バーの開業は居抜き物件でするべき?

バーの開業は居抜き物件でするべき? 起業のための資金調達 – 飲食(飲食店・外食・デリバリー)
バーの開業は居抜き物件が良い?

店舗物件はどうやって決める?

「将来自分のお店を持つ!」

実際にバーテンダーとして働いている方の中には、自分の店舗を持つために現在修行中!という方も多いのではないでしょうか?

バーテンダーの技術を磨くことは大切ですが、開業してお店を経営するということは、お客様に美味しい料理やお酒を提供する以外にも準備しておくことがたくさんあります。

店舗物件を探すのも、その1つです。

ここでは、店舗の探し方をはじめ、バーを開業するために必要な準備を解説します。

 

1.バーの開業は誰でもできる?資格は必要?

バーを開業するために必要な資格には、以下の4つがあります。

食品衛生責任者

防火管理者

飲食店営業許可

深夜酒類提供飲食店営業

 

(1)食品衛生責任者

食の安全に関わる資格で、飲食店であれば食品衛生責任者を各店舗に1名以上置かなければなりません。

資格を取得するには、保健所が行っている食品衛生責任者養成講習を受講します。

講習は1日で、10,000円の受講料がかかります。

 

(2)防火管理者

従業員などを含む30人以上が収容される店舗の場合は、防火管理者を選任し、管轄の消防署長に届出が必要です。

2日間の講習を受講することで防火管理者の資格を取得できます。

 

(3)飲食店営業許可

前述した2つの資格を取ったら、管轄する保健所に「飲食店営業許可」の届出をします。

飲食店営業許可は、レストランやカフェ、お寿司屋さんやラーメン店など、一般的な飲食店であれば取得は必須です。

もちろんバーも該当します。

営業するお店の形態によって、必要な手続きや書類が異なりますので、保健所に事前に確認しましょう。

 

(4)深夜酒類提供飲食店営業

お酒を提供しているバーであれば、深夜0時を超えて営業する可能性もあるでしょう。

仮に深夜0時以降も営業を考えているのであれば、深夜酒類提供飲食店営業の届出を忘れずにしましょう。

 

(5)バーテンダーの資格

基本的には、資格を持っていなくてもバーテンダーになることは可能です。

民間資格がいくつかありますが、ここでは代表的なものを紹介します。

資格を取ることでアルコールについての知識や衛生管理など、役立つ知識を得ることができます。

また、資格は技術の証明になり、お客様や社会の評価や信頼にも繋がりますので、取得することをおススメします。

 

【一般社団法人日本バーテンダー協会(N.B.A)が認定している資格】

バーテンダー呼称技能認定試験

インターナショナル・バーテンダー呼称技能認定試験

 

 

2.開業資金はいくらかかる?

では、実際お店をオープンしようと思ったら、どのくらい費用がかかるのでしょうか?

「物件の取得費」「内外装工事費」「備品・仕入れ費」「月々の家賃」の4つに分けて、どのくらい資金が必要になるのか、事前に算出しておきましょう。

 

(1)物件の取得費

開業するには店舗が必要です。

店舗を借りるには、毎月支払う家賃とは別に保証金や礼金、不動産仲介料などが発生します。

物件取得費の相場は下記のとおりです。

今回は家賃15万円と仮定して計算してみます。

家賃は立地やお店の広さなどで異なりますので、ご自身の想定している家賃でシミュレーションしてみてください。

(2)内外装工事費

居抜き物件なのか、スケルトン物件なのかによって、かかる費用は大きく変わります。

電気や排水などの工事を含め内装を一から作ると、少なくても200万円以上はかかるでしょう。

外装工事については、看板や塗装、修理などで120万円~200万円程度見積もっておく必要があります。

その他、空調設備の工事には50万円ほどかかります。

 

(3)備品・仕入れ費

バーの場合、グラスにこだわりたいという方も多いのではないでしょうか?

