コインランドリーの開業で失敗しないための準備と必要な初期費用

コインランドリーの開業で失敗しないための準備と必要な初期費用 2018.09.04起業のための資金調達 – フランチャイズ
コインランドリー 開業

コインランドリーの開業を考えているけど、どんな準備が必要なのか知りたい人もいますよね。資産運用としてコインランドリーの開業を検討していて、事前に失敗してしまう原因を理解しておきたい人もいるでしょう。

コインランドリーの開業で失敗してしまう主な原因として「市場調査が足りずに需要がない場所で開業してしまう」「集客がうまくいかない」「クレームやトラブルに対応できない」が挙げられます。

当記事では、コインランドリーの開業時における失敗しないための準備を解説します。

コインランドリーの開業で失敗してしまう原因

コインランドリーの開業で失敗してしまう原因としては、次の3つが挙げられます。

  • 市場調査が足りずに需要がない場所で開業してしまう
  • 集客がうまくいかない
  • クレームやトラブルに対応できない

失敗原因を把握したうえで、コインランドリー開業の準備をするようにしましょう。

市場調査が足りずに需要がない場所で開業してしまう

コインランドリーの需要がない場所で開業してしまい、失敗してしまうケースがあります。需要がないと、開業しても売上にはつながらないからです。

儲けの出ているコインランドリーは、都市部であればマンションやアパートが並ぶ住宅地の近く、郊外であれば生活道路(買い物など日常的に使う道路)沿いかつ駐車場が確保できる場所に出店する傾向があります。

一方、土地を所有している人が有効活用のためにコインランドリーを建てる場合がありますが、周辺の状況次第では集客が見込めない場合があります。

たとえば、店舖周辺にマンションやアパートが並んでいたとしても、必ずしも需要があるとは限りません。マンションやアパートに住んでいるのが「一人暮らし」「子どもがいる世帯」「高齢者」 であると利用率が高い傾向があります。

店舖周辺の「人口」「世帯数と世帯構成」「道路状況」「周辺施設」「競合店」などの調査を行うことで、コインランドリーの需要や設置する機器を判断できます。

自身での市場調査が難しい場合には、調査を行ってくれる業者に依頼することも検討しましょう。

集客がうまくいかない

集客がうまくいかないのも失敗してしまう原因のひとつです。利用者が増えず、売上を伸ばすことができないからです。

コインランドリーは新しく来店してもらったあとにリピートしてもらうことで、安定した運営ができるようになります。そのためには、まず店舖周辺の住民に認知してもらわなければ、来店にはつながりません。

集客する方法としてはポスティングが挙げられます。しかし、ポスティングをしてもすぐに成果が出るとは限りません。オープニングキャンペーンを始め、定期的にキャンペーンを行うことで徐々に認知を広めて利用を増やしていくのが良いでしょう。

自身でチラシを配るのが難しい場合にはポスティング業者に依頼することもできます。エリアや枚数などにより料金が異なりますので、見積りを出してもらってから利用するかどうかを検討しましょう。

リピートを促す施策も考えておく

リピートして利用してもらうような施策も合わせて必要です。店舖の周辺に競合店ができた場合、差別化できずにお客さんを競合店にとられてしまうケースがあるからです。

コインランドリーを利用する際には待ち時間が発生しますので、待ち時間に対する配慮をすると他店との差別化になり、リピートにもつながります。

たとえば、「無料Wi-Fi」「雑誌」「マンガ」を用意するといったイメージです。子ども連れの来店が多い店舗であれば、「絵本」「おもちゃ」「キッズスペース」を設けるのも良いでしょう。

