを借りる費用(敷金や保証金など)

・内装や外装を発注するための費用

・医療機器を購入する費用

・事務用品や消耗品など備品の費用 

平均的な歯医者の場合、ビルのテナントを借り3台のチェアユニットを用意すると設備資金は約3,500万円になります。

もちろん、開業する場所や規模によっても設備資金の金額が変わりますので、これはあくまで目安としての金額です。

内装を高級感あるものにしたいのであれば内装費が高くなりますし、最新の医療機器を購入したいのであればさらなる設備投資が必要になります。

(2)運転資金

運転資金とは歯医者を開業した後に、その店舗を営業していくために必要な資金です。

開業して間もない時期では思うように人が集まるとは限りません。リピーターが生まれ、収入が安定するまでには数か月もの時間が掛かると思ったほうが良いでしょう。

また保険診療の場合、保険によって支払われる収入は診断をした日から2か月後に国から支払われることになります。

つまり、開業してから2か月間は自費診療と窓口収入しか収入がないということです。

そのため、開業からしばらくの間は十分な収入が無く、貯金を切り崩しながらの経営になります。その期間を工面するための費用が運転資金です。

また、気をつけなければいけないのが広告宣伝費です。今は歯医者の数が無数にあるため、地域で知られていない状態では人が集まりません。

そのため、開業と同時に宣伝活動をしっかりとできるかどうかは今後の成功に影響しますので広告宣伝費はしっかりと掛けるようにしましょう。

一般的な歯医者の場合、運転資金は1,000万円ほど貯めておく必要があります。 

2.開業にはどれくらいの期間がかかるのか

歯医者を開業するために必要な期間としては、テナントが決まってから約半年ほどを見込んでおいた方が良いでしょう。

そのため、自分が開業したい日が決まったら、その半年前にはテナントの契約を結ぶことができるようにテナントのオーナーとの話し合いを進めておきましょう。

ちなみに、歯医者を開業するのに最適な時期は春(3~5月)と秋(10~11月)です。

この時期は、歯医者の内覧会での見学者の数が多いのが特徴です。

逆に、夏や冬では気候の問題から見学者数が7割くらいに減ってしまいます。

また、8月はお盆休みの休暇が多いのが特徴です。

8月に開業してしまうとタイミングによっては、開業してすぐに夏季休業というになってしまいますので注意が必要です。 

3.テナント選びのポイント

雑居ビルや戸建て、クリニックモールなど歯医者を開業する場所の選択肢は幅広く存在します。

開業を成功させるために、テナント選びではどのようなことに気を付ければ良いのでしょうか。

テナントビルで開業するメリットはスムーズに契約から開業まで進むことができることです。都市部では比較的テナントビルが豊富にありますし、規模によっては開業資金を節約することができます。

しかし、注意しなければならないのは駐車場です。

歯医者に来院するお客さんには車で来るケースも多いです。そのため、駅からのアクセスが良い場所であったり、大通り沿いの目立つ場所にあったりしても、近くに車を停める場所がなく不便な場所ではお客さんを逃してしまう可能性が大きいです。

また、テナント選びでは改装のことを考えて検討する必要があります。

例えば、配管や配線を開業に合わせて新たに施工する必要がある際には底を30センチ上げることになります。また、換気口を新たに開ける必要がでるかもしれません。

できるだけ新たな追加工事が必要のないテナントを選ぶ必要がありますし、もし工事をする場合はテナントの制限などを踏まえて専門の施工会社に相談してみましょう。

まとめ

歯医者業界は昔に比べて非常に競争が激しくなっているのが特徴です。

そのため、開業してすぐに廃業ということにならないために、前もってしっかりと準備をしておきましょう。

特に開業者の負担になりやすいのが初期費用です。

歯医者の開業には他業種よりも多額の費用が掛かるのが特徴ですので、自分の開業にいくら必要でどれだけ融資を受けたいのかを明確に把握しておきましょう。

株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
【プロフィール】
平成22年04月 資格の学校TAC入社、財務諸表論講座講師を5年間務める
平成24年04月 税理士事務所で勤務
平成24年08月 個人で融資サポート業務をスタート
平成27年12月 株式会社SoLabo設立
現在までの融資実績は1600件以上

【書籍】
『独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方35の秘訣』(幻冬舎)

【運営サイト】
資金調達ノート » https://start-note.com/
創業融資ガイド » https://jfc-guide.com/
inQup     » https://inqup.com/

【 動画で確認! 】株式会社SoLabo代表 田原がチバテレビに出演しました。