カフェバーを開業したいと考えている人の中には、どのような準備をすればいいかを知りたい人もいますよね。
今回の記事では、カフェバーを開業するために必要な知識やノウハウを解説します。
カフェバーとは何か?
カフェバーのチェーン店と言えば、株式会社プロントコーポレーションの運営するPRONTが挙げられます。朝行くとモーニングセットが提供され、昼間に行くとパスタが提供され、そして一日の最後である夜に行くとアルコールやおつまみが提供される。
まさに、第二の家のように「いつでも」「気軽に」立ち寄れるのがカフェバーの特徴のひとつです。
カフェバーのメニューは手早く提供できるものにする
お客さんは、カフェバーにお気軽感を求めている傾向があります。
そのため、メニューも昼はパスタやサンドイッチなど、夜はお酒とおつまみといった軽食を中心にしている場合があります。営業時間も長い傾向にあるため、メニュー構成は工夫を凝らしましょう。
生鮮品(トマト、レタス等)は一部に留め、使いまわしのきく食材(ハム、フライドポテト等)や保存食品(パスタ、缶詰老等)を利用すると、食材ロスを減らせる可能性があります。
カフェバーの開業には1,000万円は必要!その内訳は?
カフェバーを開くには、1,000万円程度の資金が必要な場合があります。何故かと言うと、カフェバーの特徴として立地にこだわる傾向があるからです。
カフェバーは元々、ヨーロッパで定着しているスタイルです。目貫通り沿いや観光地からほど近い目立つ場所など、ヨーロッパにあるカフェバーの立地は良いのです。
日本で成功しているカフェバーも立地にこだわって傾向があります。もちろん、オーナーの個性やこだわり、メニューの良さなども成功の裏にはあるでしょう。立地は良く、面積は狭い。こんな条件の不動産を是非探してみてください。
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カフェバー開業に必要な費用 |
店舗取得費用 |
【都内:家賃33万円の場合の一例】 ・家賃の6か月分の保証金198万円 ・前家賃33万円 ・仲介手数料33万円 計 264万円 |
内装工事費 |
水道・ガスの工事からエアコン取付やトイレの設置など 100~300万円以上 (居抜き物件の場合、費用を抑えられる傾向があります) |
調理器具 |
扉付き食器棚、温度計付き冷蔵庫、シンクなど 150万円前後 |
店内設備 |
テーブル、椅子、ソファや内装小物など 100万円前後 |
宣伝費 |
ホームページ作成やチラシ媒体など 100万円前後 |
運転資金(半年分)
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食材仕入れ、光熱費、人件費等、家賃 300万円前後 |
カフェバー開業に必要な資格や手続き一覧
カフェバーを開くには、以下のような資格や手続きが必要です。
(1)食品営業許可証
店舗完成の2週間前ぐらいに、最寄りの保健所へ申請します。
(2)食品衛生責任者
飲食店を開業する場合、各店舗に1人以上の食品衛生責任者の設置が必須です。食品衛生責任者は、食品衛生責任者の講座を受講する以外に、栄養士、調理師、菓子衛生士のいずれかの資格を持つことによりなることができます。
管轄の保健所では随時、食品衛生責任者講習会が実施されています。受講料10,000円で講習会に参加すれば認定されます。申込先は、各地の食品衛生責任者養成講習会のサイトです。
※上記リンクをクリックすると、食品衛生責任者養成講習会の公式ページにリンクします
(3)深夜酒類提供飲食店営業開始届出書
深夜12時以降にアルコールを提供する場合は、営業を開始する10日前までに警察署に届出をしておきましょう。
開業するのは計画を立てよう!売上予測は3パターン作る
開業前に、お金の出入りをシミュレーションしましょう。
①立地の人通りは充分か?交通量のシミュレーション
不動産に言われたことをそのまま信じ、高い家賃の物件を契約してはいけません。自分の足でも交通量をみましょう。また、同時に付近の飲食店に顔を出して客層をみます。会社員が多いのか高齢者が多い土地なのか、どのような客層なのかを確認します。
②収支計画
融資を受けて資金調達をするのであれば、収支計画書というものを提出するでしょう。収支計画とは、一日にどれくらいの客が入り、どのくらいの食事をして支払うか、という予想をベースに作られます。
しかし、この収支計画が甘いとカフェバーを経営してから「こんなはずじゃなかった」と店をたたまなくてはいけない事態となります。調子の悪い時、普通の時、調子のよい時と3パターンのシミュレーションをしましょう。その際、季節イベントや地域の行事や宣伝計画とも合わせることも忘れません。
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