店舖独自のサービスや取り組みを行うことで、リピートにつながり、安定した経営をすることができるでしょう。

クレームやトラブルに対応できない

クレームやトラブルに対応できないのも失敗してしまう原因です。クレームやトラブルの対応次第で、お客さんが離れてしまうことがあるからです。

コインランドリーを運営する中で、クレームやトラブルが発生する場合があり、主なクレームやトラブルとして挙げられるが次の通りです。

  • お客さんの忘れ物
  • お客さん同士のもめ事
  • 機器の故障
  • 機器の使い方
  • 清掃の不備

クレームやトラブルへの対応に時間がかかればかかるほど、不信感につながり、利用をしなくなる可能性があります。一方で、早急な対応をすることによりお客さんの満足度が高まり、利用を継続してもらえることにもつながります。

しかし、クレームやトラブルの対応に慣れていない場合、対応の仕方によっては事態が悪化してしまうことにもなりかねません。

自身での対応が難しい場合、プロに任せることで運営に注力できるでしょう。24時間365日でクレームやトラブルに対応してくれるコールセンターの代行業者もあるので、クレーム対応に不安がある人は利用を検討してみてください。

副業ならフランチャイズに加盟することを検討

副業としてコインランドリーを開業する場合はフランチャイズに加盟することも検討すると良いでしょう。フランチャイズに加盟することで、負担を減らして経営することができるからです。

フランチャイズ本部による主なサービス内容としては次の通りです。

  • 立地調査
  • 店舖の見回り
  • 店舖清掃
  • 機器のメンテナンス
  • 集金
  • クレームなどの問い合わせ対応

加盟するフランチャイズによってサービスが異なります。そのため、事前にサポート内容をフランチャイズ本部に確認し、自身で行うことが難しい対応をフランチャイズ本部が代わりにしてもらえるかを把握しておきましょう。

クレームやトラブルの対応してもらえるフランチャイズを選ぶ

クレームやトラブルの対応をしてもらえるフランチャイズを選びましょう。副業の場合、とくにクレームやトラブルに対応するのが難しいことがありうるからです。

クレームやトラブルは店舖の評価が下がる要因であり、口コミに影響する可能性もあります。

とくに開業当初は想定していないトラブルが発生する可能性もありますので、クレームやトラブルに対応してもらえるフランチャイズを選ぶのが良いでしょう。

コインランドリーを開業するためには2,000~5,000万円かかる

コインランドリーを開業するためには2,000~5,000万円程度が必要です。初期費用としては主に「フランチャイズへの加盟するための費用(フランチャイズに加盟する場合)」「物件取得費用」「内外装工事費用」「機器購入費用」が挙げられます。

店舗の場所や規模などによって必要な費用は異なりますので、参考にしてみてください。

フランチャイズへの加盟するための費用

フランチャイズに加盟するためには「加盟金」「保証金」「ロイヤリティ」が必要な場合があります。加盟金として100~200万円程度かかる傾向がありますが、フランチャイズによっては、加盟金が不要な場合もあります。

ロイヤリティに関してもフランチャイズによって「売上の5%などに設定している場合」「売上に関わらず固定の金額である場合」「ロイヤリティがかからない場合」があります。

ロイヤリティ次第で利益に影響しますので、事前にロイヤリティの有無をフランチャイズの担当者に確認しておきましょう

物件取得費用をなるべく抑えて開業する

物件取得費用をなるべく抑えて開業できないかを検討してみましょう。初期費用が高額になると、回収する期間も長期化してしまうケースがあるからです。

コインランドリーは、都市部であればビルの1階で通りに面した路面店を選ぶ傾向があり、郊外であれば駐車場がある物件を選ぶ傾向があります。コンビニ跡地でコインランドリーを開業するケースもあります。

物件の場所や規模によって異なりますが、路面店や駐車場がある物件は物件取得するための費用が高額になる傾向があります。

店舖を賃貸する場合の目安金額は次の通りです。

【家賃30万円で店舖を賃貸する場合の目安金額】

 

目安金額

保証金(敷金)

300万円(賃料の10ヶ月分)

礼金

30万円(賃料の1ヶ月分)

仲介手数料

30万円(賃料の1ヶ月分)

前家賃

60万円(今月分と翌月分の賃料)