ワイングラスやロックグラス、カクテルグラスなどさまざまなグラスがあります。

また、シェーカーやワインクーラーなどもバーには欠かせませんよね。

提供するお酒に関わる備品はすぐに思い浮かぶかもしれませんが、お店を開業するとなると、レジ周りやトイレ用品などの消耗品も準備する必要があります。

漏れがないように一度リストに書き出して、しっかりと確認しましょう。

自分だけで考えていると忘れているものもあるかもしれませんので、他の人にもチェックしてもらうとなお良いです。

 

下記の記事には、一般的な飲食店を開業する際に必要な備品について詳しくまとめてありますので、

飲食店開業に必要な備品には何がある?厨房・ホールで必要なものまとめ

を参照してください。

 

(4)家賃

毎月支払う家賃です。

前述しましたが、お店の広さや立地などによって変わりますので、どこにオープンしたいのか、どのくらいの売上を想定するのかよく考えた上で、物件を選びましょう。

 

3.物件を選ぶ大事なポイント

バーを開業するには、少なくとも600万円~700万円は初期費用として準備が必要です。

どのような物件を選ぶかによって、初期費用を安く抑えることも可能ですので、 考慮すべきポイントを押さえておきましょう。

 

(1)居抜き物件 or スケルトン物件?

居抜き物件は、前の店舗の内装や厨房機器などが残されている物件のことです。

何もない状態から内装をつくるスケルトン物件に比べると、コストを大幅にカットすることができます。

しかし、メリットばかりではありません。

バーであれば、お店のコンセプトやイメージにこだわって店づくりをしたい経営者の方も多いでしょう。

イメージ通りの物件に出会えれば良いですが、必ずしもそのような物件が見つかるとは限りません。

また、厨房機器などの設備に不具合があり、結局新しいものを買わなくてはいけなくなったのでは、意味がありません。

 

とはいえ、初期コスト削減は経営者にとって大きなメリットですので、しっかりと見極め居抜き物件をうまく活用するのも良いでしょう。

居抜き物件についてまとめた記事がありますので、こちらを参照してください。

飲食店の開業!居抜き物件は本当にメリットだらけ?注意点は?

 

(2)立地はどうか

どのような客層をターゲットとするのか、売上はどのくらいを見込んでいるかなど、開業前にお店のコンセプトを決めているかと思います。

お店のコンセプトに合った立地を選択することは、非常に重要なポイントです。

都心なのか郊外なのか、駅前なのか、また、オフィス街か住宅街かによっても客層は変わってきます。

駅近で人通りも多い場所であれば、それだけ家賃も高くなりますので、コンセプトと賃料の予算にあわせて、物件を探しましょう。

 

もう一点、大事な要素が自宅からの距離です。

バーの経営は、開店前の仕込みや閉店後のクローズ作業など、営業時間外の仕事もたくさんあります。

体力勝負ですので、通勤になるべく負担をかけないということも大切です。

 

4.お店を軌道に乗せましょう!

無事にお店がオープンできたら、次はお店を軌道に乗せるためにお客様を集客することが重要になってきます。

チラシを配ったり、ポスターを貼ったりして宣伝するのも良いかもしれません。

また、今はSNSでの情報発信が欠かせません。

ホームページやFacebook、インスタグラムでの情報発信を定期的にしていきましょう。

手間はかかりますが、このような地道な取り組みが重要です。

また、バーの場合、バーテンダーとの会話を楽しみたい!というお客様も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか?

あなた自身の個性や人間性をアピールして、ファンを獲得していきましょう。

 

まとめ

バーを開業するには、バーテンダーとしての実力はもちろんですが、経営者として資金繰りや集客など、必要な準備ややるべきことがたくさんあります。

「将来自分のお店を持つ!」という目標を実現させるためにも、計画的にひとつずつ準備していきましょう。

株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
【プロフィール】
平成22年04月 資格の学校TAC入社、財務諸表論講座講師を5年間務める
平成24年04月 税理士事務所で勤務
平成24年08月 個人で融資サポート業務をスタート
平成27年12月 株式会社SoLabo設立
現在までの融資実績は1600件以上

【書籍】
『独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方35の秘訣』(幻冬舎)

【運営サイト】
資金調達ノート » https://start-note.com/
創業融資ガイド » https://jfc-guide.com/
inQup     » https://inqup.com/

【 動画で確認! 】株式会社SoLabo代表 田原がチバテレビに出演しました。