潰れない飲食店を開業するために必要な準備4つとは?

潰れない飲食店を開業するために必要な準備4つとは? 起業のための資金調達 – 飲食(飲食店・外食・デリバリー)
飲食店 開業前 確認

飲食店をやってみたいけど、飲食店の廃業率をみると勇気が出ない。こんな風にお考えの方はよくいらっしゃいます。

確かに、飲食店は出入りの激しい業界ですので、起業したところで長期に継続できるかは保証されていません。

しかし、世の中には廃業せずに何十年もずっと飲食店を営む街のオーナーもたくさいます。彼らが全て飲食店経営の天才なのか?といえば、決してそうではありません。

 1. 潰れない店には何か1つは特技がある

さして特徴のない飲食店でも、潰れていないということはスゴイ飲食店なのです。だって、考えてもみてください。情報に溢れ、多くの料理が手に入るこの日本での飲食店経営は、競争社会です。その中で継続して経営できているということはつまり、勝ち続けている店だということ。

 潰れない店にするには、あなたが新卒で就職時にするように、まずは店の自己分析をするべきです。

例えば、自分はシェフ出身だから料理には絶対の自信がある。良い物件を親から引き継いだから、店の立地には自信がある、などなど。何か一つだけでいいので、訪れた人が納得するメリットがあれば、その飲食店は継続できます。

 2. 絶対に潰したくない!継続できる飲食店に必要な準備は?

①コンセプトを立てる

よく飲食店経営の書籍でも書かれていることですが、飲食店を起業する上でもコンセプトの明確化は非常に重要です。なぜなら、コンセプトがブレブレの店は、顧客にもメリットが伝わりづらく失敗しやすいからです。

 では、コンセプトはどう立てればいいのか?簡単な方法は、ぐるなびやホットペッパーなどの飲食店検索サイトを見ながら立てる方法です。

 (1)場所はどこでする?

飲食店を決めるのに飲食店検索サイトを使っている人は非常に多いようです。あなたが飲食店を探す際は、まず場所で検索することでしょう。あなたが店を出すのであれば、駅から近い店がいいですか?それとも、路地裏がいいでしょうか。それを考えることは、コンセプトの一部を考えることなのです。

 (2)どんな客層に来店して欲しいのか

飲食店を探す場合、場所の次に選ぶのは客層ではないでしょうか。カップル向きなのか、ファミリー向けなのか、一人でふらっと立つ寄れる孤独のグルメ向けの店なのか。

 当たり前ですが、あなたの店づくりによって訪れるお客様の客層も変わります。外国人にも来て欲しいなら、場所は六本木がいいかなあ、なんて、客層のコンセプトによって場所のコンセプトも随時変更していきましょう。

 (3)客単価はいくらなのか

客 単価とは、1回の来店で一人のお客様が食事代として支払う金額のことです。単価が600円の店と6,000円の店は仕入れコストも変わりますし、店の場所だって変化してきます。客単価(500~1500円ぐらい)が安いのであれば、時間あたりの回転率を上げなくてはいけませんし、客単価が高い(2000~5000円以上)のであればそれだけ接客や内装など長時間いられるだけのスペースとして飲食店としての質を上げなくてはいけません。

 (4)ネット予約はできる店なのか

ホットペッパーグルメのようなネット予約できる飲食店サイトは増えています。ホットペッパーグルメの他にも食べログやEPARKグルメ、ぐるなびなどなど。ネット予約を受け付けるのであれば、遠くから来るお客様も増えるのでホームページも作るべきでしょう。

 (5)食事内容のジャンルは何か

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飲食店検索サイトを見ると、居酒屋・インド料理・アジア料理・洋食・和食といったようにジャンル分けされています。人は外食する際、「今日は何料理を食べようかな」とまず料理のジャンルを決めて探すことが多いのです。

 そのため、あなたが飲食店を開く際の料理のジャンルも大切です。需要のあるジャンル(ラーメン、寿司屋etc)の場合は競争相手が多く、あまりにマイナーなジャンル(ウズベキスタン料理)の場合、競争相手は少ないですら来店客が少ないのが弱点です。

 最近注目されているジャンルは、「筋肉」です。先日筆者が行った美容室の美容師さんも言っていたのですが、最近ではトレーニングをしている男性が非常に多いのですね。普通の飲食店では糖質が多く、食事に気を付けている方には合わないメニューだとか。

 既にあるジャンルではなく、新たなジャンルをあなた自らが作る!こんな意気込みも、起業には必要です。

 (6)どんな広さの店なのか

お店の広さによって、売上額は変わってきます。お店の広さの話をする際、よく〇坪(畳二畳分の広さ)という単位を耳にすることでしょう。

 飲食店をやるにあたり、一日の売上や月間売上を計算する際に、一坪あたりいくらの売り上げが理想的か、という基準で適正売上を求めます。例えば、20坪の広さの店であれば、それに15万円をかけた額がひと月の理想の売上です。

 20坪×15万円=300万円

 ②資金計画を立てる

次に事業計画書を作りましょう。事業計画書とは、以下のような内容を網羅する書類のことです。インターネット上でもよくテンプレートが出ていますので、気になったものはダウンロードしてみるのも勉強になりますよ。

 ・会社の概要

・取引先の情報

・ビジネスモデル

・市場把握

・設備資金と運転資金の内訳

・収支計画

・資金繰り表

 事業計画書で最も大切な部分は、収支計画と資金繰り表です。収支計画をきちんと書くには、市場把握(マーケティング)が必須です。きちんとした資金繰り表は、融資を受ける際に金融機関から高評価を受けられます。

 ③集客するための計画を立てる

集客はやみくもにやっても成果は出ません。まずは、どんな集客方法があるのかを知り、自身の店に合った方法、そして最もお金のかからない方法を選択しましょう。

 【昔からある宣伝方法】

  • ポストイン
  • 地域のフリーペーパーに掲載
  • A看板(ウェルカムボード)

【SNS】

  • Facebook
  • LINEアプリ
  • インスタグラム
  • Twitter

【飲食店検索サイト(グルメサイト)提携】

  • ぐるなび
  • ホットペッパーグルメ
  • EPARKグルメ

 また、食事の配送もするのであれば、以下のようなフード配達サービスに広告を出すのもアリです。

 【フード配達サービス】

  • Uber eats
  • 出前館
  • LINEデリマ

 ④基本的、だけど最も大切な「看板」

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最後にお伝えするのは、店の看板の重要さです。看板が目立つだけで、SNSなどの宣伝をするよりも莫大な効果があります。店を作る前であれば、看板の目立ち度についてはこだわってください。

 不動産を契約する前に、A看板(黒板のような看板)を歩道に出しても問題のないエリアなのかをチェックするのも重要です。

 まとめ

潰れない飲食店は、これだけは負けないという1つだけ特技があるケースが多いのです。正直あまり美味しくない店でも、そのあたりに飲食店がないのであれば勝てるチャンスはあります。

また、コンセプトと資金計画をしっかりたてること。計画がしっかりしている店は、競合と勝負した際に負けづらい店となるのです。

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株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
資格の学校TACで財務諸表論の講師を5年行う。税理士事務所勤務を経て、平成23年より個人で融資サポート業務をスタート。
平成27年12月、株式会社SoLabo立ち上げ。
融資支援業務に力を注ぎ、現在では400件以上の融資支援を行っている。