合計

420万円

店舖を賃貸する場合と所有する土地にコインランドリーを建てる場合では必要な費用が異なり、所有している土地にコインランドリーを建てると1,000万円以上かかる場合があります。さらに土地から購入すると1,500~2,000万円以上かかるケースもあります。

とくに初めてのコインランドリー経営であれば、初期費用をなるべく抑えるために、別の場所で安価に開業できないかどうかを検討してみてください。

通りからコインランドリーだと分かる内外装にする

コインランドリーの内外装工事では、通りから店内が見える内外装にする傾向にあります。店内が見えるとお客さんが入りやすく、また防犯対策にもなるからです。

内外装工事としては、主に店舗内の「床」「壁」「電気」「水道」「ガス」「給排水」「空調」「ダクト」「照明」、店舗外の「壁」「看板」「駐車場」の工事が挙げられます。店舗の広さや工事内容よって300~1,000万円以上かかる場合があります。

外観をおしゃれにすることで他店との差別化にはつながりますが、何のお店か分からないから入りづらいと思われてしまったら意味がありません。通りから店内が見えて、コインランドリーであることが分かるようにすることで、認知も広がり来店にもつながるでしょう。

のぼりや看板も活用して、コインランドリーであることが分かるような店舗にすることを意識しましょう。

なお、お客さんは衣類や布団などをきれいに洗濯するために来店するので、店内に清潔感を求める傾向があります。床や壁を汚れが目立ちにくい素材にすることで、クレームを防げる場合もあることを覚えておきましょう。

店舗周辺の状況で設置する機器は異なる

コインランドリーを開業するために必要な機器としては、主に「洗濯機」「乾燥機」「布団乾燥機」「靴の洗濯機」「両替機」が挙げられます。設置する機器の「種類」「台数」「サイズ」によって異なりますが、それぞれの機器が数十万円程度するため、合計すると1,000~2,000万円程度かかります。

店舗周辺の住民によって、設置する機器の「種類」「台数」「サイズ」は変更する必要があります。周辺住民に応じて機器を設置することで利用率が上がり、売上につながる可能性があるからです。

たとえば、周辺に家族連れの世帯が多い店舗は、小型の洗濯機よりも大型の洗濯機や布団用の乾燥機を複数設置することで、効率的な運営ができるでしょう。

周辺住民のニーズを満たせるように、調査に基づいて機器を設置するようにしましょう

なお、初期費用を抑えるために、中古やリースを利用する方法があります。しかし、中古の機器は新品よりも故障する恐れがあり、リースの場合は一定期間解約ができず、毎月の支払い負担が増えます。費用だけでなく、故障による保証やメンテナンスに関しても事前に確認して利用するかの判断をしましょう。

コインオペレーションクリーニング営業施設開設届の提出が必要

コインランドリーを開業するためには、管轄の保健所にコインオペレーションクリーニング営業施設開設届を提出しなければなりません。指導要綱によって、設備基準などが定められているからです。

開業するための準備ができたとしても、基準を満たしていないと、許可が出ない可能性があります。

たとえば、基準として「採光」「照明」及び「換気」が十分行える構造であることや流水式手洗設備を備えることなどが定められています。

設備基準や提出書類が各保健所によって異なる場合があるので、管轄の保健所と相談しながら進めましょう。

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株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
平成22年8月、資格の学校TACに入社し、以降5年間、税理士講座財務諸表論講師を務める。
平成24年8月以降 副業で税理士事務所勤務や広告代理事業、保険代理事業、融資支援事業を経験。
平成27年12月、株式会社SoLabo(ソラボ)を設立し、代表取締役に就任。
お客様の融資支援実績は、累計4,500件以上(2021年7月末現在)。
自身も株式会社SoLaboで創業6年目までに3億円以上の融資を受けることに成功。

【書籍】
2021年10月発売 『独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方38の秘訣』(幻冬舎)

【運営サイト】
資金調達ノート » https://start-note.com/
創業融資ガイド » https://jfc-guide.com/
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