バーを開業するために・・・カフェとの違いは?どちらの方が費用がかかる?

バーを開業するために・・・カフェとの違いは?どちらの方が費用がかかる? 起業のための資金調達 – 飲食(飲食店・外食・デリバリー)
バー開業 カフェ開業との違い

“バー”と“カフェ”開業の違いとは?

バーのイメージと言えば、夜間帯に薄暗い店内でお酒をたしなむ場所、一方カフェは、昼間にお茶やランチをして一息つける場所、というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか? では、開業となった場合に、バーとカフェで具体的にどのような違いがあるのか、詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。 バーを開業する場合、どのようなメリットやデメリットがあるのか、ということも気になるところです。 今回は、二つの開業の違いを分かりやすく解説していきます!

 1.バーを開業する場合のメリットとは?

まず始めに、バー開業でのメリットを見ていきましょう。

▪人脈の幅を広げることができる

バー

バーの魅力とは、カウンター越しにお客様から近い距離で話をすることができ、自分の知らない世界を知ることができ、お酒の力を借りて、普段は聞けないことまでも聞くことができる、など、色々な情報を聞き、得した気分にもなります。

また、お客様に気に入ってもらう事で、お客様の仕事での繋がりを紹介してもらえるなど、人脈を広くすることにも繋がります。

▪高い利益率を手にすることができる

バーで提供するものは、主にお酒です。

食材を提供すると言っても「ナッツ類」や「乾きもの」など、痛むようなものではないため、食材を腐らせてしまうなどの問題も少ないと考えられます。

また、お酒の原価は思っているよりも低い為、高利益率を確保できると言えます。

▪朝の起床時間を気にせずゆっくり眠ることができる

バーの経営は夜から朝にかけて行うことがほとんどです。

その為、“朝起きるのがツライ”“朝が苦手”という方にとっては、すごく有難いことでもあります。

朝の忙しい時間帯に起きる必要はなく、満員電車に揺られることもなく、自分の決めた時間に起きる事ができるため、メリットとなるでしょう。

▪お客さん一人の単価が高い

お酒の限界は人それぞれですが、食べ物の限界よりは、はるかに高いと言えます。

お酒が好きな方が飲み続けることができても、食べることが好きな方が食べ続けることは難しいでしょう。

そう考えると、お客様一人に対する単価は高いと言えます。

 

2.バーを開業する場合のデメリットとは?

次にデメリット面についてです。

メリットだけではなく、デメリットもしっかりと知っておくことが大切です。

▪接客でストレスを感じることも多い

バー開業 図1

カウンター越しという近い距離でお客様と接することになるため、自分が聞きたくない話であったり、苦手なお客様であっても対応しなければならないという状況にもなります。

中には、酔った勢いで暴言を吐いてくるお客様もいるでしょう。

そういう場合でも笑顔で対応しなければならない、ということもあってストレスを感じる場面も少なくないでしょう。

▪生活リズムが昼と夜で逆転になる

夜間帯の営業ということもあって、夜中心の生活になる事は間違いありません。

それに伴って体に不調が出る、ということは少なからずあります。

昼夜の逆転生活に時間をかけて慣らしていくということも考えておく必要があるでしょう。

▪開業の際の手続き等に手間がかかる

バーの場合は、風営法を気にする必要があり、風営法での大きな規制というのが、立地条件についてです。

風営法の定める法律により、バーを開業できない地域等も存在します。

バーを開業する場合は、あらかじめ営業が可能な地域かどうかを確かめておく必要があるほか、手続きや申請面で手間となることもあるため、デメリットと言えるでしょう。

 

3.必要な資格には何があるか?

資格と聞くと難しく考えてしまいがちですが、主に警察署へ申請するものであったり講習を受けて取得するものが中心となります。

(1)食品営業許可申請

保健所へ店舗が完成する10~14日前までに届出を行います。

場合により、保健所からの現場検証が行われるということも頭に入れておきましょう。

(2)食品衛生責任者の資格

食品衛生協会が定期的に行っている講習会を受け、資格を取得し、営業の開始日までに保健所へ届出を行います。

講習会の詳細は、東京都食品衛生協会が主催している「食品衛生責任者養成講習会」のHPからご覧いただけます。

食品衛生責任者養成講習会HP

(3)防火管理者選任届

これは、火災に対応した届出となり、店舗への収容客が30名を超える物件の場合に、消防署へ届出を行います。

(4)深夜酒類提供飲食店営業開始届

夜間帯でもある午前0時以降に、お客様に対してお酒を提供する場合は、警察の生活安全課へ届出を行います。

この届出を怠った場合、風営法の違反を犯すことになり、警察からの摘発を受け、営業停止の事態に陥ることにもなるため、重要な届出となります。

(5)特定遊興飲食店営業許可

お酒や食べ物の提供以外に、「ダーツ」「カラオケ」「ビリヤード」などの遊具を合わせて開業する場合は、この届出が必要となります。

届出は警察署へ行います。

 

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4.資格以外に必要なことは?

バー経営で最低限必要なことと言えば、「お酒の知識」「コミュニケーション能力」この2つに関しては、お店の利益にも大きく関わる大切なことになるでしょう。

来てくれたお客様に、“楽しい”“また来たい”と思ってもらえるように、専門分野のお酒の知識や、楽しい会話ができるような高いコミュニケーション能力は必要です。

接客のスキルが、お店の利益に繋がるということもあります。

バー開業を考えている場合は、この二つに関しても意識を持ち、開業を進めていけると良いでしょう。

 

5.必要となる費用はどのくらい?

バー開業 図3

バー開業のメリット・デメリット、必要な資格が分かったところで、肝心な費用についてです。

初期費用と運転資金の二つに分けてご説明していきます。

初期費用・・・平均604万円

運転資金を除いたうちの初期費用として、604万円程が必要になります。

そのうちの383万円程は、店舗物件の取得や内装工事等の費用として、使われると思っておくといいでしょう。

もっと安く済ませたいという方は、「店舗を居抜き物件にする」ことや、「店舗で使用する機材等は中古にする」などして、コストダウンを目指すことができます

目安として【初期費用…500~700万円】【店舗物件の取得・内装工事…250~500万円】を用意しておくと良いでしょう。

運転資金・・・平均226万円

開業したてですぐに利益が出る店舗は滅多にありません。

大体の飲食店が、年月を重ねて黒字へと成長していきます。

最初から利益が出ると思うのではなく、最初は赤字になる覚悟で運転資金もある程度確保しておくようにしましょう。

運転資金の平均額は226万円程でしたが、余裕を持って【運転資金…200~400万円】を用意しておくと良いでしょう。

 

まとめ

今回はバー開業についてご説明してきました。

カフェ開業とは違い、夜間帯の営業、お酒の夜間提供、ということで必要な手続きもカフェと比べると多くなりますが、バーだからこそ味わえるお得な情報や、利益率のメリットを考えるとカフェとは違う良さも存在することが分かります。

また、初期費用は、物件の選び方、機材の使い方、等で必要費用を下げることも可能です。

自分に合った開業を目指していけるようにしていきましょう。

 

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株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
【プロフィール】
平成22年04月 資格の学校TAC入社、財務諸表論講座講師を5年間務める
平成24年04月 税理士事務所で勤務
平成24年08月 個人で融資サポート業務をスタート
平成27年12月 株式会社SoLabo設立
現在までの融資実績は1600件以上

【書籍】
『独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方35の秘訣』(幻冬舎)

【運営サイト】
資金調達ノート » https://start-note.com/
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