お店のメニューの構成は3つ!!
メニュー決めは本当に大変ですよね。こんなメニューが食べたい!こんな料理を作りたいと思っていても、それがお店と合っているか、食材は準備できるか、設備は問題ないかなど確認すべきことがたくさんあります。今回は、メニューを決める際に基本となるポイントなどをご紹介します。
1.メニューは多すぎないことが大切!大きく3つに分類しましょう。
メニューを決める際のコツはメニュー構成を3つに分類します。
(1)定番メニュー
定番メニューはその業態のお店であれば、必ずあるメニューというイメージです。
居酒屋ならば枝豆とビール、ドイツ料理ならばソーセージとビール、焼き鳥屋ならば鶏ももとビール、焼肉屋ならば牛タンとビールというところでしょうか?
定番メニューはあまりメニュー変更を必要としないメニュー枠です。業態、客層に合わせた定番メニューを設定しましょう。
(2)看板メニュー
看板メニューは「ウリ」となるメニューです。
この3つをしっかりと検討して、このメニューを食べたいからあのお店を利用しよう!と思ってもらえるような看板メニューを設定しましょう。
(3)季節メニュー
季節メニューは、最低でも年4回は更新されます。お客様に目新しさを提供することが出来ます。季節で変更するということで、変更のタイミングも周知されやすいというメリットがあります。
旬の素材には、その時に摂りたい栄養素などが含まれているため、素材を上手に使用したメニューを設定しましょう。
2.何かに特化した「こだわり」のお店も人気
最近の飲食業界では、1品にこだわったお店も注目されています。コンセプトや価格設定がしっかりとしており、採算が取れるお店であれば、こだわりの1品で勝負するという方法も
良いと思います。とは言え、なかなかそこまで絞り込むというのは難しいという場合には、ランチタイムのみ、メニューを絞るという方法がオススメです。
ランチタイムは時間勝負です。お客様もお昼休憩中など時間制限がある場合があります。
メニュー数を増やすことで、料理の提供が遅くなってしまったり、注文するほうが選ぶ時間を取られるということをなるべく無くすためにも、メニューは絞って営業しましょう。
お昼ご飯を食べに行く際、どこのお店に行くかというよりは何を食べるかから考える方が多いのではないでしょうか?
何を食べたいからこのお店という印象を持ってもらうためには、ある程度メニューを絞っておくということは大切です。(牛丼が食べたいから吉◯家か松◯に行くといったイメージです。)
3.ジャンルが定まらなくなると「迷店」になってしまうことも
和洋折衷色々なメニューが展開されていて、ここは一体、何屋さん??というお店と出会ったことはありませんか?
色々な人の意見を参考にメニューを決めたら、結果的にいろんなメニューになってしまったというケースです。メニューアイテムが多いと、抱える食材も多くなります。
動きが鈍いメニューも出てきます。そうなると、食材はロスになる可能性があります。ジャンルはしっかりと固めて、メニューを設定しましょう。
4.食材をうまく活用して「美味しいメニュー」を
メニューを決める際には、同じ食材を違うアレンジで提供できるように工夫することも大切です。限られたスペースで食材を管理する必要がありますし、調理を行うスペースにも限りがあります。
1つの食材を数種類のメニューに上手に使用するようなメニュー構成にしましょう。また、合わせて、工程数もしっかりと確認しておきましょう。
まとめ
メニューを決める際には、アイテム数を増やしすぎないことが大切です。お店の規模や調理工程も踏まえ、お客様をお待たせせずに提供できるアイテム数を設定しましょう。
オープン当初はオペレーションに慣れていないことも考慮し、少し少なめのアイテム数ではじめ、徐々にアイテム数を適正にしていくという方法もひとつです。
また、メニューは定期的に変更することで、お客様に飽きずに利用してもらうことが出来ます。また、飲食業界にも流行があります。流行にとらわれるぎてもNGですが、色々なことにアンテナを貼って、お店のメニューに活かせるようにしておきましょう。
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平成22年04月 資格の学校TAC入社、財務諸表論講座講師を5年間務める
平成24年04月 税理士事務所で勤務
平成24年08月 個人で融資サポート業務をスタート
平成27年12月 株式会社SoLabo設立
現在までの融資実績は1600件以上
【書籍】
『独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方35の秘訣』(幻冬舎)
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